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★洗面所で死んでたまるか! 的な【パナソニック セラミックファンヒーター DS-FTS1201-W】

家電

生まれて初めてセラミックファンヒーター買いました

北摂の山間は寒い。
というか、ここのところ(2018年10月下旬~11月初旬)かなり寒い。
以前住んでいたところも、駅より2度低かったんですが、この春に越した新居はそこから更に2度以上低い。
噂に寄ると冬場は路面が凍結するのでスタッドレスタイヤじゃないとヤバいらしい。
大阪なのに!(^_^;

ようするに今までより標高が高いからしゃーねーだろ、というお話なんですけどね。

◎問題は洗面所

我が家の場合は洗面所兼脱衣所になります。まあ、マンションだとそんな感じですよね。
以前のマンションでもそうでしたが、冷暖房が効いている場所とは隔離されている関係で、熱いし寒い場所になってしまうのです。

もっとも夏場の暑さは言うほど苦にはなりません。
問題は冬場の寒さです。

朝起きて顔を洗う。
出勤前のグルーミング。
シャワーやお風呂。

冬場はこれがけっこうクるんですよね。
最近はヒートショック、すなわち温度差が大きい場所に移動することに依り血圧変動が大きくなり、心筋梗塞や脳梗塞を誘発してしまう現象に気をつけなさい、と叫ばれています。
我々も気をつけねばなるまい、といいつつも「まあこれくらいならなんとか」的に対策を先延ばしにしてきたのでした。

◎引越した地域がどうにも寒いので、マジで対策を考えることに

私の好きな言葉「転ばぬ先の杖」でございます。
10月末に体験したあまりの寒さに「これはまずいな」と感じました。
今まででも寒いと思っていたのですから、それ以上の寒さ(温度差)になることは間違いありません。
そういうわけで前々からの懸案事項でありながら先延ばしにしていた「洗面所に暖房を入れよう」計画を発動することにしたのです。
本格的な冬が来る前に。

◎暖房器具を入れる前に考えてみたこと

暖房器具を置く、という単純な行為もいいのですが、実は以前の部屋とはちがって、新居の間取りにはちょっとした裏技? が使えるのです。そこが旧居との大きな違いなんですが……。
それは間取りの違いです。

実は新居のキッチンと洗面所の間には扉があるんです。もちろんドアというよりは引き戸なんですが。
つまりキッチンと洗面所はつなげようと思うと繋げられるわけです。
これが何を意味するのかと言うと、「洗面所使う時はドアを開ければ温度差問題は解決するんじゃね?」というもの。
しかも暖房を入れるより圧倒的に早く洗面所はあたたまるはず。
故に一件落着。

だがしかし。
そうは問屋が卸さないというか、自らそのチョイスをつぶしているといいますか、そのキッチンと洗面所の仕切り扉は実は既に殺されているのです。
キッチン側にカップボードを置いて、ドアは「なかったもの」、つまり壁と化してしまっているのです。
もちろん引き戸自体は洗面所側から開きますが、開くとカップボードの裏側が見える状態です。
上の方は空間があってそこから空気のやり取りはできるのですが、さすがに暖房用ダクトとしては機能しなさそう。

この扉については引っ越し前からかなり悩んだのですが、カップボードの置き場がそこしかなかったのですよ、どう考えても。カップボードを捨てて、新しいキッチンに合った壁全体に作り付けカップボードを造作しようという案も出ましたが、予算的にとんでもないものになるので実現化はしませんでした。
ヒートショックを完全に防ぐほうがベターではあるのでしょうが……。

なので暖房器具を導入するのはもはや避けられない自体となっているのでした。

◎どんな暖房をチョイスするか

洗面所用の暖房器具といえば、思いつくのはいわゆる「電気ストーブ」です。
しかし、調べてみると私の思っている「電気ストーブ」というのは極めて曖昧な名称であることを認識するに至りました。
「電気で可動する暖房器具(notこたつ)」=「電気ストーブ」だと考えていた私ですが、その「電気ストーブ」目……いや「科」くらいか。「目」は暖房器具全般的な?

えっと。
つまり、色んな「温め方法」がある事がわかりました。
そしてそれぞれの特徴も。
ざっくり言うと、「電気の力で何を温めるか」の違いになります。

○オイルヒーター

これは電気の力でためてあるオイルを温めて、その熱を部屋に放出するタイプ。
基本的にファンレスで、対流現象を用いて温めます。

実はこれ、以前にデロンギのタイマー設定可能なやつを使っていたのですがちょっと役に立たないというか……。電気代ばかりかさんでさっぱり温まらないというか。

なのでずっと押入れの肥やしだったんですが、引っ越しの時に知人に押し付けました(捨てるのは忍びなかったので)。

○ハロゲンヒーター

これは石英管に封入したハロゲンガスをニクロム線で熱し、その発熱で温めるタイプ。
特徴的には近赤外線もの。

○カーボンヒーター

これはハロゲンヒーターの亜種で、ハロゲンガスの代わりに不活性ガスを、ニクロム線の代わりに炭素繊維を発熱体としたヒーター。
遠赤外線が多く発生するとされており、ハロゲンヒーターの進化版と言っても良さそう。
つまり、この時点でハロゲンヒーターの選択肢はほぼなくなりました。

○グラファイトヒーター

これもいわばカーボンヒーターの亜種で、炭素繊維の代わりに黒鉛を発熱体として不活性ガスを熱して温めるタイプ。
遠赤外線がハロゲンヒーターより20%も多く、かつ発熱速度が圧倒的に早いのです。
ぶっちゃけカーボンヒーターの上位種。
つまり、この時点でカーボンヒーターという選択肢は消えました。

○セラミックファンヒーター

現時点で勝ち残っているのはグラファイトヒーター。
つまりここではセラミックファンヒーターとの戦いが繰り広げられる模様。

まず両者の一番大きな違いについて。
それはもちろん「ファンの有無」でしょう。
つまりグラファイトヒーターはあくまでもいわゆる「電気ストーブ(ただし最上位)」なのに対して、セラミックファンヒーターは電気ストーブに機能を追加したもの、と言えるでしょう。

いや、もはや電気ストーブという範疇にはとどまらずむしろ「ファンヒーター」の仲間に入れたほうがいいのかもしれません。

ガスファンヒーター、石油ファンヒーター、そしてセラミックファンヒーター。
ファンヒーター三兄弟の末妹です。
そう。エネルギーの種類が違うだけで、これらはみなファンで熱風を吹き出すヒーターなのです。

旧宅では冬場の暖房器具はガスファンヒーターでした。
ファンヒーターこそ、我が家で最も馴染みのある暖房器具。

さて両者の違いはファンの有無。
だけではなく、ヒーターとしての特性が全く違うので、そこもきちんと把握しておきましょう。

セラミックファンヒーターとは、セラミックを熱して、そこにファンで風を当てます。そして熱を帯びた空気がファンによって吹き出す、というもの。
面積を有する発熱体による反射熱であたためる電気ストーブ系と違って、温かい空気を吹き出して温める方式です。

発熱体は特殊なセラミックとアルミフィンを一体化させたもので、アルミに電圧をかけることでセラミックを発熱させ、同時にアルミフィンで放熱。そこにファンで空気を通すことによって熱を帯びた風が吹き出すというものです。

特性としてはグラファイトヒーターにはクラブベクもありませんが、基本的には即暖性に優れることが一つ。
もう一つは構造上発熱体が表面には一切出ず、やけどなどの心配が少ないことです。そもそも発熱したはしからファンで放熱しているという適温状態を続けているような構造ですしね。

よし、じゃあセラミックファンヒーターで決まり!

でいいのか?

※この他にもシーズヒーター、ニクロム線ヒーター、など色々ありますが、現在の代表的なもの、ということで。
パネルヒーターという種類もありますが、今回は洗面所ということでハナから対象とはなりませんでした。

◎もう一度グラファイトヒーターとセラミックファンヒーターの特徴を比較してみる

○グラファイトヒーター

・なんと言っても爆速の(暖かさの)立ち上がり。0.2秒ですって!
・遠赤外線効果が高く体の芯まで温まりやすい
・人を暖めるのにはいいが、部屋を暖めるのには向かない

○セラミックファンヒーター

・グラファイトヒーターほどではないがすぐに温かい風が出る
・温風に当たっているところは温かいが体の芯から温めるという効果はない
・温風を吹き出すので、部屋を暖められる(ただし狭い部屋に限る)

○どちらがより合目的的か?

問題は我が家にとっての合目的的なものはどちらなのか、です。
要件をもう一度整理してみましょう。

朝起きて顔を洗う(5分以下)
出勤前のグルーミング(10分以下)
シャワーやお風呂(5分以下)

これらの作業? はすべて10分以下です。
つまり何より(暖かさの)立ち上がりの速さが重要です。
すなわちグラファイトヒーターの方が向いていると言えます。

よし、やっぱりグラファイトヒーターだね!
と、いうわけでグラファイトヒーターをポチろうとした時に、ハタと思いついたことがありました。

○洗濯作業も洗面所で行う

要件に入れ忘れていた大きな、そして多分一番長時間の作業の事を思い出したのです。
我が家は洗面所が洗濯機置場を兼ねていますので、洗濯場所でもあります。
洗濯機のオペレーション自体は数分でしょうが、実はここで洗濯物をたたむ作業も行います。

冬場はベランダ干しでは乾かせないこともありますので、お風呂場を使った温風乾燥機能で乾燥させることも多いのです。
この場合、洗面所で畳んでしまうのが効率がいいのです。
だとすると洗面所での作業時間は10分を超えることも想定されます。

そしてもう一つ。
肝心な事を思い出しました。

○ヒートショック対策に必要なのは「移動先の部屋の温度」が問題なのではないのか?

温かい風呂場から洗面所(脱衣所)出た時、グラファイトヒーターのスイッチを入れるまでの間は相当寒いです。
グラファイトヒーターをつけっぱなしにしておくという手もありますが、基本的にあまり部屋は温まらないこともあって結構無駄なエネルギー消費と言えるでしょう。
しかもグラファイトヒーターのある面しか温まりません。
じゃあ二個置くのか?

一方のセラミックファンヒーターの場合、部屋を暖める効果があります。
主に電気代の問題で基本的に大型のセラミックファンヒーターが存在しないので、小型なものになりますが、それでも洗面所くらいであれば温める事は問題ないようです。

◎最初の小型暖房器具はセラミックファンヒーターをチョイス

そう。
部屋を暖められるもの。
そしてそそっかしい我が家の場合はやけどの心配もなく安全性のより高いセラミックファンヒーターの方がいいのではないか?
という結論に達しました。

◎人感センサー付きモデルからチョイス

セラミックファンヒーターに決めたのはいいのですが、予想通り様々な製品が出ています。
安いものは5千円以下からありますし、どれがいいのか迷うところ。
そもそも予算とか決めていませんでした。

そこで少々勉強しました。
高いものはいろいろと機能がついています。
空気清浄機やら加湿器やら消臭機やら。グラファイトヒーターにはあまり見かけない機能満載です。
ファンを搭載しているということは空気に関する付加機能をつけやすいのでしょうね。
シャープはプラズマクラスター、Panasonicの上位機種なんて、ナノイー搭載です。

そんななか、我が家が欲しいのは「人感センサー」です。

短時間しかつけないですし、そもそも洗面所ですからプラズマクラスターとかいりません。そもそもお風呂とツーツーになるので加湿器も不要。
まあ、ついていてもいいですが使わないでしょう。だって加湿器って水がいりますよね? いちいち水を入れる手間がめんどくさいし、だいたい加湿器って細菌の温床でしょ? そういうのをきちんとメンテしないとかえって不健康。
温度センサーについては少しだけ欲しいな、と思いましたので、こちらは「最終的な決めて」項目としてピックアップしておくことにしました。

要するに要らない付加価値の為に値段が高いモデルは買わないよ、という感じでしょうか。

むしろ我々が欲しいのはタイマー機能と人感センサー。
特に人感センサーは便利そうです。
間違いなく消し忘れますから。

◎時間指定の入タイマー機能がない

切タイマー機能は結構ついているモデルが多いのに、入タイマー機能付きが少ない。
ましてや時間指定タイマー機能を持っているモデルが見つからない。

平日の朝はだいたい洗面所を使う時間が決まっているわけで、その少し前から温めておいてくれると嬉しいわけです。
が、そういう機能が意外にない。

ということで、入タイマーは諦め、人感センサーを必須機能ということで機種選びを行いました。

◎その他の要件

「人感センサー」が必須要件ですが、それ以外の要件は次の通り
・小型軽量(これは漠然としています)
・可搬性に優れる(取っ手がある)
・1000w以上
※温度センサー

そんな感じで色々チェックしたのですが、やっぱり基本的にはいつものように、地元企業、日本企業、基地の企業という感じで攻めていくのが私の家電選び。

つまりまずはシャープとPanasonicから探し始めました。

○シャープ

シャープだとこれ。
HX-HS1という縦型のコンパクトタイプ。
フットプリントが19×19cmと十分コンパクト。
上位の大きめのものは不要。

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これのいいところは、やっぱりプラズマクラスター。
プラズマクラスターなしのよりシンプルなモデルというのは存在していないので、プラズマクラスターがおまけでついてくると考えると相当いいモデルです。
どれだけの効果があるのかわかりませんが、要するに空気清浄機能がおまけでついていると考えればいいわけで。
もちろん人感センサー付き。
1200W/550W二段切り替えで切タイマーあり。
上位機種についている温度設定機能はこのタイプにはなし。

○Panasonic

パナソニックはこれ。
DS-FTS1201というシンプルな縦横両置きタイプ。
縦置きにした場合のフットプリントは21.5×14cm。
同系上位機種との差はナノイーの有無です。

https://panasonic.jp/danbo/p-db/DS-FTS1201.html
セラミックファンヒーター:DS-FTS1201●タテ・ヨコおけるコンパクトセラミックファンヒーター●ひとセンサーでかしこく節電●1h、2h、3hの切タイマー●持ち運びに便利な取っ手付

こいつの特徴は縦置きと横置きの両方に対応するところ。
横置きでつかうのか? というと微妙なところですが、立ち作業が長い場合は横にして足元を広めに、という使い方をしてもいいかもしれませんので、ちょっと魅力的。
関西だと1130W/620Wになる模様(関東というか50Hz地域だと1170W/640W)。
切タイマーあり。

◎Panasonic DS-FTS1201に決定

理由は価格差です。
シャープのモデルはPanasonicのナノイー付きのモデルと同じ価格帯になり、ざっと5000円弱の価格差がありました。
プラズマクラスターやナノイーは必須機能でも何でもありません。
両者が同じ価格帯であれば、おまけ的にプラズマクラスター付きのシャープのモデルをチョイスしたと思いますが、5000円弱の差は大きく、ここはPanasonicで決まり、でした。
実はデザインもPanasonicの方が可愛いかな、と。まあここは好みです。
縦横にできるという点も考えるとシャープを選ぶ理由は皆無と言っていいでしょう。

ということで、早速実験稼働中です。
まだまだ「いうほど寒くはない」ので「実験」といった感じ。

取っ手付き

人感センサーはやはり◎ですし、温風が吹き出るのに数秒しかかかりませんから速さも十分でしょう。

ファンヒーターなので空気取り入れ口にはフィルターあり。ちっちゃい。

あとは本格的に寒くなったときの部屋の暖まり具合がどうか、です。
十分つかえるようだったらこれをそのまま洗面所でつかい、もう少し小型のものをトイレ用に買おうと考えております。

というわけで、「かかってこいや! 冬!」みたいな?


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