かちょかばろー\(^o^)/
1st.インプレッションと違い、今回は辛口です
要するに○と×の「×」のみの回ということになります。
もちろん「○」もたくさんあるのですが、それはまた別記事にて。
◎初期不良発覚
「発生」ではなく「発覚」という単語を使ったのは、最初から存在していた不具合だと思われるからです。
私が「それ」を認識したのはKJ-65X9500H購入(設置)後2日目の帰宅後の事、在宅勤務中の同居人からの報告がきっかけでした。
「TVの調子どう?」
「なんか時々、一瞬フリーズするんだけど」
「マジ?」
「まじ。お昼のニュースを見てる時に何度も発生してた」
「うーむ」
いわゆる「プチフリ(プチ・フリーズのこと。仏英混同語なので多分日本限定のIT用語です)」ってやつですね。
購入当日にはふたりともそういう現象は認識しておりませんでした。もっとも当日はそんなに長時間視聴していたわけではありませんからね。そもそもテレビなんてあんまり見ない家庭ですから。
で。
聞けば30分ほど見ていたNHKで3回ほど発生したということなので15分から20分もみていたら1度位は発生するだろうと思って番組を流しながらじっと画面を注視してチェックしました。
ええ、その後すぐに私も体験しました、プチフリ。
念のために地上波だけでなくBSでもチェックしましたが同様の現象が発生しました。
なんと申しますか久しぶりに新しいTVを導入して、その多機能ぶりに盛り上がっていた気分が一気に萎える瞬間を迎えたのでした。多機能なのはいいけど、基本のTV機能がダメなのはいかがなものだろうか、と。
プチフリは視聴中に体験できますが、それはもちろん録画にも反映されます。
発生頻度は「忘れた頃」に発生する程度。
「プチフリをチェックするぞ-」と思って見始めて、番組に入り込んだあとで発生する感じ。もちろん正確に○分に1回、なんていうことはなくて、ランダムに発生します。
少なくとも15分に1回以上、という感じ。
なお、PrimeビデオやDAZNなどのネットによる配信系アプリでは今の所確認はできていません。同様にAndroidスマートフォンからchromecastで動画などを流して視聴していても発生しません。
つまりこの時点で「テレビアプリ」「チューナー」もしくは「アンテナ系統」に関する問題のいずれかだと予測できます。
ということで、期待薄ではありますが、現時点で実行できる対策を講じる……要するに本体側の不具合であるという仮説を立証するための面倒な検証作業が始まったのでした。
○アンテナレベル
最初に疑うべきはテレビではなくソース、すなわち映像信号そのものが乱れている可能性です。
が、それはハナから「ないだろう」とは思っていました。
殆どのマンションがそうであるように、我が家もマンションの共同アンテナから各部屋に設けられたアンテナソケットに映像信号が配信されております。
大元はeo光で、要するに光ケーブルテレビというやつです。信号は安定しまくりのはずでしょう。
もちろんエビデンスとしてTVの「設定」アプリから信号レベルを確認。
地上波も全く問題なし。
BS系はメーター振り切ってます。
○ケーブル不良による減衰や劣化の疑い
信号レベルをチェックして問題がない時点でこちらにも問題はほぼないと考えられます。
2本つないでいるうち、一本は念の為にとテレビと同時に購入した新品。もう一本は既存のケーブルです。
2本のケーブルを入れ替えて様子を見ましたがなんの改善も見られませんでした。
そしてこれが一番の証拠となる気がしますが、KJ-65X9500HとSTBで同時に全く同じ番組を録画していたのですが、KJ-65X9500Hで録画した番組にはノイズが入っているにも関わらず、STB側の番組ではノイズは皆無でした。
なおSTBにつないでいるアンテナケーブルをKJ-65X9500Hにつないで様子を見たりしましたが、同じようにプチフリが発生します。
この時点で問題はTV側にあると判断していいと思います。
ちなみにケーブルの取り回しも問題ないと判断しています。
地上波用とBS系とで2系統のアンテナを接続していますが、その2本のアンテナは接触させずに左右別々に誘導していますので接触など皆無。なのでアンテナ接触によるノイズ干渉などの問題もないと思われます。
○電波系遮断
TVとネットは有線LANで接続しています。
イマドキのTVはWi-Fiやらbluetoothやらの無線系の送受信装置が内蔵されていますので、そちらのノイズ干渉による不具合も考えてみました。
Wi-Fiはgoogleアシスタント機能などの位置情報取得補助として使用しています。なのでこれを完全にオフにして様子をみました。
ええ、予想通りなんの関係もありませんでした。
○再起動
KJ-65X9500Hって、要するにタッチパネルのない巨大Android タブレットみたいなものです。つまりパソコンの仲間。
パソコンの不具合修正には「とりあえずビール」的な手法として「とりあえず再起動」という定番改善法?がありますので、実行してみました。
そして視聴。
ええ、普通に?プチフリは発生。
再起動では改善しませんでした。
まあ、改善するなんて思ってませんでしたけどね。
ちなみに再起動後に画面に表示されるロゴを見ると「ああ、これはAndroid端末なんだ」ということがよく分かります。
sonyロゴ → Androidロゴ → BRAVIAロゴ → 初期画面起動って感じで表示されます。
○初期化
アプリのログイン情報とかが全部消えるので面倒くさいからやりたくない。
でも修理窓口に連絡すると必ず言われる「とりあえず初期化してください」ってやつを華麗にスルーする為には予めやっておく必要があります。
やりました。
ええ、当然のように改善しませんでした。
○SONYのサポートへ連絡
以上の検証作業の結果「これはもうTV側(おそらくチューナー?)に何らかの不具合がある」と判断した私は、SONYの修理窓口に電話しました。
出てきた担当者に症状を訴えたところ、帰ってきたのは「修理の手配をしてもいいのですが、買ってすぐということもありますので、一度販売店に問い合わせてみられては?」というアドバイス。
もちろんSONYの窓口の人はそれ以上の事は何もいいませんが、ようするに「初期不良交換してくれるかも。しらんけど」ということなのでしょう。
○販売店に修理依頼(webで)
SONYのアドバイスに従って販売店に連絡です。
まずは電話で連絡をしましたが「混んでる。後でかけ直せ」の連続。
面倒なのでwebのフォームから修理依頼を行いました。
○SONYの修理受付担当から着信(電話)
そして待つこと6時間。
販売店ではなく、SONY本体から電話がありました。
内容は「修理訪問日」のすり合わせです。
「混み合っていて、最短で2週間」みたいな感じで、けっこうまたされます。
まあテレビが使えないわけではないのでいいのですが、けっこうな放置っぷりですね。
「テレビがまったく映りません」って言えばすぐに駆けつけてきたのでしょうかね。
やってきた修理の人が「映るじゃないスか」って文句いったら「なんか映るようになりました。でも時々フリーズするんですよ」と本題?に入ってもらうという裏技? を使うほうがよかったかもしれませんね。
もし次回があったなら考えるとしましょう。
というわけで、このプチフリ事件の顛末は2週間後に。
◎追記(ただし修理前)
プチフリですが、変化があります。
変化というのは……。
・頻度が上がった
・フリーズする時間が長くなった(もはやプチではない)
当初は1秒にも満たない程度でしたが、現在(3週間後くらい)では数秒、長い時は3~4秒フリーズしています。
これはもう「まともに視聴できない」レベルですね、ハイ。