趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆お盆休みの最後の朝練は、同居人がまさかの熱中症で途中ダウン

自転車

にゃんぱす~(^o^)

自慢じゃありませんが、私はいままで熱中症にかかったことはありません

レベルは低いのかもしれませんが、熱中症耐性という属性がステータスに付加されているものと思われます。
だがしかし、同居人にはそういうスキルがないようで私よりかなり耐性は低い……ことは知っておりました。
最も顕著だったのが、過去に炎天下でビワイチを敢行した時でしょうか。
4/5くらいを消化した次点で「走行不能」宣言。冷房が効いたカフェで1時間以上休憩し、回復を待った記憶があります。
ホノルル・センチュリーライドも炎天下の160kmライドなのですが、ホノルルの炎天下のロングライドなど、日本の夏の炎天下にヒルクライムする事に比べれば、「赤子の手をひねるよりも容易い」と言っても過言ではないでしょう。

同居人は私などよりよほど根性もあって負けず嫌い、オマケに体力も上。要するに基本的なステータスは私よりアスリート力は2ランクくらい上なので、おそらくですが、同年代の普通の人より熱中症耐性もある方だと思います。

わかりやすいように冒険者ランクで例えるなら、私はFで、同居人はギリDという感じでしょう。
その同居人が「ごめん、気持ち悪い」と声をかけて突然停止。
太陽がさんさんと降り注ぐ8%くらいの勾配が続く登りの途中でした。
症状的には「何も考えられない」「しっかりしていないと意識が朦朧としてくる」「吐き気がする」とまあ、要するに熱中症の諸症状ですね。

これはいかん、と思った私は当然ながら救急車要請を考えましたが「それは不要。下るくらいはできる」と本人が言うのでそこでUターンすることにしました。出発して約13km地点(ちなみにうち12kmは登り坂)の出来事でした。


一応予備ボトルの水(すでに温水になっていましたが)を頭やら背中やらにぶっかけておきました。
その場所から家のまでは走ってきた道を逆行するのが最短ルート。ほぼ下り。
ただし最後に一箇所1kmのほぼ直線の登りがあります。自宅が丘の上にあるのでどのルートをとっても最後は少し登る必要があるのです。
坂の平均勾配は7%くらいですが、一部10%くらいまで上がります。
坂の登り口まで下りきった時点で様子を見て、歩いて登るのがしんどそうならタクシーを呼ぶなりしようと考えて走り出したのですが、ほとんどない信号待ちで「(これ以上走るのは)ちょっとムリかも」と申告が。

結局本人の強い要望でその場で休憩することに(救急車とかタクシー帰宅とかはナシ、という方向で、という意味)。
気分の悪さは少し改善したけれど、下っていてもぼーっとする感じがある、ということで「それは危険ですな」と。
登りならアレですけど下りは速度が全く違います。いくら抑えて走っても登りの数倍の速度です。要するに熱中症の時は登りより下りの方がヤバい、という事を私はその時初めて気付かされたのでした。
身体的な付加は小さくても、万全な状態で自転車を操れていないのなら「速度が出ている方がリスクが高い」というのは実にシンプルな理屈です。

というわけで、昔懐かしのNationalロゴが入ったエアコンの廃室外機などをながめながらそこでしばし休憩。

というような経緯がありました。
結局しばらく休憩してある程度の復活をみせた同居人は最後の坂も無事に登りきり、帰宅してシャワーを浴び、しばし昼寝をするともとに戻っておりました。
「何も食べたくない」と言っていた同じ口が「お腹へった」と。
食欲が出れば回復といっていいでしょう(しらんけど)。
その後は普通に元気にしております。

みなさんもムリせず、気温が相当に高いってわかっている時は「勇気あるDNS」を選択しましょう。
ちなみに翌日は午前中に買い替えたテレビが届く予定になっていたこともあって朝練はなし。
まあ、テレビが届かなくても大事をとっておやすみにしていたことはまちがいありません。

ちなみに我が家の場合、給水については問題はないと思っています。けっこうこまめに、そして十分な量とっていますし、念の為にGarminの給水アラートも出るようにしています。
おそらく本人の自覚はともかく、基本的なステータス、つまり体調が万全でなかったのでしょう。

同居人が言ってましたっけ。
「HCRの途中でなくてよかった」と。
マーフィーの法則によれば、熱中症にかかるのは折り返し地点、すなわちもっともゴールから遠い地点で発症しそうですからね。
まあ、どちらにしろホノルルの暑さはたかが知れてますから……といいつつも油断は大敵ですね。普段から体調管理はきちんとしておかねば、と思う今日このごろでございます。