趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★【unihertz Titan】におけるハイレゾ音楽再生機としての資質に関する一考察 無線編

PC IT系

はろはろ~(^o^)

今回のテーマはズバリ「Titanをmusic kegとして使う」です

「(PCよりは)ちっちゃいメモマシン」としてなんとか使えそうだという目処がたったので、お次は「めっちゃバッテリがもつデジタルオーディオプレイヤー(DAP)」としてどうか、です。

さて、Xperia XZ1 CompactよりでっかいTitanのアドバンテージはバッテリの保ちだけなのか? 音質でも引けを取らないのか?
要するにリプレイスできるのかどうか。
運命の分かれ道ってやつですね。

◎Playerアプリに悩む?

えー、悩んでません。^_^
Powerampという老舗プレイヤーを利用しています。
ハイレゾ対応が遅れていたので一時は利用を見合わせておりましたが、現在では対応済みです。ご安心を。

もっとも、だからといって私は別にPowerampを勧めるつもりはありません。ハイレゾ対応などどうでもいい人もいるでしょうし、そんなことよりミュージックストリーミングサービスを利用している人はサービス紐づけ純正プレイヤーを使うほうが面倒がなくていいでしょうし。

残念ながら私はあくまでもローカル側に音源がある事に意味があると考える古い人間なのでストリーミング配信サービスに全く興味がない陣営に属しております。なので、そっち側のアプリ評価はできません。

というわけで、私のミュージックアプリに対する絶対条件はかなりシンプルです。

1)flac対応
2)ハイレゾ対応

「ハイレゾ」とひとくくりにしてますが、細かいことを書き出すと面倒なので、そのへんは大人の対応で突っ込まずに流してください。(^^)
で、これらの条件はandroidではもはや標準対応。時代は変わりましたね。
iPhoneはいまだにflacに標準対応できておりません(AppleはALACゴリ押しなので対応するつもりすらない?)が、標準アプリを使わなければいいだけなので大した問題ではないでしょう。

これら2つの絶対条件以外で「あったらいいな」と思う機能は次のとおり。

•プレイリストの改廃がやりやすい
•リピート再生やランダム再生ができること。またそのオプションが豊富なこと
•イコライザーが使いやすい(普段はいっさい使わないんですけどね)
•音楽ファイルが存在しているフォルダを指定できる

どのアプリでも対応しているように思えますが意外にそうでもありません。
特に最後の音楽ファイルの場所はandroid規定の場所、すなわちルート上にあるmusicフォルダしか認識できないアプリが意外なことにまだ結構多いのです。
androidのガイドラインに従ってルート上のmusicフォルダを使えば問題はないんですが、自由度が低いのはちょっと面倒なことがあるので避けたいのです。

・アプリ側でボリュームピッチを細かくできる

実はこの機能がPowerampチョイスの個人的な決め手です。
共感してくれる人が結構いるかもしれないと思いつつ理由を説明しますと……。

androidシステムって、ボリュームピッチが粗すぎると思いませんか?
ヘッドフォンで音楽を聞いていて「ちょっと音が小さいな」と思ってボリュームを1段階上げる。すると「音、デカ過ぎ」状態に。慌てて一段下げると「だから音小さいんだって。この間が欲しいんだよぉぉぉぉ」……って叫びたくなること、ありませんか?

システムにボリューム管理を丸投げしている凡百のアプリと違い、Powerampはアプリ側で独自にボリュームピッチを細かく設定することが可能です。
androidシステムでは0を含めて全体を16のピッチに分けているのですが、これを最大100ピッチまで細かく切り分ける事が可能です。
ちなみに私は30で運用しております。

アプリ側でボリュームピッチをコントロールできるものはあまりない印象なので、その点でもPowerampはかゆいところに手が届くMusicプレイヤーアプリだと思います。

Powerampの問題は……有料アプリだという事でしょうか。
でも便利に使わせてもらっているのに「無料がアタリマエ」「有料とかうぜー」という考え方の方が「頭がおかしい」と私は思っています。
なので気に入ったアプリには喜んで利用料を払わせてもらっています。
もちろん「いや、この機能でその値段はちょっとアレだよね?だったら別の無料アプリでいい」という判断は各自の価値観や要求水準などによって違ってきて然るべきでしょう。

Powerampは多くの有料アプリと同じようにお試し機能があります。
機能制限無しで1ヶ月間「試用」できますので興味のある方は是非。
こういう「使って納得したらお金を払う」方式はウエルカムでございます。

話がちょっと横道に逸れますが、有料アプリについて。
有料アプリって二種類ありますよね。
多いのは機能制限をしているサブセット版をフリーで提供し、高機能版を有料としているもの。
反論はあるとは思いますが、広告を非表示にできる系もこちらのカテゴリーに入ると思います。
もう一つはPowerampのような機能制限はせず「期間限定」で無料開放しているもの。
開発者側にとってもエンドユーザーにとってもそれぞれ一長一短だと思いますが、エンドユーザーの一人として言わせていただけるなら、私は後者の期間限定方式のがいいと考えています。

◎音楽データは外部ストレージに

いきなり先にアプリの話をしてしまいましたが、お次は音楽のデータファイルの保存場所について。
先に少しだけ書きましたが、私はストリーミングではなく自前の音楽データファイルで音楽を楽しむ派です。
で、そのかさばる音楽データファイルの置き場所は、本体の内部ストレージではなく外付けのストレージです。Titanの場合はmicro SD カードで運用することになります。

外部ストレージを使う一番の理由は単純でして、本体側のストレージに余裕がないからです。
本体に入るだけ入れて、足りない分を外部に……ってな感じで場所を分割するくらいなら、管理が面倒ですから最初から全部を外部ストレージに入れるほうがいい、という考え方ですね。

ちなみにTitanの内部ストレージは128GBなので、「これで充分」という人はわざわざ外部ストレージを使う必要はないかもしれません。

さて、ではTitanにmicro SDカードをぶっ刺すわけですが……実のところ現時点ではまだTitanをこの先も継続使用するかどうかは決めかねています。
なので、Titan用に大容量micro SDカードを買うのは抵抗があります。

そこでCFやらDuoを含むメモリースティックやらスマートメディア、xDピクチャーカード、あ、microじゃなくてmini SDカードなんていうのまでごっちゃリ死蔵されているデスクの引き出しの奥を漁っていくつかのmicro SDカードをサルベージ。その中で一番容量が大きな200GBをまずは使って見ることにしました。

Titanが200GBを認識するかどうかがわかりませんでしたが、ダメなら128GB、それでもダメなら64GB……って今どき64GBまでしか認識しないのはありえないでしょうけど。
とりあえず200GBで様子を見て、そのうち情報も上がってくるでしょうし、Titanを継続利用する場合は512GBなりのカードを用意しようと思います。

で、200GBのmicro SDカード、あっさり認識しました。
一応情報としてお伝えしておきますと、私が使用したのはSanDiskの UHS-1対応のmicroSDXCカードです。

もっとも、今では256GBと値段がさほど変わらないので敢えてこれを買う意味はないと思います。

作法に則り? 電源を落とした後にsimカードと一体型になっているトレイを抜き、microSDカードを載せて差し込み、電源オン。

するとmicroSDカードを内部ストレージにするか外部ストレージにするかを聞いてきます。
試していないので定かでは有りませんが内部ストレージを選ぶとOS側で内部ストレージに容量をマージしてくれるのでしょう。

以前はKindleのブックデータって内部ストレージにしか保存できない仕様でしたので内部ストレージ化は個人的に意味があったのですが、いつの間にか外部ストレージに保存が可能になっているようなので(android)、個人的には内部ストレージ化にあまり意味を見出せません。

それに経験上、内部ストレージ化すると色々不具合が出る未来が予想できます。なのでここは明確に意味がある人以外は外部ストレージとたほうがいいでしょう。
そういうわけで今回も「外部ストレージ」とします。

まあ、アレですよ「君子危うきに近寄らず」です。
何より外部ストレージとしておけば、他の端末とそのままで使いまわしができますからね。

上の方でも少し書きましたが、androidではルートにmusicという名前のフォルダを作っておかないとシステム的に音楽ファイルを認識しません。
なので一応musicファイルを作成して、そこに音楽ファイルをいくつかコピーしました。

ハイレゾファイルを試聴したいので、とりあえず入れたのは「96kHz/24bit」のflacファイルを数百曲。

◎まずはbluetoothで

わざわざ96kHz/24bitのハイレゾデータを入れたのに、いきなり試聴はbluetoothかよ、という誹りは甘んじて受けましょう。^^;
いや、だってハイレゾ対応のヘッドフォンですし! LDAC接続ですし!

というわけで、通勤時にさっそく使ってみました。
bluetoothヘッドフォンが活躍する冬場は、Xperia XZ1 Compactが私のmusic kegです。なのでいつもと同じように聞いて、比較できます。

ペアリングは特に何の問題もありません。
SONYのヘッドフォン用アプリも問題なく利用可能で、Titan側でLDAC接続もチェック済み。

Powerampを立ち上げて適当な曲を選んでプレイボタンを押すと……。音がします!(^o^)
いやまあ、アタリマエですがな。^^;
というわけで何の問題も苦労もなくいつものように音楽を聞きながらの通勤を終えました。

さて、同じ音楽ファイル、同じヘッドフォン、同じLDAC接続。
違うのはスマートフォンだけ。
あと、細かいところではXperiaは単純にミュージックサーバとして機能させていた為にbluetooth意外の無線機能は切っていました。具体的にはモバイルデータ通信やWi-Fiです。つまり機内モードにしてbluetoothだけonにして運用していました。
対してTitanは基本的にフルオープンです。というかスマートフォンとして色々使いながら音楽も聞いているという感じで、厳密に言うと音質的には不利?

なのですが、通勤用に音漏れ防止でボリュームを抑えた状態で聞いている限りでは音質の差は全く感じませんでした。
つまり、全く問題なし。
bluetooth特有の混雑時の音切れなども特になく、運用としては今まで何ら変わりませんでした。
つまり、Xperia XZ1 Compactは通勤カバンから抜き出してオッケーということになりました。

以上、LDAC接続で問題なし、というレポートでした。

こんな感じで今回は無線接続でしたが、次回は春~秋にかけて利用する有線接続。
お次の相手はスマートフォンではなく、バランス出力付きの専用機、いわゆるDAPです。
乞うご期待?^^;