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☆FF14 新米冒険者日記【飛空艇を造ろう!】

FF14
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ある日のこと。FCメンバーのKさんが言った。 「そろそろ飛空艇が欲しい」

Kさんは私が所属するフリーカンパニー(FC)のギャザクラ大王です。

◎ギャザクラ大王とは?

ギャザクラ大王とは私が勝手に考えた呼称で、ギャザラーとクラフターの全ジョブがカンスト状態にある人の事です。
私が所属するFCはメンバーが9人と小規模なのですが、幸いなことにギャザクラ大王が一人いるので素材さえ揃えてお願いすれば、なんでも作ってもらえるのです。

まあ、実はその素材集めが大変なんですけどね。
ギャザラーやクラフターをやっていない人は材料はSHOPやマーケットで購入するか、物によってはクエストやID(ダンジョン)のドロップ品をロット勝負で勝利する必要がありますから。
そしてアイテム(装備など)によっては、材料をマーケットで揃えると、そのマーケットに売りに出されている完成品を購入する方が実は安かったりするのです。

私と言えば、レベルが上限に達している(カンスト)しているギャザラー、クラフタージョブはなし。
最高が園芸師の62で、一番低いのが甲冑師の46。他のギャザラー、クラフターはその間という、極めて中途半端な状態です。
ぶっちゃけギャザラーとしてもクラフターとしても「半人前」なのです。

私が所属するFCメンバーでギャザクラをある程度挙げている人は9人中3人。
私はその3人の中でもレベルは一番低い状態です。

そんな私にギャザクラ大王のKさんが言うのです。
「飛空艇造りたいね」と。

◎飛空艇?

一応、ギャザクラをやっているので、名称だけはなんとなく知ってます。
カンパニークラフトという、通常とは違ってパーティを組んで建造する特殊なアイテムの一つだったはず。
とはいえ詳細は全く知りません。
だって「私には関係ないシロモノ」だと思っていたからです。
その「私には関係ないシロモノ」の名前がFCメンバーの口から(チャットウインドウですが)発せられたのです。

◎場所がいる

なんでも飛空艇を造る為には建造する広い場所が必要なのだとか。
そりゃあそうですね。飛空艇ですから、想像するに自動車程度を組み立てるガレージに収まる気がしません。それなりの建造場所は必要でしょう。

なんでもFF14の仕様では、そういう作業場は地上に設置できないそうなのです。
つまり飛空艇を作るために場所を確保する=土地を購入という展開にはなりません。
じゃあどうするのか?
そういう制作場所(FF14では工房と呼びます)は建物の地下に設置することになるそうな。
要するに工房を用意する為にはまず家が必要だということになります。

幸い私が所属するFCはFC用のハウスがありますので、前提はクリア。
じゃあ早速、というわけなのですが、タダで設置できるわけではないそうです。
当たり前ですね。
その建設費が80万ギル。

◎ただの雑談だと思っていた

その時はKさんと私の他に、サブリーダーのYさんも居て「じゃあ、それは私が出そう。でも(飛空艇を)作る作業自体は任せた」という話になっていました。
私はその辺のやり取りを聞いていて(見ていて)、「だったらいいね」的な雑談だと思っていました。
だって飛空艇ですよ?
「私には関係ないシロモノ」ですよ?
なので「まあ、そのうちそういうのもいいね」なんて思っていたのでした。

そして数日後。
ログインすると件のサブリーダーのYさんからさっそくFCチャットでメッセージが飛んできました。
「例の地下工房作、っといたから見といてね。あとはKさんとよろしく~」
「え、マジ?」

あの時の話を「そのうち」と思っていたのは私だけだったようで、Kさんはマジに造りたいと思っていて、Yさんはマジに「場所は用意してやる」と言っていたのだとこの時知りました。
だって、想像してみてくださいよ。
場所は社員食堂。
そこで同僚がこんな会話をしているところを。
「飛空艇が欲しいなあ。でも造るのには地下工房がないと……」
「よしよし、じゃあそれはお姉さんが用意してあげよう」
それ、実際に行動に移すと思いますか?
いやまあ、ゲームなんですけど、それでも微妙にリアルとシンクロさせてしまう自分がいるんですよ。
でも「ああ、そういえばゲームだったっけ」と思い知らされたような出来事でした。

その時は用事があってすぐにその地下工房を見に行くことができなかったのですが、用事が終わることにはKさんもログインしてきて、誘われるままに地下工房へと足を踏み入れたのでした。

が。
入り口がどこだかわからず、ウロウロする私。
Kさんに尋ねると「別室へ行く」というところをタゲると「地下工房に行く」が出てくるとのこと。
何のことはない。^^;
うちのハウスはその「別室に行く」扉がなぜか本棚になっていて、更にその本棚がロフトに上がる階段の向こう側になっているので気づきにくいんですよね。

そしてはじめて入った工房は……。

◎地下工房は亜空間にあった?

「おお、かっこいい!」
本棚から出たそこには、そう思わずそう声に出してしまうような、まさにかっこいい空間がひろがっていたのです。
そして同時にあることに気づきました。
「これ、お隣の地下どころか、この辺り一帯の地下に広がってない?」

そうなんです。明らかにFCハウスの敷地面積を超えた床面積があります。
つまり、そういうことです。
地下工房とは名ばかり。そこは異空間に違いありません。
もはや地下とかそういう名称は無意味かもしれませんね。

というわけで、ギャザクラ大王のKさんに教わって飛空艇の製作手帳を開き、まずは必要な材料をチェック。

チョコボを始めとするマウントにも種類があるように、飛空艇にも種類があって、とりあえずは一番小型のものから作れるそうで、それが「ブロンコ級」というもの。
ふむふむ、と製作手帳を見てみると……。
「ぐはっ」
ちょっとめまいがしました。
飛空艇は通常のクラフター製作とは違って、「飛空艇」というアイテムをいきなり製作することはできないようです。
まずは大まかなパーツを4つ(船体・気嚢・船首・船尾)それぞれ制作し、最後に組み上げる方式です。
さらにそのパーツも3段階に分けて製作を行う必要があり、当然ながら段階ごとに材料が必要になります。
また、一つのパーツを造り始めたら工程3まで進めて完成させないと他のパーツの作成に取り掛かれません。

一応、備忘録としてすべての工程で必要な材料とその合計個数を記載しておきましょう。

○飛空艇「ブロンコ級」建造に必要な各素材集計一覧

●金属材
ダークスチールプレート※  36
ダークスチールインゴット※ 24
ダークスチールナゲット※  21
コバルトインゴット     66
コバルトリベリット     18
コバルトフィッティング   48
ミスリルプレート      18
ミスリルリベット      60
スチールインゴット     128
スチールリベット      81
スチールフィッティング   51
アイアンインゴット     21
アイアンリベット      96
アイアンネイル       39
エレクトラムインゴット   18
シルバーインゴット     60
ブロンズリベット      18

●木材
スプルース材※       18
ローズウッド材       21
マホガニー材        18
ユー材           18

●皮革材
ソーリアンレザー※     6
ヒッポグリフソフトレザー  6
ボアレザー         18

●布材
山繭絹糸※         6
リネンカンバス       30

●その他
ワニス           18
鬼にかわ          18
シャード、クリスタル、クラスター類

うーむ。
私が普段制作しているアイテムは、多くてもせいぜい5~7種類まで。しかも製作工程は1回(1段階)ですからそもそも比べ物になりません。
これは到底私の手には負えないな、と思いつつもよくチェックしていくと、意外に「これはどうにかなりそうだ」という気になってきました。

というのもこれらはすべて現在の私で作成可能なものばかりに見えたからです。
しかもいくつかの素材は私のストックから出せそうです。
その上で足りないものを調達すればいいとなると……。

そうなんです。「飛空艇」が「私には関係ないモノ」から「手が届く存在」に変容していったのです。

その後、FCの共用倉庫であるカンパニーチェストに3つある棚のうち、一つを飛空艇用にして、そこに素材をストックしていくことになりました。

私に調達が困難なものはアイテム名の後ろに※を付けています。
これらは原料の採集場所が時間限定となっていて、会社員的な私にとってはなかなかハードルが高いものです。
具体的には4種。
「スプルース原木」からつくるスプルース材
「闇鉄鋼」が必要なダークスチール系全般
「生マユ」から作る山繭絹布
「ティノルカ茶葉」が必要なソーリアンレザー
他にも原料の中に通常採集はできず、IDのドロップ品となっている素材もありますがよく調べるとそれらは軍票と交換が可能な素材でしたのでそちらは問題なしです。

この内、以前製作の必要からマーケットで素材を購入して作成したものがいくつかあります。
「ソーリアンレザー」は必要枚数分、「スプルース原木」については一部がストックにありました。

◎ところで飛空艇って何?

そんなわけで訳がわからないうちにFCの飛空艇建造に関わることになってしまったわけですが、その素材を用意しながら、ふと思いました。
「で、飛空艇があると何がどうなの?」

ですよねー。
そのあたり、全く知らずにいきなり材料を集め始めた私はひょっとしたら巻き込まれ系の属性があるのではないかという疑惑が生じてきました。
まあ、属性はともかく飛空艇について調べてみました。

◎コンテンツ:エアシップボイジャー

飛空艇はエアシップボイジャーというコンテンツを遊ぶために必要なアイテム。
だそうです。
じゃあそのエアシップボイジャーとはなんぞや? という話になりますよね。
実際にやったわけではないので理解が違っているかもしれませんが、「FC版のリテイナー探索」みたいなもののようです。

つまり飛空艇に「探索してこーい」という命令を与えると、自動的に未知の雲海領域を(勝手に)探索して、いろんなアイテムを拾ってくるというもの。

ふむ。
なんとなくわかったような気がしますが、さてその実態はいかに?

というか、私は飛空艇って、FCメンバーがみんなで乗れる遊覧船みたいなものだと勝手に思ってました。
ほら、地図のトレジャーハントとかにみんな揃って行くぜ、みたいな?
要するに大勢乗れるフライングマウントかと……。

実は超高価なリテイナーだったとは……。
全然違いましたね。^^;

◎ブロンコ級飛空艇一隻のお値段は?

というわけで、素材集めです。
基本的に素材はマーケットでは買わずに自前調達でいこうと思っています。
自前調達には「すでに
というか、上述の調達困難なもの以外は、私の手持ち+αで一両日中に揃う予定です。

そうそう。
マーケットと言えば、興味本位でこの一番小さいブロンコ級の材料を全部マーケットとショップで揃えたとするといくら掛かるのか計算してみました。
結果は、私のワールド(kujata)の相場だと、ざっくり計算して80万~100万ギルです。
「飛空艇」という言葉からイメージされる金額と比べると意外に安いと思ったのは私だけではないはず。
これ、偶然ですけど奇しくも地下工房とほぼ同額ですね。

さすがにややこしいので一覧に数字は入れていませんが、素材とは別にシャードやクリスタル、クラスターといった触媒が必要になりますが、これらを含めてストックしているものと採集したもので賄った為、ギルは全く使っていません。
(厳密に言うと、テレポ代はそれなりにかかっています)

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そしてこの飛空艇、作ったら終わりではなく、作った後、つまり維持費がそれなりにかかる模様。そもそも動かすのに燃料がいるみたいだし……。
だとしたらその維持費を賄って余りあるくらいの価値があるアイテムを拾ってこれるのかなあ……。

でも、こういうのはワクワクしませんか?
私はワクワクしておりまする。

というわけで、我がFCに飛空艇がやってくる日も近い今日このごろです。
造船やエアシップボジジャーの成果などについてはまた後日お伝えしたいと思います。