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☆期待通りか、裏切り者となるか。刮目して待て?【RICOH GR III】

カメラ

RICOHのGR。それは天災に似ている

その心は「忘れた頃にやってくる」から。

◎発売日決定?

RICOH GRⅢ(以下GR3)が、今年(2019年)3月下旬に発売されることが決定しました。
という発表があありました。
流行りの言い回しを使うと「平成最後のGR」ということになります。
5月移行に発売延期しなければ、ですが。
ま、7年くらい前ならいざしらず、すでにこの手のプロダクトはバカ売れするものでもないので「予想以上の予約が入ったので」云々の理由で伸びることはないから大丈夫でしょう。

確かGR3が発表されたのは前年のフォトキナだから、夏の終わり頃だったはず。
それから約半年後の発売になりますね。
ええ、忘れてましたよ私は。
すっかり。

その開発発表時には、「なんだよ、まだ発売しないのかよ」ってな感じでスペックなどは軽く一読した程度、いやほとんどチェックしませんでした。
具体的には「手ブレ補正機能が乗るらしい」くらいしか覚えてません。
だって半年後なんて絵に描いた餅ですからね。
私に言わせれば「発売日が決まってから言え。話はそれからだ」的な感じでパッションもエモーションも生じませんでした。
見た目も同じですしね。

◎予約した決め手

今までもGRシリーズは予約して買うのが(私的には)普通だから。
というのは半分ウソです。
もともと発表時に「大した違いがなければ様子見」と思っていたのです。
でもGR Digital IV以来久しぶりの手ぶれ補正搭載モデルですから興味はあります。
GR Digital IVの手ぶれ補正は「カタログには掲載されていたけど、実機には搭載されていなかった」と揶揄されるほどの効き目(効かな目?)でしからね。なのでこちらも眉に唾をつけずにはいられません。

もちろん「予約始まったの? もちろんんするする!」みたいな感じで脊髄反射的予約行動をとったわけではありません。
むしろここまでスペックを舐めるように見た上で、さらに熟考して、結果予約したカメラは殆ど無いと言っていいくらいです。
つまり表面的には論理的、つまり理性的に選んだと考えております。

とはいえ「これがあったから」という「決め手」の存在は欠かせません。なんとなく相対的に性能がアップしているし、まあいいかという准信者的な行動ではないのです。

で、その決めてというのは「レンズが刷新されている」からです。
加えて手ぶれ補正とボディの小型化がこれに加勢した感じですね。
※小型化はしたものの、実は軽量化はされていない。

◎レンズのリニュアルは予定通り

GRⅡ(以下GR2)はGRのマイナーチェンジ版でした。
私に言わせればGR+、GRs、GR Ver.1.1とでも表記したほうがいいのではないかと思われるほど目新しさがないモデルでした。
むしろ軍艦部のちょっと盛り上がって不格好になっているという、意地の悪い言い方をすると改悪版と言っていいシロモノでした。

4年も待たせたGR3が、もしもセンサだけ変えて手ブレ補正機能を載せただけの、いわばGR2のマイナーチェンジ版、つまりGR ver.1.2なら絶対予約はしませんでした。
でも、さすがにリコーの中の人。私のように考えているGRファンが多くいることは先刻ご承知ででしょうから、GR3では「正しく」レンズの刷新を断行してくれました。

もともとGRは2世代ごと、つまり一つ飛ばしでレンズをリニュアルしてきた歴史がありますから、GRからGR2になった時にレンズがキャリーオーバーされていたのは古くからのファンなら「ああ、やっぱり」であったと思います。
しかし、だったら他に「これは新しい!」と思える機能を盛り込むべきだったのではないかと思いますが、追加されたのはスマートフォンとWi-Fi接続してどうのこうのというような、私に言わせれば「お茶を濁す」程度のものでした。
ええ、私はGR2に対して厳しいのです。
でも、長く愛して使っていますけどね。
ファンだからこそ敢えて言いたい、みたいな?

そして予定通りにレンズを刷新してくれたGR3。
いきなり「買わない理由」を塞いでくれたリコーに乾杯。
ということで予約しちゃった、というお話でした。

◎GR3をざっくりとおさらい

当然ながらまだ実機は手元にありませんので、カタログデータから読み解く、あるいは期待する、もしくはがっかりする? GR3の特長をまとめておきます。
なお、期待度は★の数で表現してみました。★★★★★が5点満点。☆は0.5です

○手ぶれ補正機能

期待度★★★★
「Shake Reduction」という名前を使っているということはペンタックスの手ぶれ補正技術が入っていると思います。
それを前提の期待度。
でも、リコーだしなあ……という諦めも盛り込んでおく(がっかりしないように)

○セルフ・センサクリーニング(ホコリ除去)機能

期待度★★
センサクリーニング機能は各社装備していますが、いまだにオリンパス(とPanasonic)のソレに匹敵するメーカーはありません(個人の感想です)。
PENTAXのそれも「なーんちゃって」レベル(個人の感想です)なのであまり期待しないほうが吉でしょう。

○ストロボがオミットされた

ガッカリ度★★★★★
高ISOでの高画質撮影が可能になったので、小型化に不利な内蔵ストロボをオミットした、ということなのでしょうが、安易なチョイスだと思います。
内蔵ストロボは必ずしも暗いところを明るく照らすものではなく、むしろ今でもデイライト、つまり明るいところでも影を持ち上げたりするのにほぼ使っています。ポートレートというか視線をもらう人物撮影の時、瞳に星?をいれるのにも役だつものです。
なのでこれは完全に改悪だと思います。
一定数いらっしゃる「ストロボなどいらん」宗派の方は快哉をあげていることでしょう。
ムキーッ!

もっとも、ストロボの有無とは切り離したところで高感度域で高画質になっているという点は期待しています。

○サイズが小型化

期待度★★★

GR2サイズを大幅にシュリンクすることに成功。もう少しでGR Digital IVに迫る勢いです。
いや、1mm以下は誤差と考えると高さを除くと小型センサ時代のGR Digitalシリーズとほぼ同等にまで小型化されました。
これもひとえに内蔵ストロボを割愛するというズルを行ったおかげでしょう。
堅牢性を保つ事を前提に、小型化、スリム化は手放しで喜びたいところですが、内蔵ストロボとのトレードだと思うとモヤモヤします。
というか、ストロボ外したんならもっと小型化しろや! と誰も言わないでしょうから私は敢えて文句を言っておきましょう。

GR3 約109.4(幅)×61.9(高)×33.2(厚)mm
GR Digital IV 108.6mm(幅)×59.8mm(高)×32.5mm(厚)
GR2 約117.0(幅)×62.8(高)×34.7(厚)mm

○10cmまで寄れる(マクロモードで6cmまで)

期待度★★★★☆
GR2が20cmまで。マクロモードなしでしたから、そりゃもうぶっちぎり。
小型センサ時代のGR Digital IVのマクロ撮影時の1cmにはさすがに及びませんが、通常撮影モードでレンズ前10cmまで寄れるのは素晴らしい。
センサの大きさ(APS-Cサイズ)を考えると快挙と言ってもいいでしょう。
更にマクロモード搭載で6cmまで寄れるのですからすごい。
OLYMPUS TG-5 Touchの出番が多少減りそうです。

なお、同じ28mm単焦点レンズを搭載したコンパクトカメラ、つまりGR3のライバルとして、LEICA Qというカメラがありますが、こちらはマクロモードにする必要があるものの、レンズ前11~12cmまで寄れます。APS-CのGR3に対してQのセンサはフルフレーム、しかもレンズはGR3の2.8に対し、QはF1.7という段違いの明るさ。
なのでこのクラス(28mm単焦点コンパクトカメラ)で手放しでトップとは言い難いですが、期待値は高いです。
というか、改めてLEICA Q(GR2より発売日は古い)の完成度の高さというかバーサタイルっぷりに舌を巻いてたりして。Qは当時すでに手ぶれ補正機能まで搭載してますしね。

○バッテリが刷新された

がっかり度★★★★
ストロボを削ったのと同じ理由で、つまり小型化の足かせとなっていたDB65という、長くGRシリーズに使われてきたバッテリ(GR Digital時代からですからね)を廃し、スリムなDB-110をチョイス。
もちろんこちらも弊害は大きいです。
具体的にバッテリの保ちが悪くなりました。それも劇的に。
GR2 約320枚
GR3 役200枚
「ふざけんな!」と椅子を蹴って立ち上がってもいいレベルですよ、GRファンの皆様!(^^)

○タッチパネルになった

期待度★★★★
タッチパネルじゃないカメラなどもはや時代遅れですからね。
こちらは評価するというよりもようやく普通になった、と胸をなでおろす感じですね。
操作感やインタフェイスその他は実物を触らないとわかりませんので期待はしているものの不安もちょっぴりあります。

○USB端子がType-Cになった

期待度★★★★
Type-Cはホント助かります。Micro USBの端子ってマジで表裏の判断が面倒で、かつ「これはすぐに(端子が)壊れるな」感がバシバシあってストレスたまりまくりだったんです。なので裏表関係ないだけでも大助かり。
というか、Micor USB端子だったら大暴れするところでしたよ。

しかもGR3のType-Cはただ形がType-Cになっただけでなく、規格がUSB-Alt対応。ここにつなぐだけで充電どころか、同時にテレビなど外部ディスプレイに映し出すことも可能なのです。
最近の4KDisplayには同じ規格のUSB-C端子を持つモデルがありますので、そこに繋げばUSBケーブル一本で4Kクオリティで画像チェックやスライドショーを楽しみながら、同時に充電もできちゃう、というスグレモノ規格なのですよ。
ここは最新機能を上手く取り入れてくれてサンキュ、と素直に褒めたいです。

特に私なんて、そのUSB-Alt対応の32インチ4Kディスプレイを買ったばかり。
これはもうGR3を予約する運命だったのかも、などと思っておりますです、はい。

☆Living in Eorzea【番外編】FF14用大画面ディスプレイを考える(最終回)
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ちなみに外部IFは基本的にこれだけです。USB-Alt対応ディスプレイを持っていない人は変換アダプタ(USB-C HDMIなど)。

○AFがハイブリッド方式になった

期待度★★★☆
コントラストAFと位相差AFを組み合わせてピントを合わせる方式を一般に「ハイブリッドAF」と呼ぶようですが、ハイブリッドAFだから「速い」とかすごいと判断するのは「早い」です。
この手の話はマジで机上の計算の域をでません。
実際に撮影してみて、感覚的に速いとか遅いとかを判断してみないことには……。
というのも、AFは速さだけではなく正確さ、「粘り強さ」の方が大事と思っているからです。
いくらAFが速くても、それは「理想的な被写体であった場合」に限ります。机上の計算とはそういうことなのです。
メーカーがスペックシートに理想的な数値を記載する目的で調整されたAFが、必ずしも普通の撮影で能力を発揮しまくるとは限らないのですから。
暗いところでちゃんと合焦するの?
雲にピント合うの?
茶色い家具でAF働く?
などなど、速さを語る以前にけっこうイラっとするAFが多いのです。
とはいえ、ここは刷新されているということなので期待しておきます。

◎その他ちょっと気になるところ

背面を見ると、今まで右上にあった上下ボタンが無くなってますね。


あれ、便利だったんですけど……。
これも小型化の影響なのかどうなのか、ボタン減らしても画期的に使いやすくなっているミラクルロジックがあるのか……。

ま、いろいろ書きましたが、発売日を刮目して待てってことで。

◎最後に

平成最後のGR(GRⅢ)発売前に敢えて新元号最初のGR(GR Ⅳ)に望みたいこと
それは防水機能。
それさえあればOLYMPUS TG-5の代わりにサイクルジャージの後ろポケットに放り込める。
むしろ全世界のロードレーサー乗りに「ロードバイク買った? じゃあ次はGR Ⅳだね」なんてCMで訴求できると思う。

ということで、「検証」は発売日以降に改めて。