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★ゲームPCとして使わない【GPD WIN2】レビュー その4

PC IT系

GPD WIN2は「アーメン」なPCか?

◎WIN2で仕事ができるか?

変な評価軸かもしれませんが、たとえそれがエディタ専用マシンであったとしても、PCとしての基本的な能力は重要です。

もちろん「仕事」という単語が極めて曖昧な表現だということはわかってますので、ここはもう少しコンセンサスが取りやすい項目に落とし込みましょう。
だって林間学校の夜のトークで「好きなこのタイプは?」なんて言われて「優しい人」なんて答えられても納得いきませんよねえ。
「いるんでしょ、好きな人。名前を言いなさいよ、オレオレ」って続くはず。というかお約束?
好きなタイプを聞いといて個人名を吐けと強要するのはいかがなものかと思いますけど、それもまた予定調和というかなんというか、青春?

◎GPD WIN2の青春度

ということで個人名暴露、じゃなくてワタシ的にどれくらいの能力があれば仕事に使えるのかという評価基準を考えてみたところ、それは「今使っている業務用PCに置き換えられるかどうか」という項目が浮かぶわけです。

いえ、これはまったくもってフェアな勝負ですよ、ええ。御座候の回転焼き(赤)に誓ってもいいくらいです。
というのも私が使っている業務用PC、結構だめなんですよ。
システム会社お仕着せPCなので、Corei3、2GB RAM、256GB HDD 32bit の OS(Windows 7)という低スペックマシンということもありますけど、もう6年くらい使い続けているので重いんですよ。
システムを再インストールすればリフレッシュするのでしょうが、業務システムはシステム会社に送ってやってもらうという、センドバック方式。しかも数万円の手数料が発生、という囲い込み悪徳商法なので完全に動かなくなるまではそのまま使う=生産性が下がり続けるという負のスパイラルパターンです。
そいつに新しいシステムもぶち込んでいるし、ファイルメーカーやオフィスといった重い系もインストールしているしで、主にスワッピングで待たされるのが辛いところです。

でも実はスペック上で既に仕事で使っているPCより快適なんじゃなね? と思わなくもありません。
CPUこそCORE Mですが、8GB RAM、ストレージは128GBしかありませんが、これ、HDDじゃなくてソリッドステートディスク、つまりメモリですからね。あとOSは64bitだし。

というか、しばらく使ってて、体感的にGPD WIN2の方が快適なのはもうわかってるんですよ。
なので、コイツに外部ディスプレイとフルサイズのキーボードとマウスを繋いで、業務用システム以外はWIN2上で仕事したほうがよっぽど効率いいんじゃね? と思っております。
まあさすがに私物を社内LANにつないではマズい(というか就業規則違反)のでやりませんけど。

そういうわけで、グダグダ書いてきましたけど、officeなどの文書系の仕事に使うのであれば、まったくもってストレスなく使えるくらいの能力を、WIN2は持ってます。
画像や動画処理とか、解析系ソフトを走らすなんて用途には向かないでしょうけど、だからって「ダメじゃん」なんて言う方がアホですからね。

さっきのパターンで例えて言うなら、「好きな人の名前を言え」と言われてクラスメートの名前を言うような感じでしょうか。
そう、アイドルやオリンピック選手の名前ではない、ということで受け入れていただけるのではないかと。

◎重要なのは処理能力より起動時間

そうなんですよ。
もちろん処理能力が全然ダメだったらアレなんですが、多少処理能力が低くても、私の用途だと起動時間の方が重要です。
「顔より性格」ってヤツですよ。
極論すると可愛いかもしれないけど、それはいつも化粧をバッチリ決めておしゃれに並々ならぬ気を使っているよりも、すっぴんでジーンズTシャツの子の方がいいってことですね。

考えても見てくださいな。
一緒に暮らし始めたとしましょう。
ちょっとどこそこへ出かける、というシチュエーションだけでなく、仕事や学校がある場合なども考えてください。
化粧バッチリおしゃれ決めまくりの子って、毎日毎日「化粧品を使った画像処理」や衣装選びに何時間かかるのやら……。
帰宅して寝る前までにもいったい何時間ケアに労力を注ぐのやら。
その点すっぴんジーンズの子なら、そりゃあフットワークが軽いですよ、いろいろとね。
それでいて性格もいいんですからね。
あと、普段すっぴんジーンズの子だって「エブリディすっぴんジーンズ」なわけではないんすよね。
で、たまに化粧しておしゃれなんかしている姿を見ると「おおっ」って思うわけですよ。
逆に普段からバリバリな子ってすっぴんになると「え?」ってなるわけで。

まあ、自分の彼女や配偶者を自分の装飾品として考えている人にはすっぴんジーンズより性格が悪かろうがいつも化粧べったりで衣装バッチリの子の方が体裁がいいのでしょうね。私には死んでも理解できないですが。
すっぴんで美人で可愛くて性格が良い子が一番いいのでしょうけど、そういうのって自分の胸に手を当ててから言えよ、みたいな話ですもんね。

えっと、話を戻しましょう。
一旦作業が始まったら普通に使えるけど、それ以外でストレスが溜まるのが、ちょっと前の低能力廉価PCの罠でした。
具体的には作業に入るまでに時間がかかるPCは、電車の中だったり、チョイの間などでは使えないということです。
私はKINGJIMのPORTABOOKでそれを学びました。

★KING JIM PORTABOOK XMC10 しばらく使ってみて
続き。(初出:2016/12/09) 次に各論に移りましょう。 起動時間については30秒程度と既に書きましたので、それ以上でもそれ以下でもないです。 この起動時間は物理的に短くすることは出来ませんが、体感的に短くすることは可能です。 ...

コイツは電源オンしてデスクトップが出てくるまでに30秒ちょい。更にその後CPUが落ち着いて、こちらの要求にちゃんと反応できるまで更に数十秒かかってましたので電車の中で取り出そうなんていう気にはなりませんでした。
だったらスリープにしろよ、と言われそうですが、PORTABOOKはスリープ時にバッテリ消費しちゃうという、なんというか「間違ったシロモノ」でしたので電源ON/OFF運用せざるを得ませんでした。
まあ、PORTABOOKのような机の上に置いてタイプするモバイルPCとしては、今度出るSurface GOなんかが私の好みには合うのかもしれません(ちょっと買ってしまいそうです)。

WIN2はこれがまともにできます。
「これ」というのはスリープ運用です。
まあ、Windows 10自体がMac OS同様にスリープ運用推奨のモダン系OSなのですが、ハードウェアがきちんとそれに対応できております。
具体的には蓋(ディスプレ)を開いて画面が表示されるのに3秒も待ちません。
そして画面さえ表示されれば、ちゃんと反応してくれますからすぐに文字を打ち始めることが可能です。
実際にはセキュリティの観点からスリープ復帰時にもパスワードを求めるようにしていますので蓋を開いてから実際にタイプを始めるまでに、時間はもう少しかかりますが、PORTABOOKのようなストレスはまったくありません。
まあ、PORTABOOKは親指タイプPCじゃなくて机がある場所で、つまりちょっと落ち着いて使うモバイルPCなので、マウスだとかいろいろ準備をしている間に立ち上がってくれるといいな、というある程度の執行猶予期間(時間)があったのですが、WIN2はそんな「甘やかし」など不要です。

ハンドヘルドPCたるもの、かくあれかし、と思える出来と言っていいでしょう。まさにアーメンなPCです。