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☆JAL 自転車輸送用専用BOX SBCONを2018年8月から運用開始

自転車

これは大雑把に言うと、JALが専用の輪行ボックスサービスを始めるということ

◎SBCONとは、Smart Bicycle Containerの略

あまりに不格好(個人の感想です)な形にびっくりしますが、最小の手間で梱包ができるようにいろいろ考えた結果のものなのでしょう。
サイクリストのwebサイトには実物の写真が掲載されていますが、いわゆるプラダン(プラスチック製ダンボール)製である程度の回数の使用に耐える作りになっている模様です。

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内部には要所要所にウレタンが貼られていて、「これでダメならしょうがないよね」と諦めがつく? くらいの作りにはなっている気がします。
空きスペースにはシューズやヘルメットなども梱包可能というのはありがたい話ですね。

◎具体的には前輪を外すだけ

図の通りで、前輪を外すだけというイージーなもの。


私が使っているシーコンのエアロコンフォートも飛行機での空輸用としてはかなり簡便な輪行袋なのですが、全後輪を外す必要があります。
慣れれば問題ありませんが、後輪は前輪より脱着に一手間ありますから、できれば前輪だけに済ませたいところ。
そんなめんどくさがりや初心者に優しいロジックだと思います。
というか、SBCONの運用方法を考えると、これはむしろサイクリストより空港の係員の手間を省く事が目的なのでしょうね。
どちらにしろ簡便な方式は大歓迎です。

◎導入の背景

JALのプレスリリースには次のような一文があります。

JALは、地域と一緒に「地域の元気」を創る「JAL 新・JAPAN PROJECT」を2015年より展開しています。この度、新・JAPAN PROJECTのテーマの1つである交流人口の拡大を目指す施策として、今後ますます盛んになることが予想されているサイクルツーリズムの多様なニーズに応えるべく、自転車輸送用の受託手荷物専用ボックス(SBCON エスビーコン)を一般社団法人せとうち観光推進機構(所在地:広島県広島市、会長:佐々木隆之氏)、および合同会社S-WORKS(本社:東京都港区北青山、代表社員:坂本潤氏)と共に開発しました。

せとうち観光推進機構が絡んでいるということは、素人考えだ日本のみならず、世界的に人気のしまなみ海道付近への空路アプローチを見込んだプロジェクトかな、なんて思いますが、もちろんしまなみ海道以外にも使えますから、沖縄など遠隔地へのアクセスが容易になるといいのですけれど。

◎問題点

今の所cyclistなどのMediaの記事が全てで、全貌が見えませんが、基本的には次のような理解をしております。

○空港から空港まで「だけ」の空輸用梱包材である(あくまでもJAL側の持ち物)

・メリット

かさばる輪行ボックスを個人所有する必要がなく、目的地についた時に輪行ボックスの置き場や保管場所に悩む必要がない点は◎

・デメリット

その反面、自宅から空港まで、空港から目的地までの「足」の確保がある意味必要になります。
つまり、空港までは自走して、目的地へのアプローチは空港が出発点なのか? という事です。
空港までは車載していく人の場合は自宅から空港までについては問題ありませんが、目的地ではいきなり乗り出すかレンタカーなどの運送手段を確保するか、別途輪行袋に詰め替える手間があります。
空港まで自走も車載もなしという場合は一旦輪行袋に詰めて、空港で組み立ててからSBCONに詰め直す作業が発生します。現地ではまたバラして輪行袋に詰め直す、と。

○ロードレーサーとクロスバイクのみの対応

これはまあ、マウンテンバイクなどの非対応バイクを使いたい人にはデメリットというか、「未対応かよ!」の話ですね。
もっともこのSBCON、発表されたのはいわばプロトタイプ……とまでは言わないものの、パイロットモデルであることは確か。なので最もパイが大きいと思われるロードレーサータイプを想定してとりあえずスタートするという都合は理解できます。最初からマウンテンバイクまで含めたサイズなどのバリエーション展開などができればベストなのでしょうが、ここはまあ、期待を込めた温かい目で見守ることにしましょう。

○現状は企画ツアー用

個人利用は「これからの課題」だそうです。
今の所空港に自転車で乗り付ける、なんて想定されてないでしょうし、手配会社がひとまとめにしてトラックなどでしかるべき場所に移送して、そこでBOXに詰め替えるというメソッドで運用を始めるのでしょう。
つまり個人利用についてはいくつか超えるべきハードルがあるということになります。
ツアーであれば前述した目的地の空港からの足などはそもそも企画されているのでしょうし、問題にはならないかもしれませんね。
でも個人利用できないとなるとメリットなんて感じない人のほうが多いでしょうし、これも空港利用ルールを含めて、今後の開放に期待したいところです。

○モニターツアー

これもcyclistの記事にありましたが、8月下旬にしまなみ街道系を目的地にしたモニターツアーが行われるそうです(詳細未定)。
それによる利用者(ツアー会社、参加者、そして空港スタッフなどすべて)からのフィードバックを得ながら、ボックス自体はもちろん、運用についてもいろいろとアップデートしていくとのこと。

◎まとめ

ツアー限定、ロードレーサーとクロスバイク限定ではあるものの、飛行機輪行時の破損率が下がるのは間違いないところ。
そしてJAL側にもSBCONを運用込でアップデートする旨を表明しているようす。
つまり「今後に期待」ということですね。

私としては大いに期待しています。
個人利用が解禁されれば、利用したいと思います。
例えば沖縄なんてぜひ走ってみたい。
空港から走り出しなんかができるのであれば、着替えや日用品などは予め宿に送っておいて、到着後は空港からすぐにサイクリングを楽しめるじゃないですか。

マジで今後に期待です。