趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★MAVIC Ksyrium Elite UST(2017)/YKSION Pro UST 25c 世界で最もいい加減なインプレッション 続編

自転車

~1000km以上走ってみて~

導入後、既にに1000kmを超えて走っていることに気づいたので中間決算……じゃなくて報告をしておきます。まあ、個人的な備忘録ですかね。

最初に結論を書いておこうと思います。
「もうホイール(とタイヤ)はこれでいいや」
でございます。
コレを使い始めてからはやれZONDAだの、やれフルクラム・レーシングゼロ・カーボンだ、なんて目移り? 高望み? みたいな事を考えることすらありませんでした。
もうこれで充分。
たかだか200gや300gの軽量化よりも圧倒的に楽ちんになるのは乗り心地と安定感(安心感)だと知った私でございますよ。

さて、まずは懸念事項だった「空気抜け」問題ですが、これは使い始めてすぐに落ち着きました。
わずか一晩で1.5barも下がっていた空気圧ですが、今では一週間で1.5bar~2.0barという具合に落ち着いてます。
理由はシロウトの私にはさっぱりわかりませんが、たぶんシーラント使用直後だと密閉度が足りなかったのでしょう。

そういう事もあって、空気圧について以前は「抜ける分を効力して、はじめは多めに入れておく」なんてこともしたのですが、すぐに最初から適正プラスアルファ(メーター読みで0.1bar)程度にしています。
適正空気圧については、MAVICがスマートフォンアプリを出していて、ソレに基づいて設定するようになりました。
体重などいくつかのパラメーターを入力すると、自分の適正空気圧がわかるアプリなので、メーカーから客観的な数値をもらえるというのは結構安心感があるものです。
ちなみに、アプリに依ると、私の適正空気圧は、フロントが5bar、リアが5.3barとのこと。低っ。(^_^;


Continental GP4000SⅡを使っていた時なんて、最低でも8bar以上(フロント8.0、リア8.5くらい)入れてましたからね。雲泥の差です(どちらも25c)。

ただでさえ乗り心地がいいとされるチューブレスなのに、更に空気圧も段違いに低いわけですから、そりゃあ以前と比べて乗り心地の改善度はもう……なんというか比較にすらなりません。
乗り心地がいい反面、ぐにゃぐにゃして頼りないのかというと全くそういう事はありません。
上りなんかで力が抜けていくなんて感じも皆無。むしろ以前よりもしっかりとパワーが伝わっているフィーリングがあります。
荒れた路面だとそりゃもう乗り心地の良さとともにハネないので安定感が抜群です。更にコーナリングでのグリップは数倍上がったんじゃないかと思えるほど。
もっとも私などはスピードが怖いので、下りでもそりゃもう蝶々が止まるような速度でしかコーナー曲がりませんけど、それでも違いがちゃんと分かるほどですから、あとはご想像におまかせする、みたいな感じですよ。

もう少しだけわかりやすいように書くと、以前は「嫌だなあ、怖いなあ」なんて思っていた路面がアレている下りのカーブなんかでも鼻歌交じりで入っていけるくらいの変わりようなのですよ。
なので最近は「過信は禁物、過信は禁物」なんて呪文?を唱えながら楽をさせてもらっています。
というか、二度とチューブドのクリンチャーには戻れない体になってしまいました。
きれいな路面しか走らない人にこういう事を書いてもピンとこないかもしれませんが、私のホームグラウンドの北摂の山の中の道ってひび割れでガタガタなところばかりなんです。
なので乗り心地は本当に求められる性能としてのプライオリティは高いわけで。

ちなみに同居人の感想もほぼ同じで、最初の頃は「タイヤ、パンクしてない?」なんて聞いてくるほど、全くハネなくなったタイヤにいい意味での違和感をおぼえていましたからね。ええ、「もう(以前のチューブドクリンチャーには)戻れない」って言ってます。

それからタイヤのライフ、耐久性ですが、なんというか写真では分かりづらいと思うんですが、1000km以上(たぶん1500kmくらい)走ってもなんか「全く減ってない」感じなんですけど……。


車のタイヤ並に4万キロくらい保つんじゃね? とまでは思いませんが、私のように対して距離を走らないホビーライダーの場合だとタイヤのゴムが減る前にゴム自体の経年劣化の問題で交換する、という感じになりそうです。
つまり来年中は余裕で使えそう。

というわけで、MAVICのUST、私のようなすちゃらかホビーライダーにとってはいいことづくめなので、改めて超オススメしておきます。