まずはレンズキャップの功罪について。(初出:2016/02/20)
○レンズキャップ方式である
GRⅡのような繰り出し式のレンズを敢えて避けた固定レンズ。
繰り出し式のメリットは「収納時に薄く出来る」事だけ。
繰り出し式まず、画質にとっていいわけがない(精度という意味。光学的なメリットデメリットとは関係ない)し、毎回毎回、電源オンの時とオフの時に大きく繰り出すわけで、固定レンズと比較しても相対的にレンズ内部に埃が入る可能性が大きい。単純計算できないと思いますが、フォーカス時に動くだけのX70と違い、変化する気体体積? の差は数倍どころではなく数千・数万倍じゃないかと思われます。
繰り出し量の単純な差を考えただけでも、計算上故障率が低くなるであろう点もメリットかと。
×レンズキャップ方式である
相反するわけですが、まあそういうモノでしょう。
もっともここではX70の場合が×だということでレンズキャップ式が全てX70と同じ×評価かというとそうではない事を始めにお断りしておきます。
さて×の理由ですが、これはもう「レンズキャップを付け外しする手間が究極的にめんどくさい&物理的に時間がかかる」のが理由です。
付随して「取り外したレンズキャップの置き場」問題が存在するのもレンズキャップ式の宿命。
ヒモつけてストラップに繋いだりしている人(主に老人)もいますが「ああはなりたくない」と思う私はまったく受け入れられません。というか反論にもなりません。
ちょっと若い人の中には薄いケースをこれまたストラップとかカメラケースのショルダーストラップやスリングに取り付けておいて「キャップはそこに入れる事にしているから面倒じゃない」と主張する人が居るかもしれません。
これは一眼レフのレンズ交換の際にも発生するレンズキャップ問題の一つの解ではあるのかもしれませんが、結局めんどくさいのは変わりませんし、ヒモ方式と違って出し入れの際に落下させる危険性は消えません。
まあ、多くの人は服のポケットに入れちゃいますよね、レンズキャップ。
カメラバッグのポケットに入れるのは少数派かもしれません。
つかね、この手の「これ一台もって散歩」系カメラでカメラバッグって言っている時点でもはやこの件について私と議論する資格はありません。向いている方向が全く違うわけですからね。
「雨が降ってきたけど、小雨だし面倒だからマウンテンパーカのフードでいいや」というのが私の主張。
折り畳み傘はもっているので使えばいいんだけど、取り出したり広げたり、クルマや電車に乗ったり店に入ったりするときの濡れた自立しない傘の始末も面倒ですよね。
それに対して「オレの折り畳み傘はジャンプ式だし、折り畳み傘用の濡れないポリ袋も常備しているから、雨降ったら傘だろ?」と言われてもね。
いやまあ、例えはビミョーですけど、「マウンテンパーカ&フード」でしのげないレベルの雨」だと判断すれば傘さしますから。
レンズ交換式カメラでも、私はだいたいフードをレンズカバー代わりと考えていてカメラバッグに入れる場合も防湿庫に入れる場合もまずレンズキャップ(前ね。念のため)は付けません。しかし、魚眼レンズとかはさすがに専用品を付けてます、というお話です。
とと、長くなってしまいましたな。(・∀・)