趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★SONY α7ⅡとSEL35F28Z

カメラ

SEL35F28Zの最大の欠点はレンジファインダーカメラやフィルム時代の一眼レフのレンズじゃあるまいし、最短撮影距離が35cmと長い事。(初出:2015/01/22)

これに尽きます。
Loxia 2/35でも30cm。絞り込み測光レンズで私の食指はうごきませんが頑張ってますよね。
というか、収差とか出てもいいので20cmくらいまで寄らせてもらえませんか?
せめて25cm。
センササイズの違いがあるので難しいのはわかるのですが、この辺の気楽さがないのでμ4/3とか1インチ系とかの方が断然ツブシが効く、というと語弊がありますが、ようするにシーンカバー率が圧倒的に高くて要するに使いやすいって思っちゃうんですよね。

あとは非球面レンズを使っているのでこれまた仕方ないんですが、いわゆる玉ぼけはグルグルです。周辺はラグビーボールですし。
とはいえこっちは私はあんまり気にしませんけど、目の敵にする人もいますよね。

とまあ、実は欠点はこれくらいでしょうか。
え?
開放がF2.8で暗い?
まあF2.0くらいだと嬉しいんですが135フルフレームですし、AF機構とかいろいろいれたりとかするとでっかくなりそうですね。
特殊な硝材を使うと今度はびっくりするくらい高くなりそうでもありますし、落とし所としてF2.8は私はいいんじゃないかと思います。
上位レンズとしてF1.4とか出てもいいですけど、好きな人は好きでしょうが私はもうでかくて重いレンズはけっこう。
F1.4のレンズが使いたければ素直にNikonとかキヤノンとかの一眼レフにした方が合理的でかつ結局安くつくんじゃないかと思います。

ということで、けっこうケチョンケチョンにけなしているSEL35F28Zですが、嫌いじゃないんですよ。
寄れない事を除くと写りはかなりいいと思ってます。
FEレンズではもっとも小さくて軽いのでα7系にこのレンズというのが私の基本パターンでしたし、α7Ⅱでもそうなると思います。
要するに一番気に入ってたので、α7やα7Rをシステム込みで手放した時にもこのレンズだけは残してたんです。
「手振れ補正のα7が出たらこれを使おう」と考えてたのでしょうね。
それが意外に早い時期に実現してしまいました。

ちなみに純正のFEレンズを装着したα7Ⅱのボディ内手ぶれ補正機能ですが、これはけっこう効きます。
手持ちで1/4秒のシャッターでもけっこうな確率でぶれてない写真が撮れますし、成功率としてはE-M1よりちょっと劣る程度ですから優秀なんじゃないかと思います。
マウントアダプタ使ったオールドレンズと手振れ補正の相性は悪いですが、純正レンズだとカタログで自慢しているだけのことはあるかな、と思いました。

ということで、テキトーに撮ったSEL35F28Zの画像をいくつか。
全部F2.8の開放です。