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★重いけど便利。それがアタッチメント式サドルバッグ【RIXEN&KAUL マイクロSL】

自転車

では、その便利なRIXEN&KAULのサドルバッグのラインナップの中から私はどれを選ぶべきか?
お次は【マイクロSL】編(初出:2017/07)

マイクロ150 プラスと、このマイクロSLはけっこうカブるところがあり、実は「どれにするか悩んでいた」というのはこの2つのどちらが「普段使い」にピッタリか、という点でした。

まず容量ですが、あまり詳細ではないwebサイトのカタログデータによると、
マイクロ150 プラス:1.1リットル
マイクロSL:1.2リットル
というわけで、ほぼ同じ。
どちらも主気室とは別にジッパーが設けられているところから、副気室という機能に期待が高まります。
中でもどう見ても「薄いだろうな」と思われるマイクロSLよりマイクロ150 プラスの方がマチが設けられていて使い勝手が上にみえなくもないこともあるのかないのか……。
でもSLはジッパー開口部が広いのでアクセスは容易。マチはなくても使い勝手は上かもしれない……。

そういうわけで「ええい、ままよ」と実物でチェックしようと考えたというわけです、ハイ。

そして150 プラスの副気室は「気室」ではなくマチなしのスリットみたいなものだということを知り、がっかりしたところで、このSLのサイドジッパーを開いて見ると……。
こちらももちろんマチと呼べるマチはないのですが、予想どおりジッパー開口部が長いので、その薄いポケットにアクセスがしやすい事がわかりました。
そうです。
マイクロSLこそ、私が当初目論んでいた「サプリや塩タブレット、それからポリ袋」の収納にピッタリなチョイスだったのです。

カタチも細身ですし、重さも150 プラスよりざっと40gちょっと軽いんです。

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容量も少し上で、当然ながらマイクロ150 プラスに入っているものは全部入ります。
違いはデザインを除くとその作りでして、マイクロ150 プラスは底面が防水素材で、濡れた路面を走って水しぶきを巻き上げても内部に浸水させないようになっています。
一方のSLはそこまでのヘヴィデューティ仕様ではなく、普通です。しかもジッパーが縦方向、つまり水の跳ね上げに沿ったところにあるのに、実は止水ジッパーではない。つまり雨に弱いという弱点があります。
あ、そもそもRIXEN&KAULのサドルバッグって私が買ったヤツはどれも止水ジッパー仕様じゃないんですよね。買う時は全然気にも留めてなくて届いて気がつきました。「サドルバッグってみんな止水ジッパーでしょ?」みたいな思考停止的勘違いをしていたようで。これはうっかりしてました。

考えてみればRIXEN&KAULといえば、アタッチメント方式のバッグの老舗と言ってもいいブランドです。
ある意味クラシックと言えるかもしれません。デザインなんかを見てもわかりますが、保守的というよりも設計自体が少し古く感じます。止水ジッパーなどない、もしくは高価でちょっと使いにくい時代(が合ったのかどうかは知りませんが)に作られ、そのままリニュアルされずに長く作り続けられているのかもしれません。

ここへ来てマイクロSLが止水ジッパーはおろか簡易防水仕様ですらないことが判明しましたが、SLは週末ライド、いわば朝練に使うバッグとして導入を考えていたものなので、防水性にこだわる必要無し。つまりオッケーということにしました。

装着してみましたが、容量よりコンパクトに見えますね。カッコいいか? と問われるとちょっとヤボったいかな、とは思いますが、なんというか可愛いカタチで嫌いではありません。

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