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★同居人、GARMIN EDGE 520JからEDGE 1000Jへ

自転車

GARMIN EDGE 520Jを(同居人が)しばらく使ってみて。(初出:2016/08/03)

もしくは「最初からEDGE 1000Jにしておけばよかった」
みたいな比較感想文。

私のファースト・G(ガンダムではない)はEDGE 810Jでした。
当時のサイコンジャンルのフラグシップだったので、まあ「全部入り」なら不満はあるまい、と思ってあまり考えずに購入いたしました。
いや。
ちょっとウソですね。
下位機種と比較して、MAPナビに興味を惹かれて選んだというのが正しい理由です。
「自転車にもカーナビ(サイクルナビだけど)。便利じゃん」
というノリでございます。
カーナビ大好きっ子の私ですから自転車にもナビは欲しいと考えるのは当然の行為でしょう。
で。
810Jのナビ機能、使い物になりませんでした(私には、ですが)。

(GPSの)精度、低い。
(タッチパネルの)反応、ニブい。
(画面の)操作性、悪い。

の三重苦。
しかも液晶表示がイマイチ見難いEDGE 810J。
何度か使ってみてイライライライライライラ……(あと100回くらい続く)っとしたので、精神衛生上よろしくないということで、810Jのマップ機能(ナビ機能)は「なかったもの」として封印いたしました。
※封印できます。(・∀・)

その後1000Jが発売され「コイツは810とは別物。いろいろ強化されてかなりいいぜ」とは風の噂として聞き及んでおりましたが、別に興味も湧かず。
でも、突然バイクに目覚めた親友Aが新車のビアンキに最新フラグシップの1000jを取り付けているのを見て、その表示の美しさに愕然。
「(GARMIN EDGE 1000Jって)どうッスか?」と訊ねると
「いいッスよ」という答えだったので、その後810Jを1000Jにリプレイスしたのは言うまでもありません。
使ってみると、液晶表示の見やすさが810Jとは雲泥の差で、なおかつ解像度も上がり、画面も大きくて断然見やすくなっている事に大満足でございました。
※それほど810Jの液晶品質はショボくて古くさいものでした。

とはいえ、使っていたのはMAP以外の機能ばかり。
810Jでのイライラ(以下略)がトラウマのような状態になっていて、1000Jの地図表記も購入時の設定と際にサックリと封印状態にしていたのでした。

そうこうしているうちにEDGEに1000Jより新しい、要するに最新のモデルが追加されました。
800シリーズとしてではなく、それよりも下位の500シリーズの最新機種として520Jが登場したのです。
興味を持って調べて見ると、当然ながら1000Jより小型で、必然として画面も小さくなりますが、新しい分、液晶表示は兄貴分である810Jとは比較にならないほど美しくて見やすいですし、マップ表示がないだけで性能はほとんど1000Jと変わりません(マップはありませんが、コースとしての「線」だけは表示されます。あと右とか左とかいうナビ機能もあり)。

そんなEDGE520Jを見た私は思いましたね。
「今、GARMINのサイコンを買うとしたら断然520Jだよな」って。

そういうわけで同居人が購入したTREKのサイコンとして、私は自信を持ってEDGE 520Jを導入したわけです。

で、使ってみました(同居人が)。
週末はだいたい同居人と一緒にサイクリングです。
で、お互い必ずサイコンを取り付けて出かけるわけですね。
で、ライド中や帰宅してからなど、いろいろ触るわけですが……。

「520J、面倒くせー!ヽ(*`Д´)ノ」

というのが(同居人の)評価でございます。
性能はいいのです。
充分です。
リアのレーダーも腕につけたVIVOを心拍計として使うのも、問題ありません。1000Jと同じです。
表示項目も同じようにできますし、画面はとても見やすくて1000Jと比較しても遜色ありません。
別にマップの必要性はありません。
問題は……
「なんでタッチパネルじゃないの!」という一点なのでした。

同居人は今までCATEYEのサイコンを使用しておりました。
当然タッチパネルではございません。
ちょっと特殊なサイコンで、基本的にはビュアです。
サイコンっぽいですけど、実はBluetoothでつないであるスマートフォンアプリの情報を表示させているだけなんです。
なのである意味オン・オフのスイッチ操作以外は特に触る必要も無く、専らスマートフォンアプリを操作していたというものでした。

そこへタッチパネルのないEDGE 520Jです。
ついついタッチパネルを触ってしまう同居人。
当然無反応な520J。
「あ、そうか」と気を取り直してボタン操作に入る同居人。
そのボタンも、けっこう強く押さないと反応しない520J。
操作にまだ慣れていないので、違う項目を開いたりする同居人。
で、アセるとまた液晶をタッチする同居人。
そういう事を繰り返しているうちにだんだん黒いモヤにつつまれていく同居人。
そしてポツリとつぶやく同居人。
「これ、めんどくさい」
存在を全否定された520J。

まあ、アレです。
伏線があるんですよ。
520J導入する際、GARMINの操作性をレクチャーする為に少しのあいだ私の1000Jを使って、いろいろGARMINワールドを体感していたんです。
1000Jはタッチパネル。1000Jのタッチパネルは810Jと違って反応もいいですし、ほぼスマートフォンアプリを触っているようなノリで操作ができちゃうんですよね。

で、「GARMIN、いいね!」という事になっていたのですが……。

正直な事を申しますと、520Jを開封して初期設定をする同居人の操作を見ていた私も、クチには出しませんでしたが「ええ? ボタン操作だけだとこんなにめんどくさいの?」って思ってました。
でも
(1000Jの方が良かったかも。あ、でも初期設定の時だけ我慢すれば、あとはあまりネガにならないにちがいない)
そう自分に言い聞かせていたわけです。

ですが、CATEYEに比べていきなり爆発的に増えた多機能なサイコンを使っていると、設定をいろいろ替えて、自分好みの表示にしたり、表示ページを増やしたり、表示項目の並べ替えをしたりと、調整時期がしばらく続くわけです。

その他、細かい違い挙げるとライドの終了時の操作。
1000Jだと
ストップボタンを押す
→あとは画面タッチをポンポンと2回でデータ保存。
これが520Jだと
ストップボタンを押す
上下ボタンで項目選択
ライド終了アイコンを選び確定ボタンを押す
上下ボタンで項目選択
保存アイコンを選び、確定ボタンを押してデータ保存。

とまあ、毎回ライドを終える度に4種類のボタンを使い分ける必要がある520Jなわけです。
私も毎回、同居人のその作業を見ていていつも「めんどくさ-」と心の中で思っていました。
世の中には私達とは逆にタッチパネルじゃないからこそ520の方がいい、と思っている方も一定数いらっしゃるのがオドロキです。
たで食う虫もなんとやら、とはまさにこの事でしょうか。
いや、一定数いるからこそGARMINが520を出したのでしょうしね。
我々はそもそも520を買うべきではなかったのです。
そう、間違っていたのは520を選んだ私でございますね。

というわけで、同居人がダークサイドに落ちる前に、520Jを1000Jと入れ替える事にしました。
問題は1000Jが高い事です。(´д`)
私が購入した時に比べると2万円程値段が下がっているとは言え、税込みで7万円ほどする1000J。
520Jを誰かに押しつける(売り払う)としても持ち出し(差額)はけっこうな額になるでしょうし、うーん、とポチるのを少々迷っていたところ、フト名案が浮かびました。

「そうだ、英語版なら安いんじゃね?」

日本正規代理店の「いいよネット」は「ワルイヨ・ネット」と言われるほど日本語版の価格をつり上げている事で有名です。
そりゃあ、ローカライズにはカネがかかるのはわかりますが、それにしても価格が乖離しすぎているというのが昔からの定説であります。

英語がまったくダメな私ですから、スマートフォンを英語版のままで使うとか、PCのOSを英語版で使うとかはあり得ませんが、サイコンのデータ表示程度なら何とか理解できるに違いありません。
ということで、日本あてにGARMINを販売してくれるネットショップをチェックすると……。
「安!」
なんとセンサ無しの本体のみの520Jの値段にに5千円もプラスすれば、心拍・ケイデンス・スピードの3センサ込みのフルセットEDGE 1000英語版が買えちゃうじゃありませんか(送料込み)。

というわけで、ドミノ移植じゃないですが、私の1000Jを同居人に渡し、私は英語版の1000を使う事になりました。

案の定、英語は小学生レベル以下の私でもサイコンとして使う分には特にストレスもなく、むしろシンプルでいいじゃん、と思って使っておりまする。

あ、アタリマエかも知れませんが日本語版のGARMIN Express(PC/Mac用のCONNECTソフト)につないでファームウェアのアップデートも問題無く出来ます(英語版はこれも当然日本語版より新しい8.3.0)し、スマートフォンアプリのGARMIN CONNECTとも問題なくペアリングしてデータのやりとりが可能ですし、「日本語版」のリアレーダーやVIVOとのペアリングもOKでした。