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★はじめちゃんが一番!(読書感想文)

アニメ・マンガ

(初出:2012/03/26)

はじめちゃんが一番! (渡辺多恵子著)

オススメされてばかりなので、私も個人的に「名作」と思えるマンガをご紹介。
古いマンガですみません。
でも、これは今でもたまに読み返すほどなので。
とはいえ二年ほど前にいわゆる自炊でPDF化して、今は紙の媒体は持っていませんが……。

絵はとても上手です。
手慣れた巧さという感じで、好みが合わないという人でなければ安心して読める作画力の漫画家さんです。

ストーリーは、子だくさんで貧乏な家庭の長女「はじめちゃん」が奮闘努力するアイドル業界を描いたラブコメです。
可愛らしい五つ子がひょんな事からTVCMに起用された事から芸能界デビュー。色々あって「はじめちゃん」が女子高生マネージャーとしてドタバタと失敗したり恋愛したり、というそんな感じのストーリーで、基本コメディながら、私はかなり泣きました。
「高杉さん家のおべんとう」の五巻の御手洗先生の定年退職箪でも泣きましたが、(節子さんがお友達だという件はこのエピソードの強引な振りを見て伏線なのだろうな、と思って予想はしていましたが、それでも最後のシーンでは泣きました)

相手役? のアイドルのキャラが登場時とはまったく変わってしまうのがアレですが、まあ当初の設定とどんどん変わっていくのは後付けが必須の連載の宿命でしょう。でも、そこをグッと堪えればあとはもうストーリーに入り込めば、はじめちゃんがみんな大好きになってしまう、というお話しです。
設定ではブスなはずのはじめちゃんが最初から可愛らしすぎるのも漫画なのでツッコンではいけない点です。

アニメにならなかったのが不思議ですが、まあ歌なんかを作らないといけないので難しいのかなあ。