趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★コレなら長く使える! かもしれない【OLYMPUS E-P3】

カメラ
(α900/Tamron 90 Macro/ちなみに背後霊?はSD1)

(初出:2011/07/23)

(α900/Tamron 90 Macro/ちなみに背後霊?はSD1)

久しぶりのミルクス(MILCS=Mirrorless Interchangeable Lens Camera System)関係のエントリです。
やっぱり小さいシステムはいい!
SD1使ってて、E-PL2なんかに持ち替えるとしみじみと思いました、はい。
ま、一眼レフは一眼レフ。
ミルクスはミルクス。
そんなわけで、第一回目のエントリはとりあえず外観について。

だって、まだマニュアル読んでないんで、使い方がよくわからん(ところがあるん)のです。
「え?」
とか
「ええっと?」
とか
「うぉおおおおおおおおお」
とか。
(最後のは地面に叩きつけようとしています)
使っててそう思う部分があるんですよ。

「バグ?」
とか
「不具合?」
とか
「故障なのかあああああああ?」
とか。
その辺の報告はマニュアル読んでからにしようという事で、ひとつ。
もっとも私なんかは

「マニュアルは読んだら負けだと思う」

サイド(どんなサイド?)の人間なので、いつ読むのかは不明。
ま、相変わらずパラメータや設定項目が多い割に、それを生かすインタフェイスが洗練されてないのは確かです。

そう言うわけでE-P3(クロ)の外観についてグチグチと。

黒モデルは従来のE-P2とフェイシアが違います。
E-P2の黒は「アルミ板を曲げましてん」的ないかにも「ぺらぺらのガワですわ感」が漂ってました。
事実ぺらぺらのアルミがプラに貼ってあるだけなんですが……。
まあ、アレです。
食べ物屋さんの厨房というか舞台裏は見ない方がいいのと一緒で、張りぼてであることをわざわざ確認する為にネジを回したりしない方がいいのです。
私は勿論ネジ回しちゃいましたけど、よい子ならやらないはず。

で。
今度のE-P3はその「曲げたアルミ板的張りぼて感」が無くなりました。
表面処理がマットな塗装に変わった為にそう感じるだけで、本質はかわっていないのですが結構重要な点じゃないかと思います。
テラテラじゃなくなったので指紋も目立ちにくいし、かなり黒、気に入っちゃいました。
銀はテラテラ系なのでそのへん、どうなんでしょうねえ。

そう言うわけでマテリアルの感触は良くなったと思います。

(α900/Tamron 90 Macro)

デザインは既に書いたとおり「認めないけど、もう慣れた」です。
認められないのは軍艦部の段付き構造です。
段付きと言えばアルファ……という話は置いといて、その段付きの意匠はそのままキャリーオーバーです。
ここをすっきりしてくれるとモアベターなんですが。
フィルム時代のオリジナルPENのデザインを見てみたのですが、こんな段付き構造ないわけで。上から見たところを薄く見せたいという化粧バリバリ、マスカラボウボウの画一的なイマドキのブス子ちゃんもかくや、という感じです。
でも、なんかもう慣れちゃいました、マジで。
もっとも、イマドキのブス子ちゃんは直視できませんが。
(見てるとブスが価値観にまで感染しそうですよね?)

E-P3の外見的な特徴は上下に二本入ったクロームのライン。
ボディの天地を短くというか薄く? 見せようとする自動車のモールみたいなものですが、分割された事により、張り皮なんかでtwo-toneの外観を楽しんだりするには都合のいい「分割線」ではないかと思います。

(α900/Tamron 90 Macro)

今回、グリップもリニュアルしました。
E-P3の外見で一番大きな変更はここじゃないかと思います。
「着脱式グリップ」
いいですね、これ。
E-P2やE-P1もガワを分解すれば取り替えできました。
私はE-P2とE-P1を持っていましたので、グリップを取り替えたりして遊んでましたっけ。
それがコイン一枚で簡単に誰でも、よい子も悪い子もサクっと取り替えられるのはすごくいい!

E-P3を買った人はご存じの通り、E-P3はグリップ無しで梱包されています。
これは工程数を減らしてコストダウンをはかっている、という側面も否定できませんが、ここは「グリップが交換できることをユーザーに知らしめる為に、わざとそうしている」と考えた方が妥当な気がします。
オリンパスはサードパーティを巻き込んで「グリップ商売」で地味な商売を展開しようとしているわけですし、きっとそうに違いありません。
でも、ユーザーとしてはウエルカムじゃないですか? グリップ商売。
ということで、VIVA! グリップ商売!
もっとも、コイン脱着式、しかもグリップレスでもクリーンなボディラインを維持するという命題があった為、サイドに出っ張ってしまいE-P1/P2のような一体感はありません。
どっちかというと「とってつけた感」があります。
その辺は交換式とのバーターと捉えて、それでも交換できる方が幸せだと思います。
aki-asahiさんあたりの専用ケースが出るのを期待している私ですが、その時はぜひグリップレスのままスリムに入るケースにして欲しいと思います。
ああいうケースってグリップ部分がもっこ利しているのがなんかイマイチな感じなのでグリップを取り外せるE-P3用は無しで取り付けられるものにしてすっきりしたデザインのものを作っていただきたいと思います。

ただ、E-P3の軍艦部にはあまり遊びというか「逃がし」のシロがないので、私の好きな「上側でホック止め」方式は難しいかもしれません。
E-PL2方式だと、買うのは見送るかも……。

って、脱線脱線。

そう言うわけでグリップ取り外しは嬉しいプレゼントだと思います。
ただ、一点注意を。
取り付けの際、あまり強くねじ込まない方がいいと思います。
構造やマテリアルを見たんですが、あまり強く締め付けすぎると確実にグリップ側のボルトが折れます。というかちぎれる?
でも、緩いと「あっ」という感じで外れる可能性もありますので、ほどほどのトルクで閉めましょう。

(α900/Tamron 90 Macro)

E-P2でいったん出っ張ったアクセサリシューの取り付け位置。
それがまた凹んだのがE-P3のトピックの一つ。
もっとも出っ張ってたらオリンパス本社に過激派が突入したかもしれませんから、当然の変更と言っていいでしょう。
「アクセサリシューがあるから内蔵ストロボなんていらない」
というのがE-P1とE-P2のコンセプトだったわけですが、私のような室内撮り人間からはごうごうたる非難が上がったに違いありません。改善されています。
もっとも、ただストロボを内蔵しただけなら
「何考えてんだ、てやんでえ、べらぼうめ」
もしくは
「ホビロン」
と罵声再び、だったと思いますが、ちゃんとリモートフラッシュのコマンダー機能を付けてくれました。
XZ-1に付けていたので、まさかE-P3に付けないなんてことはないと信じていましたが、ちゃんとついてました。
内蔵ストロボ不要論を執拗に唱える人が(特に自称ベテラン、自称ハイアマに)いまだに多いようですが、あるに越した事は無いと思います。
必要ない人は使わなければいいだけの話ですから。
剛性が落ちる?
NikonのD3Xにパカパカする内蔵ストロボがついてたらアレでしょうけど、E-P3あたりに何を言ってるんだ? と私は言いたい。(言ったけど)
見た目がブサイク?
いや、これなら全然いいでしょう?
安っぽいダイアルを埋め込むよりよほどクールです。
ただ、ポップアップブタンがブサイクなのは諸手を挙げて? 認めます、ハイ。
その部分については共に戦おうじゃありませんか!

(α900/Tamron 90 Macro)