こういうのを一つ持っていれば、いざという時に慌てませんよね~
まあ、どっちにしろ持っていくのを忘れなければ、の話なんですが。
◎「しまったあああああ」という経験
それは先週の土曜日の事でした。
私は翌日に開催予定の自転車のファンライドイベント「2018 高島ロングライド100」に参加するため、会場至近のとあるホテルに前泊しておりました。
琵琶湖北西部ともなると、クルマのFMラジオは用をなさなくなる地域です。
名神高速道路京都南ICを下り、北上して高島市に入ったあたりまでは大阪市内の複数のFM曲が受信可能でしたが、しばらくすると全滅してしまいました。
という話はまったく本題とは関係ないのですが、雨だし散歩も億劫。そもそも暗くなってからはどうしようもないですし、要するにホテルでは暇を持て余すだろうと考えた私は、荷物の中にAmazonのfire TV stickを忍ばせておりました。
朝のニュース以外は特にリアルタイムにTV番組を見る習慣がない我が家にとっては、ホテルの部屋にあるテレビは無用の長物。
なので、Amazon Prime VIDEOを物色して、面白そうなアニメがあったら一気見でもしようか、などと考えていたのです。
ホテルにはWi-Fi環境があるのは確認済みでしたので、fire TV stickが大活躍するに違いない、と。
そういうわけで早速取り出したfire TV stickをホテルのテレビにセット。幸いというか当たり前というかテレビの背面を見ると、ちゃんとHDMIポートがありました。
fire TV stickをHDMIポートに刺し、ACアダプタープラグをコンセントに指し、fire TV stick本体と接続します。
「よし」
設定が終わった私はテレビのリモコンを手に取り電源を入れました。
そして外部入力に設定しようとした時、「その事」に思い至ったのです。
「しまったあああああ!」
そうなんです。
fire TV stick本体は持ってきたのに、なんとリモコンを忘れていたのでした。
fire TV stickはリモコンがないとどうしようもありません。
ええ、どうしようもないのです。
ああ、なんてどうしようもないやつなんだ、私って。(´・ω・`)
◎そして連鎖する「しまったあああああ」
気を取り直した私は、fire TV stickを撤収すると、余った時間を読書に費やすことにしました。
fire TV stickをしまうと、そのバッグから今度はタブレットを取り出したのです。
そしてタブレットの画面をダブルタップして起動させたところ、なんとローバッテリアラートが。
「おっと、昨日のうちに充電しとくんだったな。仕方ない。少し充電してから使うか」
まあ、電気がないと読目なくなるのが電子本の「電」たる本質ですので仕方ありません。
数時間の読書に耐えるだけのバッテリ残量があればいいわけですから、満充電にする必要はありません。
その間は、少々重いですがASUSのChromebook、Flip C302CAをタブレットモードにして読書を楽しめばいいだけです。
ということで、どうせ寝る前にサイクルコンピュータに連動させる腕時計型心拍計(GARMIN vivosmart HRJ)やスマートフォンなども充電しなければなりませんし、電子デバイスの充電環境を構築しておくことにしました。
コンセントに刺すタイプのUSB充電器をセット。いつも腕に付けている心拍計を除くと、自転車用のバッテリ系デバイスは満充電状態ですから、必要なのは二人分の心拍計とスマートフォン。計4台分ということになります。
ACアダプタをセットし終え、まずはタブレットを充電しておこうと考えた私は、しかし……。
「しまったあああああ!」
またもや響く悲鳴。
そこにいたのはがっくりと項垂れる私。
そう。私が持参した複数のケーブルはすべてmicro USBなのでした。
一方で、私が使っているタブレットとスマートフォンはtype C仕様なんです。
同居人はiPhoneなので、ケーブルはいつも自分でちゃんと持っています。
要するに私はタブレットどころか、スマートフォンすら充電できない状態に陥ったのでありました。
スマートフォンのバッテリ残量をチェックすると、54%とあります。
明日のために私は迷わず電源を切りました。
万が一? 天候が好転して、2018高島ロングライド100に参加することになったら、緊急連絡方法としてスマートフォンは必携ですからね。
まあ、実際はライドイベントですからスタッフの方々にお世話になればいいだけなのでしょうが、はぐれた時に同居人と連絡するなどの用途にも使う可能性が無きにしもあらずですしね。
まあ、そんな事を考えるとこのご時世、スマートフォンというのはなかなかの存在感があるのだな、と意気消沈の中で改めて思い知ったわけですが……。
◎こういうのが欲しかった
という貴重な経験をした私は、日曜日の朝、部屋の窓から雨模様(注:「雨模様」とはまだ雨が降っていない状態のことです。念の為)の空を見て2018高島ロングライド100のDNSを決め、午前9時には帰宅したわけですが、荷物の整理が終わると、早速Macを立ち上げて、あるものを物色しました。
あるもの、それは……。
fire TV stickの予備リモコン……ではなく、「これ一つあればいろいろ助かる的なUSB充電機的なもの」です。
そして見つけたのがVONMAHLEN GmbHの「allroundo」という製品。
単純に説明すると、複数のアタッチメントがついた充電用USBケーブルです。
本体であるUSBケーブルは、一般的なUSB A - micro USBのもの。
micro USB側に取り付けるアタッチメントとして、
1.type C
2.Lightning(Mfi認証取得)
が同梱。
そして、これこそがこの製品のキモともいえるのですが、
3.USB A側をtype Cに変換するアダプタ
が付いているのです。
そしてそれらを収納するかわいいケース付き。
カールコードにしているので、結んでまとめるというような作業が不要なのもものぐさな私向きといえるでしょう。
なんというか、まさに「オールラウンド」です。
というか、micro USB系デバイスをまだまだ持っていて、かつメインの機材がtype C、時々iOS製品も使う、というまさに私にピッタリなデバイスです。
単なるUSBケーブルと考えると値段は高いのですが、これ一つカバンに放り込んでおけばなんとかなる、という理由付けをしてポチることにしました。
色はブラック、ホワイト、ブルー、レッド、ローズそしてミントがあるようでしたが、私はミントをチョイス。
ケースにはカラビナなどでカバンにぶら下げる為? のストラップも付いていますが、ケースの蓋にはストッパーがないので、不用意にパカっと空いたりして残念な状況に陥る可能性がありますので、私にはカバンにぶら下げる勇気はありません。
◎機能「だけ」が欲しいんじゃない……と思う
ということで、私のように複数のUSBスロットのデバイスをお持ちで、かつちょっと洒落た「この手のもの」をお探しの方には結構おすすめです。
とはいえ、冷静で理性的はこんなモノは買わないでしょうねえ。
なにしろ百円均一ショップ、いわゆる「百均」で、type CケーブルとLightningケーブルと、micro USBケーブルを買って、シリコンバンドなどで一つにまとめてカバンに忍ばせておけば占めて300円ですみます(つまり1/10)。
さらにどうしてもtype Aをtype Cに変換するアダプタが欲しい場合、もし百均になければこれもAmazonで単体で買えば600程度。
なので、allroundoの機能はせいぜい1000円もあれば整いますからね。
なのにこんなデバイスを買っちゃう私を笑うやつは笑えばいいさ。(´・ω・`)
負け惜しみと言われてもいい。あえて言おう。
「買い物は理屈じゃないんだよ、パッションなんだよぉー!」
……おあとがよろしいようで。