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★Panasonic LUMIX GX-7の「世界で一番やる気の無いレビュー」その5

カメラ

なぜ(以下略)(初出:2014/03/03)

GX7を買ってからすっかりX-T1を手にしなくなった今日この頃。
X-T1、いいカメラなんだけど、E-M1とかGX7とかと比較しちゃうとなんか「何にもできない子」に見えてしまって手が伸びないんですよね。
さらにGX7にはクロことノクチクロンという飛び道具が加わってしまってますますX-T1の出番が少なくなりそうです。
しかし、X-T1には今月XF10-24mm F4という「飛び道具」が加わるので、それ以降は巻き返しなるか?

という感じで相変わらずGX7のレビューなのにX-T1の事欠いちゃってるくらいやる気が無いのはなぜかというと……(以下略)

そんな事よりGX7って地味ですよね?
発売前はあの可動式EVFという「目玉機能」のおかげで結構な注目を集めてはいたような気がしますが、E-M1とか自社のGM1なんかの発売なんかもあってすっかり日陰者的な立場に甘んじているような気がします。
特にGM1は同じPanasonicの製品ということもあって、すっかりGX7のお株を奪う人気振り? なんじゃないかと考えていますが、どうなんでしょう。
まあ、そんな地味なGX7だったからこそ私もスルー、というか正直に申し上げて「すっかり存在を忘れていた」わけです。
それくらい地味だな、と。
で、地味と言えば、地味子ちゃんです。
実は去年放映していた京アニの深夜アニメで「境界の彼方」ってのがあったのですが、最近のアニメキャラとしては珍しく、境界の彼方のヒロイン、栗山未来はメガネっ娘なんですよね。
アニメキャラのほうは地味子というよりはウザくてイラっとするバトル少女なのですが、まあそれはおいといて、地味子ちゃんの話です(え、GX7の話じゃ………?)。

いえね、今朝方メールが届いてたんですよ。
FaceBookから。
時々来るでしょ?
私の場合、もう何年も(いや、二年くらいか?)アクセスすらしていないのですが、アカウントは塩漬けにしているわけです。
なので登録アドレスにメールが来るんですが、今朝のメールを見てムムムっと思ったわけですよ。
「○○さんをごぞんじですか?」
ってヤツですよ。
で、その○○さんってのが境界の彼方の栗山未来(みらい)と似た眼鏡をかけていた高校時代三年間同じクラスだった地味子ちゃんことK子ちゃんなわけですよ。
つか、FaceBook、なんで?
私、戸籍上の名前でアカウント作ってないよね???
恐ろしい。(゚Д゚)

というかK子ちゃん、名字変わってないんだけど????
高校の卒業式の日に私に告ったあと、ひょっとしてずっと独身通してる??????
いやいやいやいや。

いや、ちょっとアレなのでやっぱりK子ちゃんの話はいいです。
GX7の話でしたね。そうでした。

で、地味子ことGX7の美点です。
なんかGX7は気に入ったところばっかり書いてますね。
いつもはこれでもかってくらいこき下ろすのに。
でもね、あんまり期待に満ちて使い始めたわけではないからこそ長所が目に付くのだと思うのですよ。
そう言うわけで今回のお題はK子ちゃん……じゃなくてタッチパッドAF。
これがね、使ってみないと良さが分かり難い機能なんです。
少なくとも私なんかはWebサイトで「タッチパッドAF」の機能紹介を見ても「ふーん」ってな感じでハナクソほじくってスルーしていたわけですよ。
ところがこれ、実際に試してみると「\(◎o◎)/!」なんですよ。!付きです。
GX7を持っている方は「ふむふむ」とニヤついていただけると思いますが、そうでない皆様にとっては何の事かわかりませんよね?

★タッチパッドAFとは?

「ファインダーをのぞきながらタッチ操作でピント合わせができる」
Webサイトにはまずそう書かれています。
いや、フツーだろ?
つーか、ファインダー(EVFのこと)は構図決める為と、あとピント併せるために覗くよね? と思ったあなた。
あなたは私です。
ですよねー。突っ込みいれますよねー。
「何言ってんだ?」ってなもんです。
で、続きの説明を読むとようやくああ、そゆこと? と思うわけです。

【ファインダーをのぞきながら、モニターにタッチしてフォーカス位置を調整できます。
ピントをあわせる操作は2種類から選択可能。モニター上でピントを合わせたい場所に直接タッチをしてフォーカス位置を決める「絶対位置」モードと、モニター上の指の動きでカーソルを移動させてフォーカス位置を決める「相対位置」モードの切り換えができます。
被写体を確認しながら直感的なピント合わせができるので、より精度の高いピント合わせができます。】

そゆこと?
と思うわけですが、なんとなくわかるけどピンとは来ないわけです。
タッチAFならオリンパスに関わらずいろんなメーカーが昔からやってますし、パナソニックでもそうです。
でも違うんですよね。
普通、EVFに切り替わると背面液晶はコロされるわけです。なのでタッチパッドでAFポイント指定もできなければ当然シャッターも降りない。
ところが、GX7はEVFを覗いていてもタッチパネルが生きている(AFポイント指定だけですが)わけです。
「鼻とか当たって使いづらいんじゃね?」
と私はそう思って終了、でございました。

で、GX7でタッチパッドAFを試してみると
「\(◎o◎)/!」
なわけですよ。
目から鱗が落ちるとはまさにこの事。

いえ、実のところ左目でEVFを覗く私の場合、タッチパッドAF機能をオンにすると予想通り鼻でAFポイントが動きます。それはウザイです。
ですが、AF枠がイエローの時であれば「DISP」ボタンを押せばAFポイントはセンタリングされるので慣れれば対処可能です。
それよりも利便性の方が上でした。
「ファインダーをのぞきながらタッチ操作でピント合わせができる」んです!
いや、そのまんまですな。

EVFを覗いて構図を決めた後で、ピントを併せたいところに右手の親指でAFポイントを動かせるんです。
なんかフツーでたいしたことないような感じですが、やってみるとわかります。これは初めての感覚です。しかも初めての感覚なのに実にアタリマエのように操作できてしまうところが素晴らしい。

これが右手でグリップを握り締めてカメラを構える人にはやりにくいハズ。
ちゃんと左手でカメラとレンズを支え、右手は基本的にシャッターに人差し指を置き、あと添えるだけって感じだと親指がフリーに動きますからAFポイントが自由自在に!
元に戻すときはDISPボタン一発!
まあ、右手でカメラ構える人は左手の指使えばいいっちゅう話ですけどね。

で、このタッチパッドAF、「絶対位置」と「相対位置」が選べるのですが、私は絶対「相対位置」が好みです。
なんというか、マウスとかトラックパッドを使う感覚なら相対位置が取っつきやすいし親指で触る範囲が少なくてすむので。

ということで、これをつ買うとマジで便利すぎてE-M1とかX-T1とかRX10とかでファインダ覗いてるとついOA指が……でもって「なんでGX7みたいにならないんだ!」という流れに。

いやあ、なんか付き合ってみると地味だけどすごく良い子って感じっすよ、GX7。

相変わらず使えるPanasonicのiAモード。
全メーカーのフルオートモードの中でもトップじゃないかと勝手に賞賛。