についての寝言 その1(初出:2013/06/21)
私はEOS Mを発表日に予約したものの、発売直前にどうしても購買意欲が湧かずにキャンセルし、その後全く縁の無いまま今日に至ったわけです。
購買意欲が湧かない理由はいくつか思い出しましたが、一番大きな理由は「手振れ補正機能がない」からです。ボディ側に。
標準ズームには手振れ補正機能が付いていますが、実のところもはやでっかい標準ズームとかどうでもよくて、メインで使うのは単焦点の22mmだとわかっていたので、手振れ補正がないカメラを(レンズキットだけど)10万円で今さら買うか? と自問して「馬鹿馬鹿しい」と判断したように思います。
結局「明るいところだけで使えばいいや」的な破れかぶれ心理を獲得したりして、抵抗感が減ったところにファームウェアアップデートでAFが速くなるなんていう情報を耳にし、フト気付けば値段は発売当初の半額になってしまってたりしていて「一つ買っておくかなあ」と。
よく考えるとレンズ交換式のキヤノンのカメラはもうしばらく買ってないことに気付きました。
D30以来のキヤノン製一眼レフのユーザーの私ですが、なんだかんだで最近はキヤノンと縁が無いのでこれは良い機会だし、EOS M、一つ買っておこうか、と。
色はちょっと迷いました。
当初は三色でしたが、青が新たに加わって四色に。
白も赤もいいんですが、結局黒にしようと決めたところで青の存在を知り、今度は青か黒かで悩んだ結果、新しいものの方が良く見える目を持っている私はブルーに決定。
ブルーだとグリップやサイドのカバーパネルはタンになるようで、なんでもWebを見ると「旅をイメージしたカラーリング」なんだそうですよ、ベイ・ブルー。
港の青?
関東で港と言えば横浜。
ヨコハマと言えばブルーライト・ヨコハマ
で、ベイなブルーだからで、ベイ・ブルーにしたんだろうな、どうせ、と読みましたよ。(・∀・)
「旅」のイメージ=カジュアルな服装。
カジュアルというとジーンズのようなデニムに代表されるイメージ。
で、ナイロンとかじゃなくて、ここは革の旅行鞄がお供?
というところからブルーにタンを配したのかな? などとも考えました。
まあ、どうでもいいんですが実物を見た私は「やっぱり黒にしとけばよかったかなあ」などと後悔した事は内緒です。
あたらしモノ好きは後悔はしても泣かないのだ。(・∀・)
さてさて、Canon EOS M。
昨夜からじっくりといじってみた、まさにブリーフ・レビューですが……。
一言で言うならば、
「キヤノンのやる気を感じさせないモデル」
としか言いようがないところが辛い。
まあ、これだとあまりに観念的なのでもう一言付け加えるなら、
「レンズ交換ができるAPS-Cサイズのセンサを持ったIXY」
という感じ。
デフォルトの状態では「黙ってシャッターボタンだけ押しておけ」というメーカー担当者の暑っ苦しい意気込みを感じます。
「あれ? これってPASMモードはないのか」
なんて最初は思ったくらいです。
モードダイアルがないのはNEX-7も一緒ですが、モードダイアルへ辿り着くのは簡単です。
いえ、間違いました。
EOS Mにはモードダイアルがちゃんとあります。場所はシャッターボタンの同軸上です。
ただし、ここにPASMの文字はありません。あるのはアイコンが二つ。
すなわち「無能モード」と「低脳モード」です。
いや、キヤノンの正式名称はしりませんが、何も考えずにシャッター押せや! モードと「いじれるモノならいじってみろや!」モードの二つです。
この時点で「返品したい」と思った私(あくまでも説明書を読もうと思わないところがエライ……と誰か褒めて下さい)ですが、このままではキヤノンに負けた気がするので「さすがにソレだけって事はないでしょ???」って思ってもう少しいじってみて、ようやく発見しました、PASMモード。
キヤノン的にはPASMではなく、P Av Tv M モードと記した方がよいのでしょうが、まあPASMで通させていただきます。
だって、ほら、
「はーい、次はAvモードで撮りまーす」なんてモデルの女の子に声をかけていきなり服を脱ぎ始められたら焦るでしょ?(いやいやいやいや)
「ツマンネエこと言ってんじゃねえよ!」と先に自分で突っ込ませていただいて、話は続く。
あ、フードはアレね。
43mmって言ったらアレね。
その辺に転がっていたZD25mmのフードです。
OLYMPUSとか書いてあるけど、誰も見ないし大丈夫。(・∀・)
EOS Mとキットレンズのズームで初空。
相変わらずキヤノンは空にAFがきかない。