にゃんぱす~(-ω-)/
人生にはムダが必要だ!
そう思っていた時が私にもありました。
いえ、実は今でもそう思っているんですけどね。
というか私の人生は無駄の積み重ねでできているといっても過言ではない気がしてなりません。
ムダといえば、なぜムダが生まれるんでしょう?
実は私、これについては「解」にたどり着いています。
それは「好奇心こそがムダの母である」です。
先日のこと、DEFENDERが納車されてはじめて、1日スケジュールが空いたので同居人とショート・トリップと洒落込みました。
と言っても「ちょっと遠くの道の駅でなんかよさげな農産品があったら買ってみよう」ってな感じのリタイヤ老人のあるある行動なんですけどね。
実はその日は同居人がようやく初めてDEFENDERのステアリングを握る日になったのですが、その話はまた別記事にて。
そんなわけでいくつかの道の駅や農産品販売所をめぐってそろそろ帰ろうかと思ったのですが「ここまで来たらついでに丹波篠山まで足を延ばしてみる?」的なノリが生まれて丹波篠山市の城跡まわりのレトロゾーンを散策したんです。
ここまではいいですか?
ええ、もちろん好奇心とムダの話の続きです。
で、その街並みでこんな自販機が目に入ったんですよ。
「あー、これはアレだな。駄菓子屋にあったヒモを引く『当てモノ』の現代版だな」と思いました。
実は私はこの手の「クジ」系には好奇心がくすぐられないんです。なので駄菓子屋の当てモノ系は試したことがありません。友人たちがこぞってやっているのを端から「確率低いのにバカな奴らだなあ」と眺めている嫌なガキでした。
だがしかし。
どうやら同居人はくじ引きをする方の人間だったようで、この自動販売機を見て大興奮。
「これはやるしかない!」と財布を取り出しました。
驚いた私は「え、こんなのやるの?」と言うと同居人いわく「謎は解明しなくては。これは私に対する挑戦じゃん」と。
なるほど。どうやら我が同居人は挑発に乗りやすいタイプだったようです。
ただしこの場合は自尊心が絡む挑発ではなく好奇心を刺激する挑発なので、そう考えると同居人らしいともいえます。
まあ「当てモノ」と言っても「当たり外れ」があるものではなく「価格相当のものだけど、それが何かはわからない」という「お楽しみ」系の「当てモノ」なので「損」はしないだろうという安心感はあります。
で。
コイン(200円でした)を入れて適当に色を選んでボタンを押し、わくわくしながらモノが出て(落ちて)来るのを見守っていたんですが……。
「あれ?」
出ません。
落ちてきません。
返金レバーを回しても何も起きません。
「やられたか」
200円を賭して挑んだ「謎」とは空気だった、というオチかと思いましたが自販機に連絡先が書かれていたので怒り心頭の同居人が電話すると、すぐ裏から管理人(自販機を置いている店の主人。ちなみに店は定休日のもよう)が出てきてサクっと景品をサルベージしてくれました。
経路上で引っかかって止まっていた模様。
「(品物は)ちゃんと出ました」判定を行うセンサーを通り過ぎたところで引っかかっていたので当然ながら返金レバーも反応しなかったようです。
ごく稀にこういうことがあるそうで、店主、平謝りでございました。
いや、結果として楽しい思い出になりました。
出てきたスナックはこの2つ。ポリ袋にいれられて適当なテープ留めがされてました。適当な梱包だったので引っかかりが多かったのでしょうね。
どちらも我々には未知のお菓子だったし、このご時世、200円ならリーズナブルだなと思ったので「謎」に挑んだ報酬として上出来ではないでしょうか。
とまあこんな感じで同居人は「謎」に対する好奇心が強い系の人だということなのですが、私はむしろ「正体がわかっているもの(物、者)」に対する好奇心が強いタイプの人間のようでして……。
DEFENDERを注文した直後はカスタマイズ欲に掉させて海外通販サイトでいろんな小物類をチェックしておりまして、その時見つけたものの一つがコレなんです。
要するにダッシュボードの奥にある「穴」塞ぎです。
DEFENDERに限らず、そこに穴やクレバスが存在するクルマは多々ありますよね。そして中にはそこに大事なものや大事じゃないものをうっかり落としてしまう事もあるでしょう。
それを防ぐためのネット的なモノなんですよ。
しかもただのネットじゃなくてちゃんとデザイン?されているような仕上げにもなっているようで「これは試してみる価値があるんじゃね?」と、過去に一度この手の穴に何かを落としてしまった経験がある私は思ったわけですね。
で、ポチって届いたのが半年以上前の話。
そして今、ようやく日の目を見ることになったのでした。
と思っていたんですけど……。
ブラックホールに何かが吸い込まれる前にさっさと取り付けようと思いましたが、その前にブログの記事用に単体の写真を撮っておこうと、届いたブツを初めてまじまじと眺めたら、あることに気づきました。
懸念が生じたと言った方がいいでしょう。
「コレ、ダメなヤツじゃね?」
測定器で測るまでもなく、機能を考えると数値的にダメなのは間違いないのですが、そのダメさ加減がどれくらいなのかが問題です。
実際に試してみて機能を阻害しないレベルであればいいのですが……。
で、試してみました。
両面テープで固定するタイプなのですが
ダメな時に剥がすのが面倒なので、とりあえずあてがってみてスイッチを入れてみます。
結果、やっぱりダメだと判断しました。お蔵入り……じゃなくてゴミ箱行ですね。
私がなぜダメ判定をしたのか? その答え合わせをしましょう。
私が抱いた懸念とは「それなりに開口面積をふさぐモノなので、デフロスター能力をスポイルするんじゃね?」というものです。
抵抗があるとブロアモーターに負荷がかかって壊れるかもしれません。
まあ、LAND ROVER車にはフロントガラスに熱線ヒーターが入っていますので、ブロアモーターが壊れるほどデフを使うことはない=一般的なクルマより圧倒的に出番が少ないので壊れるというのは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも半分フタをしているようなものなので、風量が減るのは明らかです。
計測器を持っていないのでデフ最大にして手をかざして有り・無しでチェックしてみた感覚ですが、蓋をすると明らさまに風量が弱くなります。
というか、仮置きのまま、つまり両面テープで固定していないと浮いてくるんですよ。
これ、危なくない?
両面テープが永遠に絶対的に固定されるという保証がない以上、何らかの原因で強い衝撃を受けた際にこのカバーが飛んできて顔面を直撃→眼窩に当たって失明、なんてことになりかねません。
すなわち私的にはこれは危険物扱いとさせていただき、装着を見送ることに決定した次第です。
購入時に好奇心に掉させてしまい、うたい文句に乗せられ?て深く考えずにポチって失敗するパターンです。まんまとハマった感じでございます。
無駄な買い物になりましたが、何事も勉強だと思うと無駄な買い物とて得るものは決してゼロではありません。無駄をただの無駄にするかどうかはその人次第ということなのでしょう。
ええそうです。無駄な買い物をして悔しいからもっともらしいことを言ってるだけですとも。
ちなみにブツは日本円にして1800円くらい。送料を入れても2500もしなかったと思いますが、2500円あれば軽油を15から17リッター買えたと思うと残念ではありますね。
以上、無駄になった買い物シリーズ第一弾でした。
第一弾と謳っている以上、もちろん第二弾もありますが、それはまた別のお話。
ちなみに不具合はまだ出て(見つかって)おりません。
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