趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆【PORSCHE Macan GTS】日本を制覇ス

PORSCHE Macan

にゃんぱすー。(‘ω’)

いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーまだまだあっついスねえ

というわけで久しぶりのブログ記事は壮大なタイトル貼っちゃってますけど、まあそんな大したものじゃないのはお察しの通りでやんす。

◎「日本制覇」とは?

説明しよう。(*´ω`)

ここでいう日本制覇とは「北海道」「本州」「四国」「九州」の日本列島主要4島をMacan GTSで走りました、という意味でございます。

人によっては「ほほう」でありまた人によっては「なんだよそんなことかよ」でもあるような内容ですが、私個人にとっては「そういえば今までいろんな車に乗って来たけど、主要4島全てを走ったことがあるクルマはこれまでなかったなあ」なのでございます。
つまり私にとってMacanが「初めてのク・ル・マ♪」ってワケ。

今までなしえなかったのは1台当たりの所有期間が(比較的)短いことが最たる原因ですが、そもそも大阪在住で北海道旅行をするとなると「マイカー」という選択肢よりも現地でレンタカーを借りる、というのが一般的かつ合理的なチョイスだと思います。
というか自分のクルマで北海道に上陸したのはそもそもMacan GTSが初めてでした。

退職後に「やった、自由だ、グランドツーリングするぞ」的なハイな気分で買ったのがMacan GTSなので日本列島を走破するというのはベーシックな目的だったのですが、ここにきて一応目的を達成した形です。
ただ……本来ならもっと早くに達成しているはずだったのですが……私、そして同居人ともに老々介護的なタームに折り悪く入り込んだこともあって3年目に入った今になってようやく達成された次第です。

◎Macan GTS、九州上陸

Macan GTSにとっての日本列島最後の島は九州でした。

日程は五泊六日。
目的は母親の里帰り……のアッシーとして。

「九州」と聞くと皆さん、何か思い浮かぶことはありませんか?
私はあります。
毎回「8県なのになんで9州なんだよ!”(-“”-)”」って心の中で突っ込みを入れてます。
ええ、その昔に9つの国があったことに由来する名称であることは常識として存じております。
おりますが……「実態と乖離している」状態に個人的に気持ち悪さというかなんか居心地というか「座り」が悪いものをかんじてしまうわけなんですよ。
って、そんなこと考えているの私だけッスか?
そうスか……。(‘_’)

だって四国は4県で美しいじゃないスか。
ちなみに九州は「州」なのに四国は「国」っていう単位(?)の違いにも「ビミョー」なキモチワルサを感じる私は少数派なんでしょうか……。

閑話休題。

とりあえず九州です。
九州九州と言っても広うござんす。
ましてや「日本最狭!」の都道府県である大阪府に住んでいる私の感覚としては「とても」広いわけです。
その中でも今回走ったのは大分と福岡の2県。
そのうち大分はフェリーの発着場所なので通過点。実は今回の目的地はピンポイントで福岡県でした。

その福岡県は母の生地。

内陸部のけっこうな田舎町で、かつては炭鉱で栄えていましたが今は特にこれといった産業などなく、そのうち高齢化によって滅びゆく系のよくある感じの町でございます。
全国区なモノは特にな……。
あ。
町の出身者で一人だけ全国区の有名人がいました。
「彼女に逢いに行きたいんだけど雨が結構降ってんなあ……、って、しまった。傘なかったわ」
的なきわめてどうでもいい内容の歌詞の曲で有名な歌い手さんがいました。
いや、確かまだ生きてたと思いますから「います」です。
そういえば「ブラタモリ」ってなくなったんですかね。

そして実は昨年他界した父も同じ町の出身です。
もう少し説明すると二人は同じ町の出身で……要するにいわゆる幼馴染系夫婦ってワケです。
結婚も同じ町。
ということは……。
ええ。実は私も母と父が生まれた町で生まれました。
なので郷里といえば郷里ですが両親は私が生まれてすぐに本州の都会?(大阪)に引っ越したので「生地」ではありますが特に「ふるさと」的な愛着はございませんね。
とはいえ小学校に入ると毎年のように帰郷して夏休みを過ごしていましたっけ。
一族郎党がわんさかいますから必然的にイトコとかハトコとかなんやらよく理解できない縁者も含めると同年代の子供も多く、つまりは遊び相手に事欠かない。田舎ですから自然も多くて(むしろ自然しかない?)大阪育ちの私としては物珍しい環境です。加えて「田舎あるある」で古くからの風習とか因習などがてんこ盛りで夏は「アラウンドお盆」にその手のイベントがけっこあったりして大阪のベッドタウンにある新興住宅地で暮らしていると体験できない様々なものに触れることができたものです。
夕食後は庭にでて蛍を見ながらスイカの種の飛ばしっこをしたりしてましたっけね。
なんというか、今になって思い起こすと「のんのんびより」の夏のシーン的な時間でしたねえ……。

おっと。
話を戻しましょう。
今回の九州行は母の里帰りの付き添いに加えて父の他界報告的な作業(作業?)も加味されていたのでございますね。父がかつて祖父から譲り受けて所有していた土地家屋の最終整理(数年前に売却済みなんですが、まあいろいろあるんです)みたいなことも併せて諸々処理をするのが主たる目的です。

つまり観光目的ではない……と思われるかもしれませんがさにあらず。
母親は存命する母親の実姉宅に預け、我々はそのあとは別行動。母をピックアップして帰路に就くという計画でございます。

今回の大阪-福岡へのアプローチは往復ともにフェリーを利用しました。
高齢の母の負担を考えつつベターな選択だと考えたのです。
おそらく一番負担が少ないのは新幹線を絡めた鉄道なのでしょうが、結局新幹線の駅まではそれぞれ車が必要になります。
レンタカーをできるだけ使いたくない私としては「だったらのんびり行けるフェリーにするか」ということになりました。
ホラ、年金生活者ですから時間だけはあるんです。
まあコスト高ではありますが

◎レンタカーを避けたい理由

レンタカーを利用することを避けたい理由は……。
私、レンタカーって大っ嫌いなんですよ。
理由はいくつかあります。

・臭い(最近は禁煙車が基本なのでずいぶんましになりました)
・衛生的な部分で避けたい(知らない人が汚い手で触りまくったものを触りたくないという理由。レンタカー会社の触れ込みでは利用前にきちんと消毒や清掃をしているという事ですが、実情は推して知るべしでしょうし)
・欲しい装備がない(ある場合もありますが、レンタカーの多くはベーシックグレードだったりするので望み薄)
・シートがしんどい(長時間ドライブするとクるんですよね。まあ最近の国産車はかなり良くなったようですが、当たり外れが多いのも事実)

私が絶対中古車を買わない理由も上記の「衛生」に関する疑義があるからです。
最近はサービスも多様化しているので中古車でも状態のよいものを選んで専門業者に徹底的に内装クリーニングを依頼するという手もあるんですが、たとえ知らない人がその車でどんな行為をしていたのかを想像するだけでオエっとなっちゃう性格なんですよ。
ほら、賃貸の部屋なんかでもあるじゃないですか、事故物件ってやつ。
私の感覚だと中古車とかレンタカーのような他人が使いまくったクルマは事故物件扱いなんです。
「鼻くそほじった指でステアリング触ったんだろうな」とか
「ステアリングにはツバ飛びまくってたんだろうな」とか
「盛って車内でカー○○○とかやってたらそのシートにすわるのヤだよなあ」とか
「子供やボケ老人とかがシートでおもらしとかしてないよな?」とか
「ラゲッジに犬とか乗せてないよね?」とか(私は犬が苦手)
みたいにいろいろとね……。

念のために言っておきますが私は別に潔癖症ではありませんよ?
強いて言えば想像力(妄想力?)が人より少し強い的な感じでしょうかね?

なので合目的的だと判断すればレンタカーに関しては利用を拒みません。
仕事の出張時なんかは当たり前にレンタカーでしたし、海外とか沖縄の旅行とかはマイカーでいくのはかなりムリがありますよね。たとえマイカーで行けるとしても遠方の場合でそもそもクルマを使用する目的がドライブではなくただの移動の場合も割り切ります。
好きか嫌いかでいうと「大嫌い」ってだけで「絶対無理」というわけではないという感じでご理解いただければ幸いです。
あ、クルマ自体を楽しむ目的で購入する「マイカー」に関して中古車は「絶対無理」ですけどね。

コホン。
大阪-九州のフェリーは3社からチョイス可能。上陸地点も複数あってどれを選ぶか迷うところですが、今回は商船三井の「さんふらわあ」、その中でも大阪南港-九州大分の別府港を結ぶ航路をチョイスしました。
両親の故郷への最短ルートを考えると阪九フェリーで小倉あたりに上陸するのがいいのでしょうが、今回は去年就航した一番新しい船に(私が)興味をそそられてさんふらわあを選びました。

◎福岡ステイ

ということで母親を現存する?兄弟姉妹や親類達が犇めく伯母の家に放り込んだ我々はMacan GTSの鼻先を北へ向け、一路福岡(市)へ。

今回は福岡(市)ステイ。
市内にあるホテルをベースに「近場」をのんびり観光しようという計画です。

何しろ暑いですからね。
ガツガツ観光なんてやってられません。
「一日一目的地」的な感じで緩くたのしみました。

そんな今回の福岡滞在中の目的は以下のとおり。

・いくつかダムに行く(ダムカード集めは欠かせない。暑いけど)
・本場の豚骨ラーメンを食べる
・本場の焼き鳥を食べる
・本場のイカ(この時期は呼子のヤリイカ)を食べる
・本場のもつ鍋……は暑いからパス
・本場のうどん……は……私は柔らかいうどんにあまり興味がないのでパス
・梅が枝餅を食べる
・なんかどこかの鉄道に乗る(ごくごく軽度な鉄ちゃんなので)

中でも今回の一番の目的は「金印」でした。

◎金印とは

金でできたハンコですね。
ちなみにハンコと印鑑は違います。

○ハンコと印鑑の違い

「印鑑」って、正しくはハンコを押した印影のうち、役所に届ける的ないわゆる正式な文書に押す印影のこと。
物理的な方はハンコとか印章と言って、印鑑とは言わないのですよ。

○で、金印の話

で、金印は金でできたハンコ。金の印鑑ではありません。
福岡・金印といえば誰もが教科書で習ったアレ。有名な邪馬台国に送られた「親魏倭王」の方じゃなくて、もっと古い方、後漢書に「贈った」と書いてあるらしい方のアレ。漢委奴国王というヤツを思い出しますよね。

発見場所は福岡ドームの沖合にある志賀島だそうで、「金印公園」はその発見場所に存在するらしく、機会があれば一度は行ってみたいと思っていたのです。

というか私、「定年後は邪馬台国の謎解きをライフワークにしよう」なんて思ってたことがありました。高校・大学時代ッスね。
実際に定年を迎えると邪馬台国の場所とかどうでもいいじゃん、みたいな感じになってるんですけど、それでも私は日本の歴史では古代に一番興味を持っています。
今住んでいる大阪の北部なんてまさに古墳時代の中心地みたいなところで古墳とか数百もあるんですよね。もうその辺古墳だらけ。そんな環境ですから興味を持つなという方が無理というか。
ご近所には茶臼山古墳(宮内庁的には継体天皇陵)や今城塚古墳(学術的には実はこちらが継体天皇陵)なんていう日本でも指折りの巨大前方後円墳なんかもありますし、近代的なベッドタウンに住みながら古代に思いを馳せるにはもってこいのロケーションだったりするわけですが……まあそれはさておき金印は大阪にありませんからね。

で、最近になって「金印公園」として整備されたと聞いて一度は行ってみたいと思っていたのでした。
なんでも金印のレプリカもあるんだとか。
すごいよね。

ちなみにホテルは金印の本物が展示されている福岡博物館の近くにとりました。
まさに金印ツアーです。

実物(レプリカですが)の金印を見た第一印象は「ちっさ」の一言。
樹脂に埋め込まれたレプリカをみた瞬間、同居人と私は異口同音にそう口にしておりました。

公園自体はよく整備されていて福岡(博多)の市街地が一望できます。


写真には写ってませんが太陽に照らされた福岡ドームの屋根がまぶしかったっす。

ちなみに「志賀島」は島ですが、陸続きです。
「何言ってんの?」と言われそうですが、天橋立みたいな「砂洲」で九州本土とつながっているんですよ。海流の関係で砂が堆積するみたいですね。
その砂洲の上を車道が走っているので陸続き的な感じです。
天橋立のように景勝地として保存されずに橋を立てられちゃったのは松並木があったりする天橋立と違ってただ砂が少し続いているかな???みたいな感じだったからでしょうね。

というわけでお暇なら一度は行ってみることをお勧めします、金印公園。
駐車スペースが狭く、4台とめられるかどうかみたいな感じなのですが、人がこぞって訪れるようなところでもないと思われますのでたぶん大丈夫でしょう。

○金印は真っ赤なニセモノ?

ついでなので金印について少し。
個人的に志賀島で発見されたとかいう漢委奴国王の金印は「嘘くせー」と思ってます。
学者たちもいろいろもっともらしいことを言って議論しているようですが、発見や認定のバックボーンを知れば知るほど信憑性皆無で、普通に考えて「偽物でしょ?」としか思えないんですけどね。
「偽物だという確たる証拠がない」=「本物」という論法で本物扱いされているだけなんですよね。
出典である後漢書東夷伝には「印を授けた」と書かれているだけでその印影はもちろんそもそも「漢委奴国王」と彫られていることも記載されてませんからね。
そもそも金印が贈られたのは紀元1世紀。東夷伝はその数百年後に先行資料なんかをもとに編纂されたもので、当時の「記録」ではない。
先行資料がそもそも本式?の「記録」ですらない写しの写しみたいなものだったら?そもそも完璧に写せたの?
ようするに「そんなことがあったみたい。知らんけど」と書かれているに過ぎないのでそもそも本当にそんな金印が存在していかも怪しい。

なのでタモリ的にいうなれば「ンなわきゃーない」みたいなモノだと私は思うわけですよ。
でもこれ国宝ですよ。
は?バッカじゃないの? っていう感じ。(^^;)
「トンデモ歴史資料:金賞」くらいなら大きく首肯しますけどね。

なので私の中では金印も金印公園も「トンデモ歴史資料:金賞」っぽいものを楽しむ、みたいなノリでやっている感じですね。

まあ金印に限らず過去のことなんて何が真実なのかなんて誰もわからないわけで。
お札で有名な聖徳太子のあの肖像画も「実はあいさつに来た渡来人」という説もありますし「そもそも聖徳太子など存在していない(馬宿の王子は聖徳太子ではないという意味)説も有力ですし。
こういうのはすべてタイムマシンができさえしたら事実が判明しますのでつまらない巷間あまたある不毛な議論はすべて収束するというもの。
邪馬台国の場所もわかるし、ヤマト政権のルーツも判明します。
個人的には記紀のでっちあげがつまびらかになることによっていろいろ楽しい混乱がおきそうだな、と期待しちゃいます。
私が生きている間にできたらいいな、タイムマシン。

でもアレだよね。できたらできたで世界中のいろんなウソが白日のもとにさらされちゃって大混乱する人も多そう。それによって暴走する人が増えて人類が滅亡しそうですね。
そう考えると我々が知識欲を満たす為にタイムマシンを気楽に使えるなんてことはなさそうですね。

宗教系は特に発狂しそうですね、ユダヤ系(キリスト系、イスラム系なんかも)なんて特に。

◎ダム・ハンティング

若かりし頃。そう、あれは私がまだホンダ車のヘヴィユーザー(※)だった頃に思い描いた「老後のライフワーク」は「邪馬台国の候補地を巡り、自説を論文にまとめる」的な思いは結構薄らいでしまいました。
当時はこういうことをガタガタ言っているのは一部の人間だったようにおもいますけど、インターネットの普及で「邪馬台国人口(????)」は当時の100万倍ほど(個人的な推定による)になってしまいました。
この手の研究に関する数の増加はそのまま情報の増加につながりますし、私なんかより何億倍も知識があり考察力がある人が無数(個人的な推定による)発生している昨今、特に私が手を染める必要性を感じません。
ネットを探せばいろんな説を楽しめますしね。

というわけで邪馬台国の舞台である九州に上陸しても「よし、九州説に基づくと最有力候補である(と私が勝手に推測している)宇佐神宮にはいかねば!」とはならないわけですね。

じゃあ実際に「老後生活」に入った今、何をライフワークにしているのかというと……。
うーん。
「これが私のライフワークでっす」とどや顔で紹介するようなものは特にないのですが「ダムカードハンティング(ダムハンティングではない)」はまあ、楽しみの一つではありますね。

というわけで「せっかく九州に上陸したし、いくつかダムも回っとくか」という感じで行ってきました。

今回訪れたダムは4か所(カードは5か所分ゲット)

・北谷(きたたに)ダム

・牛頸(うしくび)ダム

 

・山神(やまかみ)ダム

・鳴淵(なるふち)ダム

◎本場の豚骨ラーメンを食べる

本場といっても最近はご近所に支店があったりしますので「本場感」は薄れてきましたね。
なので「本場の豚骨ラーメンを食べる」ではなく「本場で豚骨ラーメンを食べる」と言った方がいいでしょう。

私はラーメン通でもなんでもありません。
そういえばラーメンってもう半年くらい食べてない気がします……いや……1年くらい?よくわかりませんがそんな雰囲気。
何が言いたいのかというと「特に(ラーメンに対して)こだわりがない」ということ。
もう少し付け足すなら「何が何でもうまいラーメンを食いたい」的な探求心というかリサーチモチベーションがないってことですね。

というわけで「ちょうどお昼だしここにしますか」って感じで太宰府の駅前にあったラーメン屋に。

昼時ということもあり満席でしたが待ちの人数もあまりなく5分ほどでカウンター席に座れました。
10秒ほど悩んで頼んだのはチャーシュー麺。

普通においしゅうございました。

◎梅が枝餅を食べる

太宰府に行ったのは梅が枝餅を食べる為。
というか太宰府に行ったついでにお約束として食べるのが梅が枝餅というのが正しいのでしょうが、私的には太宰府は二の次、梅が枝餅と「ポケふた」がメインの目的です。


同居人は太宰府に行ったことはないし、当然梅が餅は食べたことがないというので今回は初太宰府をコンプリートするのが目的……なので参道で餅食って終わりではなく、太宰府も一通り観光?して奥にあるイートインできる茶店にてゆっくりといただきました。

梅が枝餅はさすがにご近所に支店はありませんので「本場の梅が枝餅」は「本場で」味わうしかなさそうです。通販してまで食べるようなモノではないでしょうし……。

ちなみに梅が枝餅はさだまさしの「飛梅」を口ずさみながらいただくのが昭和生まれとしての矜持だとかなんとか……。
知らんけど。

私が大宰府を訪れたのはかれこれ40年以上前ですから梅が枝餅の記憶はほぼございません。
ただ「ぜひもう一度食べに来たい」とはこれっぽっちも思わなかったことだけは覚えております。
焼きたてを普通においしくいただき、「そうそう、こういう感じだった」と記憶がよみがえりました。と同時に今回も「ぜひもう一度食べに来たい」というほどのものとは思いませんでした。
いえ、普通においしゅうございますよ。
決してけなしているわけではございませんのでその点はご了承ください。
知恩寺の「知恵餅」や伊勢神宮前の「赤福」もそうですが、世の中には魅力的な食べ物があふれかえっているというだけの話です。
寄った時に話の種や体験として食べるというのがいい感じなのでしょう。
菓子に限らず名物ってそういうものだと思います。ホラ、伊勢うどんとか……。

そうそう。梅といえば梅干し。梅干しといえば梅干しの種。
ということで梅の本場(?????)太宰府ではその梅干しの種が大量発生いたします。
写真を見ていただければお判りいただけますが、セットを頼むと梅干しがついてくるんですね。
その種はさらに残さず持ち出すのが実は太宰府通(しらんけど)。
なぜって、あまり知られてないかもしれませんが天満宮内には「梅の種収め所」という場所があるんですよ。ありていに言えば梅の種専用のごみ箱ですね。

我々もここに捨てました。
仲を覗くと案の定梅の種以外のごみも。


以前は本当に梅の種のみでしたけど、これもインバウンド効果ってやつでしょうかね、決めつけはアカンけどヤツらの素行を見ているとそう思わざるを得ない今日この頃ですが皆様におかれましてはいかがおすごしでしょうか?

そうそう、太宰府市は駅前だけでなくポケふたが複数あります。タイミングをはかって鉄道写真風に撮ってみました。

こういうマンホール(の蓋)も。

なお今年の太宰府は記録的な猛暑で、たしか連続して40数日間も猛暑日だったとか。
お疲れ様としか言いようがございません。

◎本場の焼き鳥を食べる

私は特に焼き鳥に一家言あるわけではありません(以下略)。
なのでホテル近辺で適当に探してなんとなく選んだ店へ。

厳密にはホテル近辺では見つけられず散歩がてら最寄りの地下鉄駅まで散歩しながら探す感じでした。
ただアンラッキーなことにその日はいろんな店が定休日だったこともあって選択肢は限られていた感じです。

散歩道は「サザエさん通り」らしい。


「え、サザエさん通り????」って思いませんか?
私は思いました。
なんでもここで原作の構想をまとめたのだとか。


まあ架空の世界の話ですから東京なんて言われている場所よりこういうリアルな関連場所の方が正しいような気もしたりしなかったり……。

ふらりと入った焼き鳥屋さんは「当たり」でした。


カウンターで店主と話しながらいただく焼き鳥(鳥じゃないのも多いけど)は失礼ながら望外においしく、また値段がリーズナブルで満足する食事でした。


サラリーマンが仕事帰りに寄る系の場所にあって競争も激しいでしょうし、この辺りだとどこも外れなんてないかもしれませんね。

写真的には焼き鳥や感があまりありませんが、焼き鳥屋さんです。

ちなみに福岡で焼き鳥というと「鳥」以外のケダモノ肉の串焼きのことを指しますが、この店は「鳥」の焼き鳥が主体でした。

◎本場のイカ(この時期は呼子のヤリイカ)を食べる

福岡でイカといえば呼子のイカって感じですが(私の中では、ですけどね(^^;)
なお「福岡のイカがなんで佐賀の呼子産なんだよ」と突っ込むのとセットです。

金印公園を目指して志賀島へ行った帰りに「あ、ここにしようか」とこれまた特にこだわりなく入った志賀島周回道路(という名前ではないのですが)に面した店に。

注文時に尋ねると「呼子のイカ」だそうで。まさに当たり。
呼子のイカがない場合はイカ以外のメニューにするつもりでしたが、トライ一件目で目標達成です。
目の前にある生け簀から掬い取ったイカを見せたうえで「今から調理してまります」という感じで演出たっぷりに出されたのがこれ。

我々的には結構なお値段ではございましたが、内容的には満足のランチでございました。
そうそう。サザエのつぼ焼き好きな私達はサイドメニューでそれを頼んだんですが、なぜか「ファイヤー」な状態でございました。

イカですけど、お作りにしたあまりは好みで塩焼きとか天ぷらとかにしてもらえるのですが、今回はおじさんおすすめという天ぷらをチョイス。

これまた実に満足。
金印はどうでもいいけどこの店を目指して志賀島にはまた行きたいと思いました。

◎なんかどこかの鉄道に乗る(ごくごく軽度な鉄ちゃんなので)

ごくごく軽度の鉄ちゃんである我が家としてはとりあえず電車とかを見ると気分が「上がる」わけです。
基本的には「見る鉄」といっていいでしょう。
でもタイミングが合えば「撮り鉄」となり、機会さえあれば「乗り鉄」にもなるというわけでございますね。

今回、撮り鉄的には志賀島の最寄りとなるJR香椎線の終着、西戸崎駅で「デンチャ」などを。

乗り鉄的には西鉄太宰府線で太宰府から一駅乗ってポケふたを撮りに。

撮り鉄的にはダムから見下ろすいい場所をみつけたので列車を待とうとおもったんですが、時刻表をチェックしたところ1時間ほど待たないと来ないことが判明。我々は「ごく軽度」なので諦めて移動しました。

◎まとめ

今回のドライブで最も印象に残ったのはこいつ。

太宰府天満宮にいたネコ。人懐っこくていわゆるへそ天までする甘え上手。しばらくネコっかわいがりをしておりました。