ちゃろー(*’▽’)
万博、行きましたか?
私は昨日で2回目です。今回は前回行きそびれたスロバキア館に行けました。DEFENDER工場は紹介されてませんでしたけど。
でも、もう勘弁してほしいかな~。
なぜならめっちゃ混んでるから。一回目(4月16日)はガラガラだったんだけどな~。
現役時代の会社も関わっているので知り合いにあえるかもしれないし、知らない国の事を知ったつもりになれるから行ったら行ったで楽しいんですけど、会場は狭いし動線は悪いしレストランは学食並みのメニューが学食の10倍もするし、だったら高すぎと思ってスルーした2000円のSPY familyのコラボハンバーガーを食べてた方が満足感があったじゃん、なんて思っちゃうし、駅に向かう人並みに並ぶのは恐怖以外の何物でもないし、絶対取れない予約システムには怒りを覚えるし、公式アプリを作ったヤツは頭が悪いとしか思えないしでもう二度と行きたいとは思わないですね。というかそもそもこういうイベントには興味がないですよ。同居人がいなかったら絶対行ってないと思います。
おっと、万博のグチはここまで。本題に移るとしましょう。
◎ラゲッジルームに収納を:第二章
小物専用、略してコモセンインプレ担当と思いきや。今回のはちょっとでかいよ。
サイズもそうだし重量もある。敢えて言えば重くしちゃいけないところを重くしたアホカスタマイズとそしられても仕方がない場所をカスタマイズ。
でも、いーーんです!
なぜなら、DEFENDERは素の状態で充分異常に、いや以上に重いから。
なので誤差ですよ、誤差。
私のように愛車は家族で恋人、というか人生そのものというちょっとヤバい(かもしれない)人は別にして、クルマを道具としてとらえているフツーの人にとってラゲッジルームの使い勝手はよりよい暮らしに直結する問題ではないでしょうか?
フツーの人の振りをしつつ、その実「お友達はクルマだけ」という私にとってもその友のラゲッジルームの使い勝手は無視できません。トモダチが「できるヤツ」であるに越したことはありませんからね。
平たく言えばクルマの使い勝手がいいとQOLが上がるってことです。
というわけで今回は前回に引き続き「ラゲッジルームに小物入れを増やそうプロジェクト」第二弾であります(委員会はどこに行った?)。
◎DEFENDERのリアドアについて
今回の記事のタイトルである「DEFENDERならでは」といえる部分がリアドアです。
普通のクルマだと「リアハッチ」という言い方をしますがイメージ的に「ハッチ」というと屋根ヒンジタイプ、つまり上方にガバっと開くタイプの呼称という固定観念があります。
ハッチ=蓋の付いた昇降口 なのでその蓋のヒンジの位置などは規定されていませんのであくまでも個人的なイメージの問題です。
だって「ハッチバック」って上ヒンジタイプのクルマの呼称じゃないスか?
なのでDEFENDERのリアドアもリアハッチだと言い張っても何の問題もないのですが、個人的にはハッチじゃなくてドアだなと思ってます。
別の言い方というかLAND ROVER的には「リアゲート」と呼んでたりしますが「ゲート」って「門」じゃないスか。それって開口部のことであってリアドアの呼称じゃないじゃない?って思うんですよ。
まあどうでもいいですけど、ここではリアドアって呼ばせてもらいますよという話です。
このリアドアがDEFENDERのキャラクターを形成する特徴の1つであることは間違いありません。DEFENDERのキャラクター、すなわち「クロカン車」であるというアピールアイテムですしね。
メルセデスのGクラスやJEEPのラングラー、そしてわれらが?スズキのジムニーという「クロカン」車はみんなサイドヒンジのドアタイプになってます。
トヨタのランクルもかつてはジムニータイプでしたが、その後「この方式はメリットよりデメリットの方が多い」というトヨタらしいマジョリティ、つまりフツーの人の意見を重視するマーケティングによる「合理的な取捨選択」により外されてしまいました。
さて、日本と同じ左側通行右ハンドルの国で作られたクルマなので、DEFENDERのリアドアのヒンジは右側にあります。ジムニーも同様ですね。
逆に右側通行・左ハンドルの国のクルマであるGクラスやラングラーの場合、ヒンジは左側にあります。
「歩道側を開いて利用する方が安全だから」という理由です。まあアタリマエですよね。
Gクラスやアメ車では珍しくハンドルをちゃんと右側に移植してくれているラングラーでもドアヒンジまで右側通行に合わせるのはコスト面で難しいようですね。路肩に車を止めてラゲッジにアクセスする際、ドライバーは問題ないと思うんですけど(むしろ運転席からアクセスしやすいという利点がある)安全性に関するリテラシーが緩い人も一定数いますし、周りに注意を払えない小さいガキんちょや同乗者のアクセスに関しては最新の注意を払ってほしいものです。
車道側に体を出してリアドアをちょっとだけ開いて荷物の台入れをしているGクラスオーナーの奥様を散見します。こそこそして後続車を必要以上にビビらせず、そこはガバっと開いて後方から作業していただきたいものでございます。
というわけでこの手のサイドヒンジ方式のリアドアのクルマは、その構造上リアドア自体に収納を増設しやすいのです。
ジムニーやラングラーなんかでは定番ともいえるカスタムですが、DEFENDERでもその手が使えるのです。ラゲッジが狭小なジムニーよりむしろある程度余裕があるラングラーやDEFENDER向きのカスタムかもしれません。
ラングラーやジムニーが大好きな私は以前から両車のカスタム用品などもチェックして楽しんでおりましたのでDEFENDERを買うと決めた時に「よーし、リアドア収納カスタム、やったるでー」と決意していたのでした。
基本的にはリアドアの内側にMOLLEシステム対応のパネルを取り付けて、そこに好みでバッグ類をいくつか取り付けようと考えておりました。
こういう製品です。
このMOLLE系パネルはリアドアだけでなくリアのガラスの一部あるいは全体を覆ってしまうもの、リアクォーターガラス部分に取り付けるもの、ラゲッジの棚になるもの、天井面を活用しちゃうものなど選択肢が豊富です。
ガラス面を覆うモノは後方視界をスポイルするので私的にはNG。
とはいえそもそもDEFENDERってデジタルインナーミラー前提のクルマなのでガラス部分を覆ってしまっても問題はない、という意見に反論はありません。光学後方ミラーは保険ですし。
というわけでリアドアのガラスの下部分に豊富にある?ボルト穴を流用するアルミパネルを物色していたのですが、結果として私が選んだのはリアドア用のアルミ製折り畳みテーブルです。
パネルにせずテーブルにした理由はいくつかあります。
1.もともとリアドアにある小物入れや三角表示板は活用したい
2.テーブルにもなるなら、それはそれでユーティリティが上がる
3.パネル単体と比較して価格が大して変わらない
これも海外ネット通販。当時(2024年の12月頃)の価格は送料込みで16000円くらいでした。Amazonでも同じモノを買えるようです。多少割高ですけどね。
もともとついているボルトのうち、4か所のホールを使ってともじめするだけと、インストールも実に簡単です。
早速手持ちのMOLLE対応のバッグ類をいくつか取り付けてみました。
うーん。
わかっていたことですがドリンクホルダーとして使う穴(ホルダーとして使えるように「底」が付属品としてついてます)部分がどうしてもムダスペースになります。
あとこの格子状のホールもMOLLEシステムというわけではないのでサイズ感や間隔など使い勝手も良好とは言えません。
そういうわけで使い勝手を向上すべくアルミパネル部分ににMOLLEパネルを張り付けることにしました。
こういうヤツでサイズもだいたいいい感じ。
取り付けてみました。
うーん。
妥協できる範囲かな。
しばらく様子を見てみます。
パネルが欲しかっただけなのに、それでも敢えてテーブルにした理由をもう少し詳しく説明しておきます。
キャンプをする人だとまずはテーブルありきで、そうなるともう少し機能的な製品をチョイスした方がいいと思いますが(二段式とか底部を引き出してテーブル面積を増やせるヤツとかいろいろあります)、私はキャンプは全くしませんのでアウトドア的なテーブル機能は不要です。
ただし、冬場はスキーに行きます。
ゲレンデの駐車場で支度をするときにここにテーブルがあったら便利に使えるんじゃないかというスケベ心が頭をもたげたということなんです。
グラブとかヘルメットとか、ウエスとかそういうちょっとした小物を「一時的に置いておく」棚として重宝しそうだな、いや重宝してやるぜ、みたいな、そんな感じ。
なのでワイヤー吊り下げ固定方式のこういうシンプルで安価なテーブルは私の用途にピッタリじゃないかと思います。
キャンプだとこういうのが役立ちそうだな、とかリアドアを開けた時の見栄えにはもうちょっとこだわりたいよねとか思って選ぶと金額は途端に3倍以上にハネ上がる感じです。
ゲレンデの駐車場で果たして本当にこのテーブルが役立つかどうかの結論はこの冬。もっとも「そのころまでDEFENDERに乗っているかどうかはわからんがな」という不安要素はありますけどね。(^^;
◎デメリット
さて、この折り畳みテーブルを付けることによるデメリットをおさらいしておきましょう。
1.リアドアが重くなる
2.リアドアのポケットや三角停止版へのアクセスにひと手間かかる
3.リアドアパネルの「DEFENDER」エンボスロゴが見えにくくなる
○重くなる
重量物を前端や後端に配置するのはビークルダイナミクス的にはアウトな行為です。
コーナリング時のイナーシャが大きくなるので、特にスポーツ走行を売りにするクルマでは極力避けたい行為ですね。
マツダのロードスターが二代目でリトラクタブルヘッドライトをやめたのはボディ前端のイナーシャを減らしたかったからです。当時のヘッドライトはそもそもガラス製で重かったのに加えてリトラクタブル機構がそこそこの重量ありましたからね。
じゃあ初代を設計した人はそんなことも知らない無知だったのかというとそうではなくロータス・エランのコピーとしての「キャラ立て」にどうしても必要だったので「断腸の思いで」採用したそうです。いや、エランのコピーだとは一言も言ってませんけど「0からのスタートだから掴みとして必要と判断」したという感じですね。評価が固まったことで二代目からは「ウチの本来のロードスターの理想」の方を有線して設計に臨んだということです。コストの問題もあるしね。
個人的にはデザインの問題で二代目はがっかりでしたけどね。「そんなストイックなことを言ってないでリトラクタブルヘッドライトは残しておいてほしかった」派です。
ヘッドランプもLED時代に入ったので小型軽量化が可能だし次のモデルチェンジではリトラクタブルを復活させてほしい、なんて思っていますが、初代の頃と違い今のヘッドライトは灯火類をひとまとめにした「ライトユニット」になってますからむしろリトラクタブル化しにくい気もしますけどね。まあ結局のところどこまで製造コストをかけられるかでしょうけど。
うーん。そんなことを考えていたら次期ロードスターが欲しくなってきました。
一度は乗っておきたいくるまですからね。
おっと。また大きく脱線しました。
そんなわけで重くなることのデメリットは「運動性をスポイルする」からですが、これについては既述の通り「DEFENDERだから問題にならない」という解があります。
そもそも22インチ重いタイヤ&ホイールを最後端に張り付けてるクルマですよ?あまつさえ重心まで高くしちゃってます。
DEFENDERの真骨頂はワインディングでのスポーティな走りではないんです。というかそれを視覚的にアピールすらしている類のクルマなので「重さ上等!」でOKかと。
個人的にも全く気になりません。
クルマとしての運動性じゃなくて、別途リアドア自体の耐荷重問題存在しますがこちらもあの重いスペアタイヤを張り付けたまま頻繁にしかもそれなりにラフに開閉することを前提に強度計算されているのでヒンジ部分を含めて折り畳みのアルミテーブルそのあたりを心配する必要はないでしょう。
○従来の収納部へのアクセス性
もともとあるリアドアのちょっとしたポケットやその上部に格納されている三角表示板へアクセスするには、リアテーブルを展開する必要がありますのでひと手間増えるのは確か。
開閉については爪で二か所止まってますのでそこを外したり締めたりするわけですけど、これって思ったより結構硬いんですよ。安価な製品なので簡素なつくりは仕方がないとはいえ、他の気の利いたテーブルにはノブをひねる方式で開閉するタイプもあったりしてエレガントだな、とあこがれます。
個体差もあるでしょうけど結構硬めなので、特に開く時に指を怪我しないように軍手をはめるとかヘラのようなモノを使うとか工夫されることをお勧めします。
言い換えるとここが強力にガッチリ止まっているのでカタカタ音などは発生しません。ちなみに左側のシルバーの部分はいわゆるボトルオープナー(栓抜き)です。キャンプだと使うんですかね?
アタリマエですが「飲んだら乗るな」でございます。
○リアドアのDEFENDERロゴ
黒いパネルにDEFENDERというロゴがエンボスで加工されてます。
これはダッシュボードの棚部分に呼応というか反復されている手法で、DEFENDERを買おうかなとか買っちゃった人はこういうところにグッとくるんですけど、そのリアのエンボス部分がテーブルを張り付けると隠れてしまうんです。
完全に隠れるわけではなくて半分以上は見えるんですけどテーブルがあるおかげでロゴに視線がいかない状況になります。そもそもエンボスという「わびさび」系デザイン手法をとっているわけで主張が弱いのでしかたありません。
何もなければ主張が弱くても確かにそこにあるものとして認識できますけど小さいバッグをたくさんぶら下げた状態だとまず認識されませんね。
というわけで、こちらも「何かに貼っちゃおうかな」なんて思って一応買っておいたDEFENDERというアルミ製のロゴマークをテーブルの隙間部分に張り付けてみました。
既に上の画像で露出してるのでアレですが、同時に買ったクラシックDEFENDERのロゴマークはこちらのボックスにひっそり貼ってみました。リアドアを開くたびにオーナーの私だけが目にする密かな楽しみです(?)。
というわけでラゲッジルームの改装?はこれにていったん終了。
別途MOLLEパネルを投入するというハプニング?もありましたが、納車待ちの間に構想していた計画を実効に移してみた段階です。
パネルに張り付けているバッグ類の改廃(変更)や、その中に何を入れるかなどなどは乗りながら、使いながら整理していこうと思います。
ちなみに不具合はまだ出て(見つかって)おりません。
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