趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★長期レポート【PORSCHE Macan GTS】Ⅷ ロードバイクを積んでみた

PORSCHE Macan

にゃんぱす~(^^)/

我が家のMacanは荷車です!

ロードバイクの。

もちろんそれ専用というわけではありませんが「荷車になれること」は大前提です。

◎SUVはロードバイク運搬車として最適

そうです。
荷物とはすなわちロードバイク。
それも2台。
当然ラゲッジ内に。
縦積みで。

それが我が家が車を選ぶ時の「前提条件」の一つなのです。
ぶっちゃけ「運ぶだけ」であれば、ほぼすべての車でOKです。
ルーフキャリアやリアキャリアを使えばいいだけですから。

しかしロードバイクを汚したくないし、落下させてしまう可能性が0ではなく、うっかり高さ制限のある建物や高架下でのトラブルが想定できるルーフキャリアは使いたくありません。
リアキャリアは見た目の不安さゆえ、個人的には絶対使いたくないアイテムです。
ゆえに私としては車内しか選択肢はありません。
もちろん様々な理由や考え方があるでしょうし、ルーフやリアのキャリアで運ぶ方はご自由になさってください。

そして車内積載についても、実は多くの4シーター車ならクリアできます。
軽自動車でももちろんOK。
というか、最近流行りのハイパートール?タイプの背が高くて四角いヤツならむしろ積載性はそこらのSUVよりいいんじゃないでしょうかね。
それはさておき、4シーターが確保されている車なら、ロードバイクの前後輪を外せば2人乗車であれば問題なく積載可能といっていいでしょう。
セダンでも十分。ハッチバックなら余裕。ワゴンタイプならモアベターといったところ。

だがしかし。「縦積み」となると俄然ハードルが上がります。

セダンタイプは不可。
ワゴンタイプでもほとんどが無理でしょう。
「縦積み」ができるのはボディ上下のサイズ、すなわち「分厚さ」が求められるからです。
つまりボディが薄いセダンベースのハッチバックやワゴンは全滅ということに。

なので私のチョイスはSUV。
キャンプやアウトドア、みたいなノリではなくて「ロードバイク用荷車」として求める車形がSUVだったという感じなのです。

ちなみにここでいう「縦積み」とは、前輪だけを外して後輪はつけて立てるという、最低限の手間で積載する方法です。
前輪も外さず、そのままままひょいっと載せるという究極の簡便さを狙うのであればハイエースなどのワンボックスや、フルサイズミニバンなどをチョイスすればいいのですが「ロードバイクだけはこべればいい」のではないわけで。
というか、毎回毎回ロードバイクを運ぶわけではなく、圧倒的に運ばないことのほうが多いですからね。
あと我が家は2人家族で、ごくまれにしか後席に人を乗せません。
「駆け抜ける喜び」や「FUN to DRIVE」的な要素にも重点を置きたいですし、そうなると純トランスポーターのハイエース的な車形や後席以降の快適性を優先しているミニバンなどは候補に挙がるわけもありません。

ハイパフォーマンスカーはもちろん、スーパーカーすら存在するSUVという車形がベストチョイス、というわけです。

◎SUVならなんでもいいわけでもない

当然ですが、どんなSUVでも適しているわけではありません。

ロードバイクをラゲッジに積む場合、リアシートを倒してラゲッジを広げるのが大前提になるのですが、実は凡百のSUVはリアシートを倒してもフラットにはならず結構な段差が生じます。

ここに段差があるとけっこう厳しいんです。積めたとしてもちょっと、いや結構面倒な手間がかかったりします。

なので「フルフラット」になることが重要です。もちろん完璧なフラットを求めると選択肢はほとんどなくなりますので、そこは各人の許容範囲がモノをいう?わけです。

で、Macan。優秀といっていいフラットぶりです。

これも試乗車で確認済み。パッションに掉させて「Macanしかない!」とばかりに盲目的に買っちゃったみたいなことを書いちゃってますけど、実はこういうところは冷静にチェックをしている私であります。(^-^;

◎まずは1台、平積みで

ここまでやれ2台積むだの縦積みだ、などと言ってきたわけですが、今回はとりあえず1台だけ積んでみました。
私は1台だけ運ぶ場合はいわゆる「平積み」をチョイスします。
理由はもちろん「楽ちんだから」です。
縦積みってけっこう手間がかかるんですよね。固定とか。でも前記した「段差」があると引っ掛かったりしてイラっとします。リアドアから誰かにサポートしてもらうなりしないとスムーズに積み込めませんが、フラットだと一人でサクッとできます。写真のようにグランドシートなどを敷いておくと荷室も汚れませんし、スムーズにズラせたりします。

積んでみました。

サイズ的に積めることは実写で採寸などして確認するまでもなくわかっていました。
だってXC40でも積めるんですから、1サイズ大きいMacanで積めないなんてありえないでしょう、と思ったわけです。

ええ、積めました。まったく問題ありません。

このままでも大丈夫ですが、念のために固定しておきましょう。

ただ、平積みに関して言えば、XC40と比較すると「積みやすさ」ではMacanの敗北です。
理由は2つあります。
1つ目は二室の横幅。
XC40のほうが横幅が広いようで、特に積み込む際に引っ掛かりがなくて楽です。
次に荷室の高さ。
絶対的な開口部の高さではなく、荷室の構造と呼ぶべきでしょうか。
Macanは凡百のSUVがそうであるように、荷室面が開口部より下にあります。つまりへこんでいるわけですね。XC40はVOLVOワゴンの伝統を守り、開口部の高さイコール荷室面で、荷物の積み下ろしが実に楽なのです。たとえばペットボトルを箱買いした時のことをご想像ください。
重い段ボール箱を抱えて、開口部に乗せるだけでOKなXC40。あとは押してずらすだけ。
一方凡百の車は開口部より向こう側に下すばあい、重い段ボール箱をグイっと前方に突き出す必要があります。不自然な態勢になり、腰を痛めます。
下すときはさらに違います。開口部のフチにある荷物をそのまま持ち上げるだけでOKなVOLVOワゴンに対し、Macanのような凡百のSUV方式だと開口部の向こう側から不自然な態勢でいったん開口部の高さまで持ち上げる必要があるのです。

というわけでロードバイク1台は問題なく積載可能でした、という報告になります。

この日はこのままいつものショップへこのバイクを持ち込んで預けてきました。
一部交換作業と、メンテナンスをお願いしてきました。
これについては別記事にて。

縦積みについても別記事にて。(;’∀’)