にゃんぱす~(*^^*)
急ぎ報告いたします。
ハンコ押してきました!
……カイエン・クーペの注文書に……。
ウソです。
いえね、Macan GTSのスタート価格がCayenne Coupeとほぼ同じなんですよ。
なのでチラっと見積しただけです、ハイ。
ハンコを押したのは間違いなくMacan GTSです。
◎乗り越えなければならなかったハードルは3つ
というわけでついに、マジでMacan GTSを注文しちゃいました。
なんか、かなりのスピード感です。
なにしろこういうのは勢いが大事ですからね。
我に返る前に既成事実を作ってしまうに限ります。
とはいえ「欲しい」と思ってから実際に「注文」するまでには色々ありました。
ええ、実にいろいろ。
で、色々あったけど注文しちゃいました。^^;
実際に注文するにあたって、私が乗り越えなければならないハードルは3つありました。
今回はそれらについて簡単にお話をします。
○カネの問題
まず、大前提があります。
ローンは組みません。現金一括払いです。
我が家的にはクルマを買うのにローンは組まないという掟があるのですが、今回は掟以前の問題で、そもそも私はローンが組めないのです。
だって私は「無職」だから。
年金もまだ受け取ってませんからね。
無職の私にローンを通すような会社がありましょうや?
つまり、全額を現金で用意することがMacanを購入するための大前提なのです。
私は去年の春に「毎日が日曜日倶楽部」の部員になるまでは極めて普通のサラリーマンでした。
つまりホイホイと車を買い換えるわけにはいかない懐事情なわけですよ。
しかも、です。
ほんの1年前にXC40を買ったばかり。
「5年乗ろう」と決心して。
まあ、私が好きな言葉に「朝令暮改」というのがありますからこんなのは想定の範囲内です(と、同居人が言っていた)。
で、ひょっとするとみなさんが興味を持たれているかもしれないカネの問題ですが、結局のところ私の退職金を使うことにしました。
「Macanなんて買って、この先やっていけるのかな?」と思いつつ色々計算しました。
楽な老後ではないでしょう。
でも、私の頭の中で「あの歌」が流れ続けるんですよ。
Pick Up Your Head
Throw Away Your Blue’s
どうせ一度の人生さ
The More You Give
Babe The Less You Lose
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ♪
運が悪けりゃ死ぬだけさ 死ぬだけさ♪
「そうか、そうだよな。運が悪くても死ぬだけなら、ま、いっか」
そうなりますよね?
The More You Give
Babe The Less You Lose♪
「私がMacanにカネを払うことで、少しでも経済が回りソレによって助かる人もいるかもしれない。だとすれば私が失うものはそんなに大きくないかもしれないよね」
え、私、誰かに洗脳されてる?
そんなわけで私にとって、というか我が家にとって非常に大事な老後資金ですが、こう考えればいいんじゃないか、と思ったんです。
「私は会社が倒産して無職になったのだ。だから退職金など存在しない」
ってね。^^;
発想の転換ってやつです。
これを思いついた時、「やべー、実は私は天才なんじゃないだろうか?」と思いました。
ラッキーなことに同居人はまだ現役です。今年、定年退職予定です。
たぶん、退職金が出ます。私の退職金がなくてもいいんじゃないでしょうか?
いくら出るかは知りませんが……。
「老後は同居人に養ってもらおう、そうしよう」
なぜ今まで思いつかなかったんだろう、と思うほど簡単な解決方法でした。
いちおう言っておきますが……。
「良い子のみんな、絶対に真似しちゃダメだよ」
です。
くれぐれも。
なお、申込み金は300万円。
予想通り値引きは1円もありませんでした。在庫車ならいざしらず、フルオーダーの場合は仕方ないと思います。LANDROVERもフルオーダーした時は同じでした。
Macanをお考えの方の参考になれば幸いです。
○私の中にある罪悪感
すでに書いたとおり、私は普通の庶民です。
多少頭がおかしいのは認めますが、フツーのサラリーマンのマインドを持つ人間なのです。
なので、さすがにXC40を買ってこの正月でちょうど1年にしかならないのに、また新車に乗り換えるってどうなのよ?
という思いに苛まれるわけです。
そもそも、です。
私は今でも愛車のXC40が大好きです。
今でもXC40でドライブに出かける時はるんるん気分(死語?)ですし、ちょっとその辺まで買い物、という時でもカーブを曲がるだけで、交差点で右左折するだけで「いい車だなあ、XC40ってば」とムフフな気分(死語?)になるくらいです。
不満なんてほとんどありません。
強いてあげれば……いまだに決まらないドライビングポジションくらいですかね。^^;
そんなにXC40が気にいっていて、ましてやまだ5000kmも走っていなくて「さあ、これからだぜ」なんて感じのタイミングなのに乗り換えるとかちょっとオカシイんじゃないかな……などと考えてしまうわけです。
「ああ、これが良心の呵責ってやつか」と初めての感覚に感動する私なのです。
そう、私が、この私が、「将来の夢」という小学校の作文に「世界征服」って書いて親が呼び出されたような私が「良心の呵責」って……。
悪い冗談としか思えませんが、私も人の子だということなのでしょう。
結局この気持だけは注文しちゃった今でも完璧には払拭できずにいます。
Macanを発注して帰る時、XC40に乗り込む時は本当に申し訳無さでいっぱいでした。
だって、乗るとすごく良いんですもん、XC40。
なんで乗り換えなきゃならないんでしょうね、本当に……。
せめてMacanが来るまでは思いっきり可愛がってあげよう、と心に誓いました。
あ、洗車はしませんけどね。めんどくさいから。
○同居人の許可
いろいろありました(遠い目)。
いろいろありましたが、OKもらいました。
ええ、ウソです。
実は黙って注文しちゃいました。
「ガタガタ言うな! ハンコ押しちゃったものはしかたないだろ!」
そう、既成事実を作っちゃえばオールオッケー作戦です。
ええ、ウソです。
そんなオソロシイこと、自他ともに認めるトーフ・メンタルの持ち主の私ができるわけがありません。
ちょっと言ってみたかっただけです。^^;
事実は……こんな感じです。
「クルマ、買い替えようと思うんだけど」
「……ドユコト?」
「世界は今、狂ったようにEV化に突き進んでいる!」
「ふーん。ほんで?」
「このままでは早晩、人類の英知の結晶とも言える内燃機関が滅亡してしまうだろう」
「ふーん。ほんで?」
「そしてその日はもうすぐそこに迫っている」
「ふーん。ほんで?」
「その最高潮に達している内燃機関を手に入れられるのは、あと僅か。秒読み段階に入っていると言えよう」
「ふーん、ほんで?」
「私は問いたい、我々車好きは、このままただ座して内燃機関の終焉を迎えるつもりなのか、と」
「ふーん、ほんで?」
「否、否である。我々は官能的な内燃機関を所有できる最後のチャンスを逃してはならない」
「ふーん。ほんで?」
「悲しみを怒りに変えて、立てよ!国民よ!」
「ふーん、ほんで?」
「いえね、前からちょっと気になっていたポルシェ マカンなんですけど、次のモデルはEVになっちゃうらしくて……エンジン車はこの間マイナーチェンジしたのが最後みたいなんですよ」
「ふーん、ほんで?」
「2回めの車検くらいに次のクルマをって考えてたんですけど、こりゃ早めに買っとかなきゃダメかなって思いまして。あとPORSCHEは納期が長いのが特徴でして、最近は例の半導体不足の問題もあり、早めに発注しておかないと納車はいつになるやらという状況でして……その……」
「いいんじゃない?」
「え?」
「買っていいよ」
「え、いや、めっちゃ高いんスよ、マカンって。あと私、6気筒以上のクルマにもう一度乗っておきたいって思ってて、それだと上位グレードになっちゃうんですよね」
「ポルシェだもんね、高いよね。で、実際はナンボになるん?」
「ちょっとお耳を拝借……ごにょごにょ……くらいでして」
「高っ! それ払ってもウチはこの先大丈夫なん?」
「運が悪けりゃ死ぬだけさ♪」
「なんて?」
「いえ、冗談です。いちおう、なんとか生きては行けるのではないかと。詳しくはエクセルで作ったこちらの試算表を御覧ください……」
「……ふーん、ならいいんじゃない」
「でも、XC40買って1年ですし……」
「ほしいんでしょ?」
「めっちゃ欲しいです」
「じゃ、グダグダ言ってないでさっさと買っちゃえば?」
という感じで私の熱い思いが伝わったようです。^^;
あ、いちおう言っておきますが多分私のケースは参考にはならないと思います。
こんな事を言うのはアレですが、強いて言えば「日頃の行い」じゃないかと……。^^;
ということで、気が変わらぬうちにサクっと注文してきた次第です。
で、これは蛇足ですが……。
Macanを注文した後、XC40のステアリングを握ってディーラーを後にしたわけですが、帰路の途中でフッと思い出したんですよ。
今年が寅年だってことを。
そして同居人の干支が寅だということを。
そういえばMacanというのはインドネシア語?で、「虎」を意味する言葉であることを。
「あー」
その時、ストンと腑に落ちた気がしたのです。
ああ、Macanを買うのはきっと運命だったんだな、と。
寅年生まれだったら今年はみんなMacanを買うんかい! というツッコミはなしの方向で。^^;
○2022年1月上旬発注時点におけるMacan GTSの納期予想
私のオーダーは3月の生産枠にはいるかな、というところのようです。発注枠はディーラー(会社?)ごとに違いがあるかもしれませんので、参考までに。
納期についてはご存知の方も多いと思いますが半導体不足問題等の不確定要素があるので確約はできないそうですが、予定通りに事が運ぶ「最良のシナリオ」なら6月中の納車も夢ではない、とのこと。
※半導体不足自体は実はもう解消の方向に向かっているようで、実際は工場を稼働させたり物流を担う人的リソースの問題の方が大きいようですが……。
要するに6ヶ月以上待てってことですね。
確かEVOQUE Coupeが2月注文で8月納車でしたっけ。
あの時は本当に悶々とした日々を過ごしたものですが……耐えられるのか、私。^^;