趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆【2018 ホノルル・センチュリー・ライド】HCR 2018への道 Ⅵ

ホノルル・センチュリー・ライド

前回は自転車そのものでいわば最大パーツの話だったので今回は小物を取り上げます

それはサイクルジャージの背中ポケットに入れるライドポーチ、「ライドポーチ」。

◎ウォレットではない、ライドポーチである

いわゆるウォレット的なヤツなんですが、個人的にはウォレットというより小物をまとめる用途のグッズなので「ライドポーチ」と呼ぶ方が相応しいと思っています。
製品名としては
・防水ライドポーチ
・スマートライドポーチ
など。

検索する場合に「オーガナイザー」では茫洋としすぎていてチェック不能でしょうから、ここは製品名を尊重して「ライドポーチ」という名称でいこうと思います。

ウォレットって財布、つまりお金をいれる目的のもの。
もちろん他にもカードなんかもいれるのでしょうが、それでもプライオリティのトップは「お金」です。でもサイクルジャージの背中ポケットに入れるものは、むしろお金のプライオリティはトップではないでしょう。
もちろんお金「も」目的のひとつではありますが、あくまでもお金を含めた小物をひとつにはすっきりまとめる(オーガナイズする)ことが目的です。
一方「ポーチ」は「袋」です。何を入れてもオッケー。
というか、入れるものが問題ではなく「入れられるもの」の総称といえますね。なのでサイクルウォレットよりライドポーチの方がベターかと。

◎抑えておくべき機能とマテリアル

で、今回オススメするのがこういう止水ジッパーのつきの長財布形状のライドポーチ。
というか、私が使っているのが扉の画像のコレです。


velopacという製品で、made in u.k.
届いた製品の生産国を見て「veloなのに英国製かよ!」と突っ込んだ事は内緒です。

止水ジッパーだけでなく、当然ながら本体の素材も水濡れに強いものでないと意味がありませんので、その点は購入時にちゃんとチェックしてくださいませ。

◎サイズ選び

このライドポーチ、サイズも微妙にいろいろあるのですが、基本的にこの手のアイテムは、大は小を兼ねると考えていいんじゃないでしょうか。
大きいと言ってもジャージのポケットに入らないようなものは、あまり無いと思います。

○サイクルジャージのポケットサイズもチェック

とはいえ、一応自分のサイクルジャージのポケットサイズは確認しておいた方がいいでしょうけど。
特に小柄な女性はPocketも小さい可能性がありますから。
※そういう小柄な人用のジャージは3Pocketじゃなくて2Pocketでサイズは確保されている場合も多いですが

話は少し横道にそれますが、サイクルジャージのポケットは深い方が機能的だとおもいます。
コジャレたデザインや色合いを売り物にしているジャージの中には、このポケットの機能をおざなりにしているものが散見されます。
具体的にはポケットがそもそも浅い。そして全体がゆるくてガバガバでだらしないなど。
その手のポケットに物を入れると、荒れた路面では突き上げられたりしたときに中の物が飛び出て落下するんですよね。
スマートフォンとか財布とか。
あるいはカメラなんかも。

なので今回ご紹介する長財布形のサイクルライドポーチを使う場合、ポケットにいれてみてのざっと1/3以上ポケットからはみ出ていたら、そのジャージでは使わない方がいいと思います。

◎大画面スマートフォン対応のものも

さて、このライドポーチですが、サイズの目安として、今使っているスマートフォンが入る大きさであることを条件として選びました。
いや、逆ですね。
気に入ったデザインのライドポーチのサイズを調べて、手持ちのスマートフォンが収まるかどうかをチェックしたという方が正しいです。
昨今のスマートフォンは画面サイズのインフレ化が進んでいますし、サイズチェックは重要です。
そのサイズもケースごと入るのか、ケースから出して裸じゃないと入らないのかなどなど考えると大きめのほうがツブシがきくのではないでしょうか。

私はロードレーサーの購入時に使っていたのは画面サイズが6インチ超のスマートフォンだったのですが、その後サイクリング趣味に使うにはもてあますと考えて5インチ以下のものに買い換えました。
結果としてライドポーチの選択肢は増えました。
「なのであんたも買い換えろ」とは(もちろん)いいませんが、買い換えるタイミングのときは「バイクファースト」的な見地からサイズ選びをしてみるのもアリなんじゃないでしょうか。
念のためにケータイ自体が防水だとモア・ベターですし。

◎スマートフォンジャンキー向きではないかも

ただし、スマートフォン依存症もしくは依存症予備軍の人にとってはジッパーつきのケースに入れてしまうと取り出すのにジッパーを開ける手間と時間がかかりますので、発狂してしまう人がいるかも知れません。
なのでスマートフォンをライドポーチに入れるかどうかは各自の判断で行ってください。

でも簡易ではありますが防水ケース、そして簡易ではありますが多少のクッション性も備わるので、スマートフォン保護の側面からも収納場所としては理想的に思えます。

◎防水ポケットという選択肢もあり

ライドポーチを使う前はスマートフォンを主に汗濡れから守るために防水ポケットと呼ばれるジッパードメの厚みのある透明なビニールケースに入れておりました。
こういうの。


イメージ的には頑丈なジップロックという感じです。
Xperiaに代表される防水スマートフォンだと問題はないのですが当時はiPhoneユーザーだったので汗濡れには超気をつかっておりました。
もっとも防水仕様であってもあくまでも水濡れ対応であって水蒸気のような汗にどの程度対応できるかは不明です。
過信はしないほうがいいというか、予防しておいたほうがいいと思います。

スマートフォンの保護だけを考えるならこのビニールの防水ポケットで充分なのですが、それ以外のものも一緒に入れたいと考えると不満が出てきます。

◎サイクルジャージのポケットには何を入れるのか?

では、ここでサイクルジャージのポケットに入れておきたいものをリストアップしてみましょう。
一応この記事はホノルルセンチュリーライド用なので、基本的のそれ用の携行品をリストアップしますが、一般的なロングライドにも準拠したものになっていると思います。

・ハンカチ(タオル地のものを推奨)
★ティシュー(いわゆるPocketティシュー)
★ウェットティシュー
★クレジットカード
★保険証(HCRでは不要)
★エマージェンシーカード(日英併記、もしくは英語表記を推奨)
★運転免許証(HCRではパスポートのコピー)
★紙幣
★硬貨
★家の鍵
★車のキー(車載遠征の時のみ)
★スマートフォン
・コンパクトカメラ

こうやって挙げると結構多いですね。しかも細かいものが多い。
もうお気づきかと思いますが、★がついているものをライドポーチに入れています。

◎ライドポーチにまとめる意味

「なんでもかんでもポーチにまとめようと思わず、別にサドルバッグとかに分散してもいいんじゃね?」と思う人もいるでしょうが、これらはいわゆる貴重品なんです。エイドステーションなどでちょっとバイクから離れたりする際に貴重品がバイク側にあると気が気じゃないですよね。
そういうわけで、私は貴重品系は体に、それ以外はバイク側に収納するようにしています。
あ、タオルハンカチはある意味「貴重品」なので。(*´ω`*)

写真はスマートフォンでオッケーという人が多いでしょうから、コンパクトカメラは私だけの装備かもしれませんね。私と同じ考えの人でジャージのポケットにカメラを入れておきたい人は防水仕様のものにしておきましょう。
でも、カメラは気をつけていないと荒れた路面の突き上げでPocketから飛び出てしまうリスクがあります(私は一度これでカメラに傷が付きました)。

以前はどうしていたのかというと、防水ポケットを2つ使っておりました。
具体的にはスマートフォンとそれ以外。
スマートフォンが独立しているのは他のものとスレて傷がつくのを恐れての事です。
更にカードはカードケース、硬貨と紙幣は小型のウォレットに入れた上でまとめて防水ポケットに入れていたのですが、コレがけっこう鬱陶しいんです。
そもそも防水ポケットは簡易パックなのでいわゆるマチがありませんからね。
取り出しにくいし、取り出してもそれがケースだったらもう一度取り出す行為が必要になってきてめんどくさい。

そんな折り、ネットのバイクグッズショップをチェックしていて偶然見つけたのがこのライドポーチだったというわけです。

個人的にはカードサイズのポケットが気に入っております。

◎サイクルジャージ用ライドポーチの特徴とは?

このライドポーチの特徴ですが、すでに書いた防水処理がなされている事以外では、

1.マチがあるのである程度の厚みがあるものが入れやすい
2.中には仕切りがあり、モノを分けて入れられ、中でごっちゃにならない
3.内部にはジッパー付きの仕切りもあって小銭やキーなどの細かいものを入れるのに最適

という感じ。
実際に上でリストアップしたものはこのライドポーチに入ります。
もちろん、キーやスマートホンはキーホルダーやケースから外して裸にしておくとか、そういう気遣いは必要です。

こうやって小物をひとまとめにできると、ジャージのPocketに余裕ができるんです。
通常、一般的なサイクルジャージの背中Pocketって3つに分かれていますので、
1.タオルハンカチ
2.ライドポーチ
で一応オッケーということになり、1つ余ります。
私はここにカメラを入れてますが、人によっては予備チューブを入れたり補給食を入れたりと、Pocketを一つ自由に使えるというのはかなりありがたいのではないかと思います。

なお、以前にほぼ同じ内容の記事を書いていましたのでご紹介まで。

今回もバイク(自転車)用小物レビュー
もしくは「週末ライドの持ち物」、あるいは「間違いだらけのサイクルジャージ選び」 みたいな?(初出:2017/05) ※今回も長いです、ごめんなさいね。 先日の事。 それは勝尾寺へアプローチをしている時。 ギアはインナー&セカンドロー(34T...

◎最後に、サイクルジャージの選び方について

いや、好きなのを選んだらいいんですけど、敢えて機能面からのオススメを言わせていただけるなら、
「背中Pocketは3+1のモノがベター」
です。
具体的には普通の3Pocketにプラスして、一箇所だけ外側にジッパー付きの小さめのPocketがあるヤツがオススメです。

一番重宝するシチュエーションは、車載遠征時。
イベントなんかで会場までクルマでバイクを運ぶ時、クルマのキーという「貴重品」を身に着けたいと思うわけですが、最近のクルマのキーというのはいわゆるキーじゃなくて「ドングル」ですよね。
要するに分厚くてごつい。
ライドポーチには入れにくい。
で、ジャージのジッパー付きPocketがナイスな収納場所になるんです。
クルマじゃない普通の場合は家の鍵なんかの収納場所にもベストではないかと。
私はキーホルダーやリングなどもつけない予備のキーをライドポーチに入れていますが、これはライドポーチ専用キーとして使っているので面倒がないんですが、普通の人は家のキーをキーホルダーなんかに付けていると思われますので、ライドの度キーホルダーからキーを外してライドポーチに入れて、ライドが終わったら元に戻して、というのはめんどくさくてやってられないんじゃないでしょうか。あとライドポーチに入れっぱなしで忘れちゃうとか弊害もありそう。
そういう場合はキーホルダーごと入れられますので面倒が減らせる、と。
もちろんキーホルダーによりますけど。
それ以外だと紙幣や小銭入れは別にチャックPocketに入れておくなんていう考えもありますね。
この辺は各人の相違と工夫で活用可能です。

ジャージ選びで迷ったら、4Pocket(3+ジッパーPocket付き)のものを、というお話でした。
以上、ご参考まで。