趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★Panasonic LUMIX G MACRO 30mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-HS030 テキトーな感想文

カメラ

長いので以下30マクロで。(初出:2015/04/30)

マグロじゃないよ?
15とか16ならまだしも30でマグロはないわー。
ねえ? (・∀・)

閑話休題。
で、その新作のLUMIX 30マクロですが、これが結構イケてまして。
正直に言っちゃいますと、LEICAブランドのエルマリート 45mmマクロなんていうものがμ4/3のシステム黎明期から君臨しておりまして、「μ4/3システムのマクロは、もうこれだけで良くね?」的な気がしていたわけです。
その後「いや、そういうわけにもイカンだろ」と言ってオリンパスから60マクロが出ました。
もちろん買いました。
いいレンズなんですよ、60マクロも。
60でマグロって……てな横道話を想像するとさすがにちょっとマニアすぎるので止めときますが、要するに60マクロも45マクロもいいんです。
とってもいいんです。
でもね、なんか違うんです。
いえ、違わないんですが、なんというか、こう、アレですよ、アレ。
「マクロも一本入れとくかな」
的な気にならんのです、どっちも!

45マクロは専用フードをつけるとどうにもかさばる感じがするんです。
でもって60マクロは細くて長くてなんか収まりが悪いんです。
45マクロなんかは「嫌ならフードとれや」ということでとってフジツボつけたりしたんですが、似合わないんですよ、フジツボ。というかバヨネット式純正フード外すとレンズの先っちょの回りが寂しいというか、そこにあったものを外しました感がハンパないんですよ。

つか、個人的にはどっちも画角が狭いんです。
135判換算で90mmと120mmですか。
いえ、100mm近辺は別にいいんですよ、どっちも。
でもね、私の場合、その100mm近辺って基本的にマクロとしてしか必要としてない感じなんですよ。
わざわざ持ち出す程の焦点距離、画角じゃないんです。
μ4/3より大きなフォーマットの場合は「今日は花撮りでマクロ使うぞー」的なノリでは平気で100マクロとか使ってたわけですよ。
でもμ4/3のレンズって、なんか標準ズームとかで結構寄れちゃうじゃないですか? 望遠端でも。
で、私は解放バカじゃないし花屋的写真家でもないので標準ズームの望遠端で自己満足な写真が結構撮れちゃうんですよ。
そりゃあ、もう少し後ろが溶けるボケ味とかあってもいいかなーなんて考える事は多々ありますが、μ4/3のシステム使っていると45マクロでも「でっかくてかさばるし、なんか違う」と思って手が伸びないのですよ。

なので。
「135判換算で50マクロみたいなのがでたら標準レンズ的な普段使いにも応用きくし、ちょっとほしいなあ」
なんて時々思ってました。
でもオリンパスの25mmとか例によって? それなりに寄れちゃうじゃないですか。
「まあ、デジタルテレコンもあるし、ほぼこれでいいかなー」なんて思うわけですよ。
それでまあ「欲しいけど、別に渇望しているわけじゃないんだからね?」的ぬるま湯状況に浸っていたトコロに突然発売されたのが30マクロ。

換算60mmの画角なのでちょっと長いんです。
が、しかし。
まあ、そこは妥協できるかもしれないな、と。
「広い画角がどうしても必要になった時の為に、ポケットにTG-3突っ込んどくか」
なんて思えば許せるかも?

とまあ脳内で「自分へのもっともらしい言い訳」をでっち上げてポチった30マクロ。
しばらく使って見てどうよ?
なんていうのが主旨なのですが……。

結論を言いましょう。
「欲しければ買え」
「45マクロ持ってないなら買え」
「60マクロが長すぎて出番が無いやつは買え」
「M.ZD25mm f/1.8とどちらか悩んでるなら買え」
「パナボディ持ってるなら買え」
という感じ?

私の好みだとやっぱりまだちょっと画角が狭いんですが、M.ZD 25mm f/1.8を持ち出す事は無くなりそうです。個人的にはそのレンズは30マクロでカバー出来ます。F値の違いによるボケ量の差などより「寄れる」機能で相殺です。
いやいや、絶対値を引き合いに出されてもこまりますがな。
あくまでも私個人の場合は、でんがなー。(・д・)

換算50mm近辺はなんだかんだ言って、なんか色々とツブシがきく画角なので夢中になっていろんなものを撮っていると、そこそこ寄れる25mm f/1.8でさえ
「あ、なんだここまでか」
と思う事がよくあるんです。
それが無い。
「あ、これってマクロだっけ」的にぐいぐい寄れる。
135判の50mmマクロレンズを標準レンズ代わりにつけた時のあの感じがそのまま。
しかも30マクロとGX7やM5mk2くらいのサイズのカメラに着けてると135判50mmマクロの1/3くらいの容積しかなくって撮影時のその軽やかさは比類ないんです。
いやもう、APS-Cのシステムとか135判フルフレームとかのシステムには戻れまへんな、とマジで思いまっせ、いやホンマ。

レンズの描写?
いや、シロートでっさかい詳しいこととかちっともわかりまへんけど、全くもって文句ありまへん。
GX7につけるとレンズの手振れ補正優先になりますけど(レンズ側にON/OFFボタンはない)、さすがにいわゆるマクロ域ではイマイチ効いてるんか効いてへんのかわかりまへんけど、中・遠景やったら3段くらいは効いてるっぽい感じがしますわ。
描写もパリっとしててぶわっとしてて、そのくせクッキリしてまっさかい結構思い通りのフィーリングですわ。

悩むくらいなら買いなはれ。
悩んでないならサッサとポチりなされ。
「死んでも買わん」とか思っている人はさっさと死になはれ。

つうことで後半は京都弁にてお送りしました。
つか、GWいうても平日やのに京都、人多すぎやわ。通勤しててイラっとするわ。(・д・)