ラゲッジの床下収納システムの話の続きです。(初出:2014/11/12)
まあ、そんなわけでEVOQUEの床下にはアタリマエのようにスペアタイヤが入っているので、床下にはたいしたスペースはありませんでした、という話でした。
せいぜい丸めた軍手とかウエスをツッコんでおく程度でしょう。
そう言うわけでもないのですが、EVOQUEという車はちょっと特殊なSUVと言っていいと思います。
SUVと一言で言っても私はEVOQUEとXC60くらいしか知りませんが、まあ、ことラゲッジに関してはある意味両極端にある車ではないかと認識しました。
そう、グラビアアイドルはネイルの保守管理もしなければいけませんし、炊事や洗濯なんてするようにはできていないのです。お湯を沸かしたり、乾燥機付き全自動洗濯機のスイッチを押すくらいは出来ますが、洗濯ばさみを使って皺が出来ないように洗濯物を干したりはできなくてアタリマエの子なのですね。
ようするに「ラゲッジユーティリティ? 何ソレ?」的なグラビアアイドル、EVOQUEにある意味慣れていた私ですから、XC60の衝立システムを見てまずは感動。次に床下を引っぺがした所にある収納スペースを見て「これこれ、コレだよ」と興奮。さらに「この下にも……」と下の下、奈落の底が存在する事を知って失神。
てな感じでございました。
そう、XC60の床下は三段重ねになっていたのです。
整理しますと……。
1)衝立システム(薄いものなら入る。オフミ用のナンバー隠しとか。(・∀・))
2)収納スペース(結構入る)
3)パンクの際のemergencyキット置き(もともとスペアタイヤの置き場所なのでここも結構入る)
デス。
まあ、衝立システムの下側は基本的に考えないことにしても、合計二カ所にスペースがあるんですから、そりゃもう「何を入れようか」なんてワクワクドキドキしながら考えているところです。
納車して1ヶ月以上が過ぎましたが、まだ考え中。
だってスペースありまくりなんですもん。(・∀・)
グラビアアイドルの世話をしていたマネージャーとしては、「一応一通りできますから、なんでもいいつけてくださいね」的な総務の新人に戸惑ってしまうというか、そんな感じ?
芸能プロのマネージャー気分(というか妄想)は置いといて、今は取りあえずEVOQUEのラゲッジに積んでいたトートバッグの中身(と、ちょっち入りきらなかったけど入れておきたかったもの)をダラっと置いて眺めている段階です。
まだ整理してませんので綺麗じゃないですが、現時点での床下状況をご紹介しましょう。
まずは三角表示板。
EVOQUEの日本仕様には、この三角表示板が装備されてませんでした。ケチくさいですよね。実にけしからん、というキモちんです。
なので前車のEOS(実はこっちも標準装備はされてませんでした)のモノを流用……と思ったんですが、気付いた時には車と一緒に売却していたことが判明。結局わざわざ購入してトートバッグの中に常備しておりました。
だってEVOQUEってその三角表示板を置く場所すら用意されてないんですよね。
探してもなかったのでイラっとしたものです。EOSなんて三角表示板は標準装備されてないものの、取り付け場所はちゃんとあるんです。VW的には「装着場所は作ってやる。ブツは各国の法規に沿ったモノがオプションであるから、それを買え」ってことなのでしょうけど、EVOQUEにはその装着場所すらない。
VOLVOの場合、S60などはトランクリッドにこの三角表示板が標準で張り付いてます。閉じるとトランクルームのの天井になる部分に、です。なので基本的にトランクスペースに干渉しないとても良い場所だと思います。というか、よく考えられています。三角表示板がトランクリッドについているというのは実にいいものなのです。何かあった時に即取り出せますからね。こういうちょっとしたところに気遣いがあると嬉しい私です。
三角表示板といえば……使った事がある人は少なそうですよね。というか皆さんは高速道路上で故障して止まっちゃったなんて事がありますか?
私はあります。それも二度も。
エッヘン(・∀・)
いやあ、もちろん自慢するような事じゃなくてむしろ恥じ入るべき事なのですが……。
一度目は父上所有車のホンダプレリュード(二代目。アレは実にかっこいい日本車でした)のエンジンブロー。スキー帰りだったので、車外がとっても寒かったことを覚えています。
二度目は九州開催のとあるミーティングに参加する為に中国自動車道でLOTUS ELISEを走らせていた時に起こった突然の後輪脱落(正確には脱、でかろうじて落はしなかった)。
私のELISEに採用されていたブレーキディスクは特殊な素材、簡単に言うとアルミコンポジットでして、つまりは鉄とくっつけると電蝕でダメになるというシロモノです。「だったら接着剤で付けたらいいんじゃね?」と考えたLotusはマジでアルミのローターとアップライトとボディの接合を接着剤でやっていたみたいなのです。もちろんボルトは一応入れてたみたいですが、電蝕を避けて接着剤ベタベタに塗ってツッコむ、みたいな方式ですね。で、その接着剤があんまりきかない接着剤だったとかなかったとか。
結果として後輪はブレーキディスクとアップライトごとボディから外れて脱落。サスペンション系から後輪がちぎれる前に止まる事ができたという状況でした。
後輪が千切れていたらその時点でスピン、壁にぶつかるなり後から来ているトラックにぶつかるなりでどちらにしろマトモな状態ではいられなかったと思われます。
これはいかにLOTUSがいい加減な製品管理を行っているかという証左です。
プレリュードの時はパワーが無くなっただけですから惰性で走って路肩に付けられました。しかしELISEの時は結構な速度で走行中にいきなり後輪ガクガクガク、ステアリング誰かに引っ張られてるぅってな感じですからね。今思い出しても生きているのがラッキーな状況でした。
ちなみにその時運転してたのは私ではなく同居人です。彼女のとっさの判断と暴れるELISEをねじ伏せて路肩に駐めるというエクストリームなドライビングセンスには驚かされます。というか、命の恩人かもしれません。
当時はまだ正規代理店が空白状態でしたので私の個体は当然ながら並行輸入車でした。その業者が本国のディーラーを通じて通報? したのが功を奏したのかどうなのかわかりませんが、後日正式にLOTUSからこの部分がリコールとして発表されました。
ちなみに私は慰謝料その他まったくいただいておりません。というか修理費が無料だっただけでLOTUSからは菓子折どころか詫びの一つもありませんでした。並行輸入車のオーナーの悲哀ってのはそういうものなのでしょうかね。
プレリュードの場合は、まあ、あの頃のホンダのエンジンがゴミだったって事でしょうか。保証期間は切れていたのでこちらは100%自腹で修理しましたっけ。JAFに払ったレッカー台も高くついた記憶があります。
おっと、また脱線しちゃったぜ。
私の武勇伝ならぬ高速道路上の故障歴などはどうでもいいっすよね。
いや、どうでも良いわけではないのですが、そういう状況に陥った時にはまず冷静になって、すぐに車をできるだけ路肩にとめて、後続車に合図する為に発煙筒を焚き、三角表示板を設置する義務があるわけですよ。
人間は当然車の外、いや高速道路の外でレッカーなりなんなりを待つということになります。
何が言いたいのかと言いますと、三角表示板と発煙筒は「すぐに取り出せるところに入れておくべき」だという話です。なのでS60のようにトランクリッドをあけるといやでも眼前に三角表示板が見える、という設置ロジックはとてもいいというわけなのですヨ。
残念ながら同じVOLVO車ですがXC60のリアゲートの内側にはそういう仕組みはありません。
だってセダンのS60と違ってハッチバックのそれはトランクリッドではなくドアに数えられるシロモノ……ラゲッジの天井部分が基本的にないんですからね。
なのでかどうかはしりませんが、床下収納部を開けないとアプローチできないのがXC60の三角表示板の場所なのです。
写真のように床下のスペースに入れ込まれてました。ご覧のように取りあえずそれらしい囲みがあるんです。そして三角表示板(のケース)にはいかにも純正っぽく、VOLVOの文字があります。
ケースの反対側にはベルクロのオス部分が貼り付けてあって、カーペットが敷かれている所になら簡易固定ができるようになっています。
本来なら床下を引っぺがさないと取り出せない位置はマズいだろうと思いますが、セカンドベスト? としてこの一番手前に入れておけば、トランクに荷物が満載でも、少しだけ持ち上げられれば取り出せます。なのでココなのでしょう。
ちなみに納車された時点では、ここではなく奥まった所に無造作に置かれておりました。たぶんディーラーでちょっと掃除なんかをした時に戻し忘れたのでしょう。
で、その三角表示板格納ブース? に詰め込んであるのは当然ながら私の私物。EVOQUE的にはラゲッジに常備しているトートバッグの中身の一つ。
ご紹介しますと、
1)エアプレッシャーゲージ(向かって左)
2)レザーマンツール風のポケットツール(向かって右)
です。
取りあえず空気圧のチェックはマメに行いましょう。
私はスタッドレスタイヤと入れ替えた時(都度業者に規定値を入れてもらう)に空気圧をこれでチェックしておき、その時からの増減を毎月(通常は第一土曜日)管理する方法をとっています。そうすれば減っているとか増えているとか(増えている事は無いですけどね)の相対比較が出来ますからゲージ自体の表示精度をあまり問題にしなくて済みます。でもこれ、チャチなデジタル(表示)ゲージですが、意外にも精度がそこそこマトモなようです。少なくとも行きつけのSSの空気入れとはほぼ同じ値を表示してました。
レザーマン風のポケットツールとは、アレですアレ。レザーマンのようなものです。ご存じですよね?
「風」というのはレザーマンじゃないからです。
取りあえずホンモノのレザーマンツール(現行型のWAVE)と比較してみました。
左がホンモノのレザーマン、右がパチモン。
ぱっと見はまさにWAVEにモデルチェンジする前? のレザーマンですが、これはVICTORINOXによるパチモンなんです。パチモンと言っても中国系無印品ではなく、取りあえず有名処のメーカー製なので素性は悪くない品、というかけっこうなお値段です。ご覧のようにエクステンション付きで、各種サイズのドライバーやヘキサレンチが使えるスグレモノです。
ホンモノのWAVEの方は、私が常時携帯しているものです。でも本物は簡易ドライバーしかなくて各種レンチはついてません(まあ、オプションではありますが、実はWAVE用は使いづらい)ので、車載にはVICTORINOXのパチモンを、という感じです。
ちなみにこの手のポケットツールといえども銃刀法に抵触するシロモノなので取り扱い(というか言い訳)にはご注意を。
さて、お次は向かって左にあるピンクっぽい布きれの部分。
これはご覧の通り(というか、よくわかんないですね、すみません)LEDのハンディランプというか懐中電灯です。
ピンクの布きれはマイクロファイバーのウエスです。洗車後に水分拭き取るアレです。
カタカタ音が鳴るのがイヤなので、そのマイクロファイバーウエスでくるんで安置……じゃなくてここに置いてます。
ここにあるLEDランプはかなり強力なモノです。ごろんと横になって、満点の星空を見上げつつ「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」なんて指し示す際のガイド光に使えるくらいです。
あ、こういう車載用のLEDランプの電池はニッケル水素のリチャージャブルタイプの電池、つまりeneloop的なものではなく、リチウムものがベターだと私は思います。長期間電圧が保持できますし、基本的に強力ですしね。
その手前にある黒くて丸いものは、両面テープです。自分自身に巻き付けられるタイプで、必要に応じて好きなサイズに切り取って使います。あると便利なんです。
あ、切り取る時のハサミはパチモンレザーマンツールとか、グローブボックスとコンソールボックスに入れているスイスアーミーナイフのハサミを使います。
ちなみに同じ機能の色違いテープをいくつか常備したりしております。
その上にあるのは、いわゆる「コロコロ」の替え芯です。
知ってますよね、コロコロ。というか、コロコロって言いますよね?
ホレ、コロコロ転がして粘着シートでゴミをとるという、簡易掃除機のアレですよ。
ここは替え芯のみで、本体は別の所に収納しております。
このブースの最後を飾る缶カンですが、これはアレです。車いじりする人なら必携のアレ、シリコンオフっすよ。スプレータイプ。
そんなに頻繁に使うわけではないのですが、必要な時に部屋に取りに帰るのは面倒くさいですし、そもそも私の場合、クルマ系にしか使わないのでここに入れておく方がいい、という判断でございます。
お次は右側のブース。
手前はコールマンのグランドシートです。
キャンプをする人にはお馴染みの、あのグランドシートです。
何に使うかというと、埃とかドロとか雪とか、そんな汚れ物をラゲッジルームに載せる際に床に敷いておくものです。2.5×3.0位の大きさがあるのでリアシートを倒して荷室を広げた時にも余裕で使えますから、車用としてはまあ充分です。このシートの良いところはそれくらいのサイズにもかかわらず、ご覧の通りコンパクトにまとまっているところと専用ケースがついているところでしょうか。メッシュのケースが意外に嬉しいです。
そうそう、車中泊する時にも使えますし、外でピクニック、なんて時にも下に広げて使えます。
いわゆるブルーシートなんかを使う人もいますが、私アレ、見た目が悪くて大嫌いなんです。耐久性や耐水性は抜群ですが、かさばりますし重いしで、そもそもアウトドア的にそぐわない色と存在感だと思うんですよ。
あとマジでかんべんして欲しいのはブルーシートと並んで多い、ピンクとかクリアとかブルーなんかの色が入ったいわゆるピクニックシート。中華製丸出し感がありますし、ブルーシートもそうですが、アウトドアで使う場合はTPOというかもう少し気を遣って欲しいな、と。
そういえば最近の花見の場所取りってブルーシートばっかりですよね。
ああいう人気の花見スペースって、サクラの綺麗さよりもその下の醜さの方が目について行きたいとも思いませんが、皆さんブルーシートの上で酒飲みたいんですかね。理解不能というか美意識など皆無です。何が花見だ、まずお前らがちゃんとしろ、と。
いえ、グチです。
美意識のない花見客をディスったところで次はグランドシートの奥にあるピンクのテープ。
これはいわゆる養生テープです。仮どめなんかにつかいます。指でサクっと切れて軟粘着なので剥がしやすくて色々重宝します。
そのさらに奥にあるのが、こちらも「転ばぬ先の杖」、ジャンプスタータです。
XC60には予備バッテリまで搭載されていますし、たぶん必要ないような気もしますが、それでもまあマーフィーの法則ってやつで、載っけていると使わないけど載っけてないとバッテリが上がる事がある、という気がしますし、何より持っているとバッテリが上がった他車を助けられる可能性もありますしね。
「バッテリ上がりですか。たいへんですね。私、3000cc対応のジャンプスタータ持ってますのでお貸ししましょうか」
ってな具合で、足元をみて1回1万円くらいで活用させてみようと考えております。ヌルフフフ。
もともとはバッテリが本当にダメだったEOS V6の為に必要に迫られて購入して以来、装備しているものです。
EOSといえば2000ccターボのモデルが殆どですが、日本にもごくわずかですが3200cc V6モデルが入っておりまして、私のEOSもその6V乾電池×2(直列)を使ったVWとしてはキテレツなモデルでした。
その6Vの乾電池(セスナ用ドライバッテリ)がカタログデータを出さないんですよ、これが。
余り乗らない私の様なオーナーの場合、マジですぐにバッテリがダメになるんです。しかも3年持たなくて、二個で20万円とかいうマジでVWらしくないアホな仕様の車でございましたっけ。
ちなみにこのジャンプスターター、当時は大排気量に対応するマトモなものがない時代でして、偶然NHKの朝のニュースの生活コーナー「まちかど情報室」で紹介されてたので問い合わせたんです。
「3200cc V6のハイプレッシャーのNAエンジンなんすけど、使えます?」
「全部の車でOKとは言えないけど、大容量のモデルを買ってもらえれば3000ccはイケルのでたぶん大丈夫じゃね?」
という曖昧な回答が気に入って購入したものです。
一見懐中電灯にしかみえませんが、ケツの部分にある端子にケーブルを繋いで使用するというモノです。
もちろんロングライフな懐中電灯としても使えますし、USBポートが2つついてるのでiPad×2なんていう充電器にもなります
と、いうことで今回はここまでにしましょう。
これ以上やると昼休みに支障を来す人がでそうなので。(・∀・)