趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★カリマンタン島にてリゾート気分を

少しの間羽を伸ばしに日本を脱出……(初出:2015/08/12)

お盆休みシーズンに海外旅行にいくという愚考をしでかすのは果たして何年振りか……

 

カリマンタン島のコタキナバルで炭酸水を堪能中
すでに社会復帰するめどが立たず

 

今回の主目的だったオランウータンさんウォッチング。
無事に? 出会えました。
ウータンさんが生息しているのはここカリマンタンとスマトラ島の一部のみらしいです。

ちなみにこのウータンさんたちはホテルの敷地内にいらっしゃるので、我々がお願いするとこの様にお座敷に上がって下さいます。

コタキナバル散歩

アジアが苦手な私は、結局地元の市場や食べ物屋さんでは何も食べられず、喉が渇いて歩き疲れた挙げ句、入ったのはスターバックスだったというオチ。

でもあのハエがたかってる食べ物を平気で売っているような店では食べるどころか何も買う気が起きない私。
結局今回の食事やお茶はスタバかホテルのレストランばかりでした。

まあ、アジアの町を観光するためにいったのではないのでよしとしますか。

オプショナルツアーは食事付きのロングなものばかりだったのですが、出された「地元料理」はどれも全然口に合わず。ストレスなく口に入れられたのは出されたペットボトルの水くらい?

臭くて汚い町ではありましたが、治安は悪くなさそうでした。
評判でも結構いいのだとか。
町を目的にくる事はありませんが、滞在したシャングリラ・リゾートは居心地がすこぶる良かったので、リピーターになる可能性は大いにアリ、でした。
特に正月・お盆だと混み混みでのんびりするために行ったのにストレス溜まりまくるハワイイより、なんだかんだでまだまだ穴場のコタキナバルではのんびりできました。

これで傍若無人な中国人観光客がいなければ私にとってはホテル内に限って楽園なんですが。

ちなみにハタがたなびく建物はコタキナバル市庁舎のようでした。
コタキナバルとは東南亜細亜最高峰のキナバル山(活火山)の麓の町という意味。
文字通りすぐ側に富士山よりはるかに高い4000m超級の山が熱帯雨林ジャングル越しに見えるなかなか絶景なところです。

泊まったホテルはアジアといえばシャングリラ、という感じのシャングリラグループのリゾートホテル。
部屋は広くて寒く(冷房効き過ぎ)て快適。一流ホテルでも最近エコの名の下に色々ショボくなっているハワイイのそれと違ってアメニティてんこ盛り、バスタブとは別にシャワーブースが独立してたりと、実に快適でした。
シービューという事で「チラっと海が見える」程度だろうな、というハワイイ的感覚で覚悟していたら、ハワイイでいう「オーシャンフロント」的な眺めに感動。
(ハワイイは「フロント」と「ビュー」では大違い)
緯度は5°とかその辺で熱帯雨林気候だそうですが、はっきり言って爽やかです。
日中の太陽が見えているときはそれなりに暑いのですが、それでも京都より穏やか。朝夕は本当に爽やかな風が吹いて日が落ちると半袖だと肌寒く感じる日があるほど。
日中でも日陰は快適で、ハンモックで昼寝なんて天国でしょうね。
その辺もハワイイに近いかもしれません。
さすがに湿気はハワイイより高いと思います。
毎日午後には雨が降っていました。乾期なのでその程度らしいですが、雨期と比べて思いっきり差があるわけでもなさそうです。

気になるツアーのお値段は、同じ時期の同じクラスのハワイイのツアーのざっと半額から1/3くらい。
「え? マジでその値段なんスか?」みたいな感じ。

飛行機が大嫌いな私にとってうれしいのはフライト時間が4時間30分と短い事(直行便に限る)。
ハワイイはいいのですが、8時間とか10時間とか乗ってられません。
平気で赤ちゃんや幼児を海外旅行に連れて行くご時世ですから、そんなに長時間密室で阿鼻叫喚をきかせられていると発狂しますしね。
4時間半くらいならエコノミークラスでも、耳栓をしてナンプレに没頭していたら何とか気が狂う前に現地に到着する感じ。

あ、機内食は行きも帰りも食べられませんでした。全くもって口に合わなかったです。
ちなみにチャイナ・エア(台湾の航空会社。KIXからコタキナバルへの直行便はないので、お盆限定のJTBのチャーター便でした)

日本人が海外だと幼く見えて、大人でもアルコールを売ってくれない、なんていう話はよく聞きます。
が。
そんなのは自分には関係ないと思ってました。
高一の時に大学生だと(勝手に)思われて、女子大生に言い寄られたりしていた日本人としては比較的老け顔の私ですから。だがしかし。
テーブルのチェックシートにホテルの掛かりの人が書いたメモを見て驚愕。
我々夫婦は「子供二人」だそうで。
欧米じゃなくて、ここは東南アジアのホテルなのに!
日本人いっぱいいるのに!

と、この話題で盛り上がる我々でした。
若く見られてうれしかった、というお話(なのか?)。

さて、オランウータンと並ぶ今回の目的がテングザル。

遭遇はできたのですが、残念ながらテングザルの正面顔がありませんでした。
残念。

テングザルは雄だけが例の長い鼻を垂らしていて雌は普通です。
あ、あと茶色い上着を着ている風に見える毛並みが特徴的で笑えます。
いわゆるハーレムで行動しているので群を見つけてもハナがアレなのは一頭だけでして……。
で、たいがい向こう側を向いている、と。

テングザルを見る為にクルーズ船に乗るのですが、あいにくの雨。
いわゆるザーザー降りというやつでして、船で傘は差せませんので全員カッパを来てのテングザルツアーでした。
ので。
撮影用途に使ったのは水中でも水上でも安心なOLYMPUS STYLUS Tough TG-4のみ。
いやあ、リゾートではマジで便利ですね、この手のタフ系カメラ。
シュノーケリング程度だと当然ながら水中ハウジングは不必要ですし、最近は水中モードというのがあって水中撮影時のホワイトバランスが改善されてますし。

でも25mm相当スタートの4倍光学ズーム程度なので換算100mm。
近づくと言ってもたいがい高い木のてっぺん付近で悠々とシャワーを浴びているテングザルさんをUpで捉える事は不可能でした。
なので結構なトリミングによる切り出しです。
観察自体は双眼鏡を持っていってましたので、それで顔面アップ程度はバッチリでした。
記録できませんでしたが、記憶はした、みたいな?
撮影するのが第一義ではないのでこれで充分、と思います。
防塵防滴の長玉をつけたこちらも防塵防滴のフルフレーム一眼レフボディを振り回していた人(中国人。ちなみに中国人男性は殆ど一眼「レフ」で、日本人はほとんどミルクスだったのが面白かったです)もいましたが、見ているだけで疲労困憊してしまいました。

意外に手振れ補正がよく利いていて、実は夕暮れ間近という位中での撮影でしたが、ぶれている写真はあまり在りませんでした。