趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

★(私)史上、最高のお手元マクロセット【Panasonic LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.】

カメラ

(初出:2010/02/19)

メモ魔な私。
この場合の「メモ」とは、記録という意味。
正確には紙に書く必要がないメモ……みたいな?
つまりカメラで撮れば事足りるというレベルのメモ。
具体的なイメージの一例としては、バスや電車の時刻表を撮っておく、というようなああいう感じですね。

そんなわけで、自宅には手が届くところにメモ用カメラを放り出している事が多いんです。
思い立ったら即写せるように。
家の中にはさすがに時刻表は無いので、被写体はテレビ画面とか、チラシとか手紙とか、あと新聞とか雑誌とか、それこそ紙のメモとかも。
なお、メモ用カメラは複数放り出してます。
それぞれに付けているレンズが違うので、その時撮ろうと思った最適なレンズが着いているボディをピックアップするという考え方もありますし、手近にあるヤツを手にする、という利便性も考えて。

マクロ系は必要ですよね。
で、マクロレンズを放り出しておくという方法もかつてはとっていたのですが、レンズ替えるのがめんどくさいので、マクロレンズつけっぱなしのボディを一台は置く事にしました。
あとは窓の外の遠景をとる際につかうであろう、望遠ズーム付きボディとかも時々放り出してあります(常時ではない)。
まあ、色々使いそうなレンズをくっつけたボディを複数手近に置いておく、という感じでしょうか。

これって持ち運ぶ必要のない「おうち」ならではの贅沢ですな。
で、最近本当にお気に入りなのがPanasonicのLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.(長い)。


今までいろんなマクロレンズを使ってきたけど、これとPanasonic LUMIX DMC-GF1との組み合わせが過去最高に思える今日この頃です。

理由は色々ありますが、まずはその圧倒的な軽やかさ。そして私に最適化されているに違いないと信じて疑わない手ぶれ補正のアルゴリズム。
接写で1/4秒でもほとんどブレないとは!!
撮影後に毎回ピント・ブレチェックをしていますが、拡大表示して舌を巻き続ける毎日です。

描写もとてもいいと思います。少なくとも私にとってはこれ以上は別にいいや、というレベル。要求水準満たしまくりというやつですね。
強いて欠点を挙げるなら……うーん、一つありますね。
そう、惜しむらくは円形絞りじゃないってことでしょうか。なので光点などで大きな○ボケが綺麗に出ないこと。
もともといわゆる「とろけるようなボケ足」というレンズではないのできにしていません。このレンズの良さは開放からビシシシシっとした描写でありながら、かと言ってゴリゴリのガビガビにささくれた描写には決してならない事。ビシっと丸いというか、そんな感じ。意味不明かもしれませんが。
この辺になると好みの範疇なのでユーザーによっては感じ方が違うでしょうが、私の感性にはビビっと合うんですよね。
135判換算で90mm相当の画角が得られるにもかかわらず、μ4/3規格なのでボディとあわせても使い勝手から見たコンパクトネスは群を抜いていると思います。

Nikon D700とNikkorのVR105mmマクロの組み合わせとか、二度と使いたくないなぁ、と思えるほど(事実、その組み合わせの出番はしばらくない)。
今まではPENTAX K-7とDA35mmマクロという組み合わせが軽やかさもあってでいいかな、と思っていたんですけど、純粋なマクロというよりは「寄れる35mmレンズ」というべきDA35なので、どうしても近接撮影は純マクロにかなわないというか、具体的には微妙に広角臭の出るわけで、やっぱり断然DG ELMARITの方が描写が素直。
まあ、画角が全然違うから比べるな、という話ですけどね。

このレンズ、ボディはE-P2と組み合わせてもももちろんいいんですが、E-P2はAFが圧倒的に遅いんですよね。一度迷った時のリカバリ速度で顕著。GF1とこのレンズとの組み合わせを知ってしまうとちょっと使う気はしなくなります。

そんなわけでこのDG MACRO ELMARIT 45mmはGF1の標準レンズとして最近は常にテーブルの上に置かれています。
これでGF1のEVFがもっとマトモだったらな、とは言ってはいけないのでしょうね。背面液晶で軽やか手軽に撮るのが「らしい」と考えましょう。