ちゃろー(‘ω’)ノ
今回は(も?)ちっちゃい話
その名も「チケットホルダー」ってやつ。
そもそもDEFENDERには最初からチケットホルダーがついてます。
場所は万国共通?のサンシェード裏。
アクセスのわかりやすさにおいてはもはやユニバーサルデザインと言えるでしょう。
だがしかし。
私はサンシェード裏のチケットホルダーは「好かん」のです。
理由はトラウマがあるから。
その昔。私がまだ国産車に乗り継いでいた頃の話ですから、40年くらい前の出来事です。
その頃の私はサンシェード裏のチケットホルダーを便利に使っておりました。
いくつかのSS(ガソリンスタンド)の会員カードとかはここに忍ばせていましたし、高速道路のチケットも当然そこに挟んでおりました。
そんなある日のこと。
あの頃はエアコンがオートじゃなかったので、気候がいい日にはエアコンは使わず窓を開けてたりして走っていた時の事です。時間は夕方。西日がまぶしかったのでサンシェードを使ってワインディングを走っていた時に事件はおきました。
大き目のカーブのエイペックス当たりでちょっとした突風が吹いたんですYO!
もうお分かりデスネ?
ええ、チケットホルダーに破砕んでいた諸々すべてが窓の外、つまり路上に飛んで行ったのです。
もしもの時用の5000円札も一枚挟んでいた(1万円札じゃないところが経済力のなさを表してますな)のですが、それもぶっ飛んでいきました。
もちろん停車して回収作業い移りましたが、そこは運悪くガードレールの向こう側は谷で、うっそうと茂った原生林?的な植生。斜面も急すぎてまともな神経の人は降りていって探そうなんて思わないシチュエーションでございました。
そう。
その日から私はサンシェード裏にモノを挟むことはやめたのでした。
もっともオートエアコンが搭載されてからは1年365日、窓を開けて走るなんてことはなくなりましたので(カブリオレやコンバーチブル系の屋根空き車の時は除く)今は使っても問題はナッシングなんですけど、今度は使う時にいちいちサンシェードをパタっと倒すという1アクション入るのがものすごくめんどうくさく感じるお年頃になってしまいました。
というか。
SSの会員カードとかなくなりましたし(だいたいアプリとかエネキーみたいなの使ってますよね?)、チケットを常時挟んでおくという習慣がなく、つまりは現代のチケットホルダーって駐車場のチケットを一時的に挟む程度しか使いみちが無かったりする時代なわけです。
もちろん人によってはクルマに常備しておくと便利なカード類を使っている人がいるかもしれませんね。かく言う私も行きつけのSSの洗車機で使う洗車券を常備してたりしますけど、それはチケットホルダーである必要がない。むしろ半年に一回くらいしか洗車機を通すか通さないかみたいな私にとって洗車券とかはグローブボックスに入っているほうが安心感があるわけで。
とまあ、前振りが長くなりましたが私にとってチケットホルダーはほぼ駐車券を一時的に挟むという用途で活躍するモノという考え方です。
今までどうしていたのかと言うと、Macan GTSはダッシュボード右端のエアコン吹き出し口のパーツとダッシュボードの間にあるスリットが絶妙な隙間でして、ここにチケットを縦方向に挿しておけたのでそれを勝手にチケットホルダー呼んで使っておりました。さすがPORSCHE。マジで便利でした。(*´ω`)
それ以前はずっと同じものを使っておりました。
それが今回ご紹介するこの「ちっちゃい」グッズです。
◎セイワ WA59
両面テープでお好みの場所に貼り付けるタイプです。
小さくて邪魔にならず、そもそも形状が地味すぎてギリ?やぼったくない範囲に収まっています。もっとも貼る場所によってはそれなりに目立ってダサくなりますので、そこは使い手のセンスが問われるところでしょうか。利便性を考えるとダサい場所になりがちですもんね。
そうはいいつつそんなことは誰も気にしないので「自意識過剰系のある意味ネガティブ自己満」というヤツだと思いますけどね。
◎貼付場所
で、場所です。
これは「DEFENDERのパクリ」もしくは「DEFENDER MINI」ことDELICA MINIのチケットホルダーにヒントを得たというか、個人的にDELICA MINIのチケットホルダーには感銘を受けたこともあってリスペクトを兼ねてDEFENDERの同じ場所に張り付けることにしました。
DEFENDERの場合、おあつらえ向きに同じような場所に貼付するのに都合のいい広いデッドスペース、いわゆる「めくらぶた」があるのです。
ここはもともとはサングラスホルダーがあった場所なのですが、例の時期に(LAND ROVER曰く)「半導体不足の影響で」オミットされ、モデルイヤー25.5になった今でも復活せず、ただのプラスチックの板が貼られているだけなのでございます。
どなたか手動式サングラスホルダーと半導体不足との関連性を、私でも理解できるように40文字以内で説明していただけるとすっきりするんですけどね。
ウワサだと、初期のDEFENDERに備わっていた件のサングラスホルダーはビルドクオリティがかなり悪く、使っているうちにパネル部分とツラが合わなくなって少し垂れ下がったままになる個体が多く、改善されていないものに交換するものだから延々と垂れ下がるだけの状態になるわけで、つまりはクレーム対策として改善品を用意せず「だったらもうサングラスホルダーはなしにしろ。半導体不足でいろいろレスになっているからオッケーだ」みたいな流れで今日まで来ているそうな。
ちょうど半導体不足騒動の頃、スロバキア近辺でサングラスホルダーのパーツ供給をしていた下請け業者が倒産してしまい「だったらもうなしでいっか」みたいな感じになっちゃったのかもしれません。
私的にはこういう思考になるLAND ROVER社の姿勢には軽蔑の念しかわきません。
DEFENDERやレンジローバー・スポーツのデザイナーはマクガバン氏だということになってますが、彼は統括者で、実際のクルマのデザイン画を作り上げた人は彼の部下らしいですね。そしてそのベルトーネ出身のDEFENDERの実質的なデザイナー本人は去年audiに移ったそうです。
これはもうアレですよね。DEFENDERを形作るデザイン要素の一つであるサングラスホルダーをいつまでたっても復活させない会社のやり方に嫌気がさしたのが原因にちがいありません……と思うのは私だけでしょうか?
私だけですよね。
余談ですがそのフラセッラ氏は次期AUDI TTを手掛けるんじゃないかとウワサされていますが、そもそもAUDI全般のデザイン言語を再構築する立場にあるわけですからTTだけじゃなくてこれからのAUDIには期待できますね。
DEFENDERのようにそのデザインを見て「ぜひ乗ってみたい」と購入を決めるようなクルマを出してほしいと願っております。
話を戻しましょう。
使い勝手ですがモノは長く使っていた(る)ので信頼しているというかいい感じです。
スッと挿せば絶妙にホールドしてくれます。サンバイザー裏のホルダーとは一味違います。
場所的にも視界に入らず、さりとて見上げれば視界に入ってさっと挿せます。いいチョイスだと思っております。
特に問題はありません。
もっとも……まだ実際に使ったことはないんですけどね。
最近は駐車場もチケットレス化が進んでいたりしますのでチケットホルダーそのものの必要性もだんだん薄れてくるのでしょうね。
今回はモノがちっちゃすぎて余談の方が長くなってしまいましたが、この辺りにしておこうと思います。
ちなみに不具合はまだ出て(見つかって)おりません。
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