Apple iPhoto XS Max用Qi環境構築シリーズ 第三弾にして最終回は……
大方の予想通り? もちろんQi機能付きモバイルバッテリーでございますヨ。
モバイルバッテリーの用途はもちろん……「モバイルバッテリー」として?
◎モバイルバッテリーとして「だけ」使うのはもったいない
当初は常時カバンに入れておくモバイルバッテリーをQi対応のものに変えようと思っていただけでした。
ですが単純に「外出時にバッテリが切れそうになったら使う」という用途だけにはおさまらないんじゃないかと思いつきました。
普段でも、例えばリビングでも使いでがあるデバイスなんじゃないかと愚行する次第であります。
というのも、バッテリが心もとなくなるのって、別に外出時だけじゃないって事に気づいたからです。
今更ですがね。
よく考えるとバッテリが心もとなくなる事って自宅のほうが多いんじゃないかな。
私だけ?
例えば朝、出勤前。充電スタンドに置き忘れていた時に「しまった」と思う。
例えば外出から帰ってきた時。トイレに入りながら溜まった未読メールの整理をしたいな、なんて時にバッテリ残量が残り5%デス、なんて表示された時。
それ以外で一番多いのが、バッテリの残量は問題ないけど、充電をしておきたい時。でも、デスクの充電スタンドに置くんじゃなくて、自分が今いるところ、ソファだったりローラー台の自転車の上だったり、つまりわざわざデスクに行かなくても、すぐ手を伸ばせばそこにスマートフォンがある状態を欲する時。ながら使いができるといいな、と思う時、でしょうかね。
そんな時にも、いやそんな時こそこのQi充電台機能付きモバイルバッテリーが文字通り光り輝く時じゃないかと思いつきました。
かつては喜多は北海道から南は九州沖縄まで、毎週のように全国いたるところに出向いて打合せやらすり合わせやらの為に文字通り飛び回っていた時代があった私ですが、今は泊りがけの出張などしなくていい役回りにいます。というか面倒くさいししんどいし、二度と出張とかするか!ヽ(`Д´)ノ
なので私にとってモバイルバッテリーが火を噴く(注:本当に日を吹くのではありません、念の為)のは出張用ではなく、プライベートな旅行用として、でしょう。
通常の平日はどうでしょう?
今までの私がモバイルバッテリーを必要とした時なんて「自宅で充電し忘れていた時」が大半です。
でもそんな時って別にワイヤレス充電器である必要はないですよね?
というか、むしろ通勤しながらワイヤレスで充電するって何言ってんの? じゃないですか?
テープでぐるぐる巻きにするのか、と。素直にケーブルでつなげよ、というお話ですよ。
そしていったん会社にたどり着きさえすれば、デスクには既にQiの充電パッドがありますのでモバイルバッテリーの出番などありません。
ああ、そういえば通勤途中でDAPのバッテリが切れた時なんかはお世話になってますね、モバイルバッテリー。年に数回ですけど。
というわけで、Qi機能付きモバイルバッテリーを購入してからこっちは、カバンの奥にしまい込むのではなくリビングでも活用できるように「その辺」に放り出しております。
もちろん思い立った時にすぐ手にできるように。
そして出勤時にはカバンに放り込みますよ。モバイルバッテリーとしても働いてもらわなくちゃ、ですからね。
◎インフレ化をたどる容量。しかしチョイスは慎重に
Qi充電機能のあるなしにかかわらず、最近のモバイルバッテリーって結構な容量ですよね。
Qi縛りで調べたにもかかわらず、今回も「24000mAh」とかあってけっこうびっくりしました。
例えばこれなんか。
もちろんモバイルバッテリーは容量が大きいほうがたくさん充電できますからそりゃもう安心度が高いわけですが、そうは言っても大きさや重さとのトレードを考慮しないとですからね。
要するに限度があるでしょう、と。
ちなみにこれ、重さ481g。サイズは166×85×22mmです。
目的がはっきりしていて、それに合致しているのであれば問題ないわけですが、「イザという時」なんていう全方位待受状態の為にスタンバっておくにはどう考えてもツーマッチ。
その辺を1時間くらいサイクリングする程度なのに、毎回スペアチューブだけでなくタイヤまで準備していく感じ? しかも前後二本分も。あと、フロアポンプも。
確かに安心だけど、「それはちょっとねー」でしょ?
少なくとも私としては「限度を超えている」と判断せざるを得ません。
それにそもそもバッテリの容量が大きいということは満タンにするのに充電時間がそれなりに掛かるという当たり前の事も考慮する必要があるでしょう。
別に満充電にする必要はないのでしょうが、私などは「満充電にしないと気がすまない」性格なのを自覚していますから、ストレスの原因にもなりかねません。
◎XS Max二台分の容量を基準に
そんなこんなで容量的にはざっとiPhone XS Maxを二回ほどフル充電できれば充分だと考えた私は、自然放電ロスも考え、余裕を見越して10000mAh内外のもの物色することにしました。
10000mAhクラスだと、だいたい200g程度で、24000mAhモノの半分くらいで済みます。
◎ケーブル内蔵タイプが便利
そして最近のトレンドなのか、結構多かったのがケーブル内蔵(というか直付け)タイプ。
モバイルバッテリーがあるのにケーブルがなくて充電出来なかった、という悲しい昔話の一つや二つ、誰しも持っているのではないでしょうか?
私なんかUSBケーブルはあるのにコネクタの形が合わずに使えなかった、という悲劇を何度か演じております。
だいたい、カバンの中身の整理や掃除などをした後にそういう事態が生じるのですよね。
そこで、条件を追加。
1.10000mAh内外
に加え、
2.Lightningケーブル内蔵
3.mini USBケーブル内蔵
4.できればUSB Typecケーブル内蔵
を追加。
さらに、
5.バッテリ残量がデジタル表示(1%単位)されること
も追加。
で、買ったのはこれです。
ちなみにTypeCはアダプターで対応です。
これ以外にも条件に合うのはたくさんありました。
例によって「ほとんど同じ製品に見えるけどメーカー(ブランド)が違うもの」という事情を考慮するともう少し減るんですが。
その中で私が上記の製品をあえて選んだポイントは、ズバリ「全面がクリアでつるんとしていて、シンプル。黒い石鹸みたいで清潔感がある」から。デス。
条件通り内蔵ケーブルが2つあり、プラグ形状もLightningとmini USB。
……そういやこのLightningケーブル、既述がないようだけどmfi認証とってるのかな……?
とりあえず現状ではLightningケーブルを使ってのiPhone XS Maxの充電は出来ております。OSがアップデートされたら使えなくなるという可能性は無きにしもあらずですが、思い出してください。XS Maxですよ?
そもそもQi充電しかしませんからね。
あ、焦っていて少しでも時短したい時はつなぐかも……いや、つなぐかな、この私が……。
◎バッテリ残量が1%刻みで表示されるのがいい
一度使えばこう思うに違いありません。
「もう二度と残量表記が数字で出ないモバイルバッテリーなど買わないぞ」と。
自動車も最近のモバイルバッテリを見習って、燃料の残量表示を1リットル単位にしてくれると助かるんですけどね。
あ、電気自動車なら%表示になっているのか。
◎問題点
○その1
全く気づかなかったのですが、本体のバッテリを充電するためには、USBケーブルが必要になるんですよ? 奥さん!
Qi充電器なのに、本体はQiで充電できないなんて、納得できないでしょ? ブラザー!
これ、気になるのは私だけ?
調べてみると、どうやら「そういうもの」らしい。
せっかくなので本体充電もQi対応してほしいので、今後の課題として欲しいところですが、時代はまだ過渡期なのでしょう。
とかなんとか書いていると「ファーウェイの新型スマートフォンMate 20 ProはQiで充電するだけでなくQiで他人のスマートフォンの充電もできる」というようなニュースが!
さすがPro?
何がProなのかしりませんが。
それにしてもやっぱり中国はすごい。本当につくづく思い知る今日このごろです。
○その2
写真ではわかりにくいかもしれませんが、これ、チャージ面というか表面がラウンドしているんですよね。
その上にiPhone XS Maxとか乗せるわけですが、要するにおさまりが悪いんです。面じゃなくて点的に接するわけですからね。
いや、線か……。
なんで平面にしないのかと。
まあ、問題なく充電はできるんですが、ベタっと安定していないのがちょっとどうも、私、気になります。
◎まとめ
1.QiでiPhone XS Maxを充電可能
2.LightningケーブルでiPhone XS Maxを充電可能
3.mini USBケーブルでmini USB的デバイスを充電可能(GARMIN EDGE 1030とか)
とまあ、ここまで同時に3台同時に充電できます。
4.本体に格納されている変換アダプタを使えば、USB Type CのXperia ZX1 Compactを充電可能
5.容量は10000mAh。
6.220g
7.リビングでもその辺に転がしておけば、「ちょっとした隙間時間に充電可能で、置きている間はバッテリの心配はない
8.角が立っておらずラウンドしているのでちょっとした隙間に突っ込んでおけるし、他のものを傷つけにくい
9.そしてこんな使い方も可能(メーカー&私の保証はありません。念の為)
(Qiデバイス2台同時充電)