趣味と暮らしにまつわる「モノ」に一喜一憂するブログ

☆受動喫煙防止法の周辺が今、いろいろとかまびすしい

その他

 

正直に言うと「お前ら、まだそんな事やってんのか」です。

この記事を読んで思いました。

なんというか、アレですよ。
150平米だろうが100平米だろうが30平米だろうが「例外」を作る時点でそれはもう骨抜き法案です。
そんな法案を作った上で、新たに税金を投入して排気設備設置の補助金を出すとか、納税者としては「冗談じゃない」としか言いようがありません。
おっと、排気設備業者と癒着しているのか? ふむふむ。

排気設備業者との癒着疑惑? はさておき、現実を見つめましょう。
実際問題としては飲食店の全面禁煙化はムリじゃないでしょうかね?
だって、店主がニコチン中毒の店は閉店するしかなくなりますからねぇ。

冗談はさておき、非喫煙者の立場として一つ提案があります。
それは標識掲示の義務化です。

具体的には喫煙可の店は入り口に目立つような「喫煙可」という標識を掲げることを義務づけて欲しいのです。
扉のアイコンのようなものを当然全国統一様式で。
掲示に際しては目立つようにそれなりの大きさのものにすべきでしょう。
希望としては30cm×30cm以上のでかい奴でぜひ。
そうすれば入る前、いや近づく前からその店のスタンスが一目でわかりますからね。

現在はそこが逆なんですよ。
禁煙店が「禁煙です」と掲げないといけない。
これがそもそもおかしいのです。
「禁煙店が表示をするのではなく、喫煙店こそが表示をする」
是非ともこのパラダイムシフトを敢行、いや断行していただきたい。
受動喫煙防止法のそもそもの主旨は飲食店の面積による可否を規定するものじゃなくて、パラダイムシフトを行う事で、結果として大いなる防止になるのではないかと思います。

それから「分煙」は禁止にしましょう。
一番ダメなのは中途半端な分煙店ですから。
スペースを分けているだけのファミリーレストランとかラーメン店なんか多いですよね。
でもひどいところは、空気の流れが良すぎて? 禁煙席に煙がどんどん流れ込んでじゅうまんしたりします。
ひどくない店でも境界線部分に近い禁煙席なんて「受動喫煙席」と名前を変えて欲しいくらいの状況です。

「うちはしっかりしてまっせ」感をアピールするかのようにドアをつけて禁煙席を隔離している店もありますが、だいたいそういうところは囲いをしているだけ。当然ロクな排煙設備を備えていないものだから、ドアを開閉するたびに煙がどっと禁煙フロアに流れてきます。
ドアの開閉なんて当然規制できませんから、しょっちゅうドアはバタバタと開閉し、喫煙席の煙を禁煙席に向かって送り出すウチワと化しているのが実情です。

それから、時間帯禁煙の店がややこしい。
入った後でわかるこの手の仕掛けは喫煙者にも非喫煙者にも不親切きわまりないと思います。
入り口に「禁煙」と書かれているので「よし、助かった」とばかりに店内に入り、カウンターでラーメンのオーダーを終えて一息ついて店内の様子をよく見ると、目の前の壁に但し書きがあったりするんですよね。「12:00~13:00は禁煙です。ご協力をお願いします」とか。
マーフィーの法則でそういう店に入店するのはたいがい禁煙タイムが終わった辺りの私。(・∀・)
もうオーダーしちゃったし。すぐに断ったら間に合うかもしれないけど、そこはチキンな日本人気質の私、キャンセルして店を出るなんていう勇気も無く。
例え目の前に書かれていてもオーダーする方に気が行っていると目に入らないんですよね。
なので情報は全部入り口に書いといてよって切に思います。

ということで、私からの提案のまとめ。

1)単なるエリア分け分煙は禁止。分煙を表記する場合はドア一枚では×。緩衝エリアを必ずもうけ、それぞれのエリアにドアを設置し、その緩衝エリアに排気設備の設置義務を行う(これで喫煙エリアに排気設備を設置する義務は必要なし)
2)喫煙可能な店は喫煙可の標識を入り口横(付近ではなく横)に掲示する義務を負う
3)時間帯喫煙は結局ニオイが染みこんでいて不快なのでこれを認めない
4)面積による規制は行わない
5)店舗情報をネットに掲載するあらゆるサービスは喫煙可の店については必その旨の情報を明記しておき、記載がないにもかかわらず喫煙店であった場合はペナルティを取る

受動喫煙を防止する根本的な解決法ではないかもしれませんが、「しまった」系は未然に防げます。
大きな掲示板があれば、遠目でそれとわかりますので「あの店にしようか」なんて仲間が話していても「あそこはちょっとやめよう」と入る前に意見をいえます。店舗情報掲載サービスの件は、コンパとか飲み会の場所をネットで検索するのが常識の現在においては必須でしょう。飲み会やコンパの幹事さんが非喫煙者(というよりこの場合は嫌煙者)から恨まれて呪い殺される心配もありません。

どちらにしろ昨今の風潮で一番問題なのは、なぜか喫煙者と非喫煙者の対立構図になってしまっていることじゃないでしょうか。
私は非喫煙者ですが、私の目からみても基本的に「非喫煙者」いや、「嫌煙者」側がヒステリー状態になっているとしか思えません。
まあ、マスコミが面白がってそういう脚色報道を行っているだけなのかもしれませんが、なんでもかんでも「対立構図」にしたがるオツムを何とかして欲しいものです。

非喫煙者に気を遣ってくれる喫煙者はたくさんいるんです。
非喫煙者はそこを忘れないようにしつつ、全否定する事無くどうするのがお互いに窮屈でないかを考え、議論していい方向に収れんするといいなあ、と思います。

余り問題にされませんが、飲酒だってけっこうひどい状況でしょう?
基本的にほとんどアルコールを呑まない私にとって、酔っ払いは本当にただのクズにしか見えません。
あ、ここで言う「酔っ払い」とは「酔っている人」とは違います、ニュアンスが。
「酔っ払い」とは「酔うことにより、他人に迷惑をかけている状態」の人の事をいいます。
本人だけ妙に盛り上がっちゃって上機嫌なのはいいけど、他人にも同じ状態になることを求めるような人っていますよね。
絡み上戸だとか説教上戸なんていうのも迷惑きわまりない。
なぜか大きな声になる人なんかも迷惑です。
電車で二人掛けシートを占領してヘタってたりする人もアレですし、ホームや車内で「もんじゃ焼き」を始める人はホビロンとしか言いようがありません。仕方ない事なのでしょうが、そもそもその状態になるまで呑んでいることが悪ですから。
要するに自制して呑めない奴=酔っ払いということいなるのでしょうか。
その手の奴で最悪なのがクルマを運転しちゃう奴ですね、ハイ。
アルコールがタバコと違ってあまりこういう対決構図というか嫌酒家なんて言葉がない(というか一般的ではない)ですよね。これはもちろん嗜好品の中でもタバコが特殊で「煙」が出るから。
なのでインパクトのレベルがまったく違うのでいろいろと問題になるのでしょう。
しかもタチが悪い事にタバコのばあい、タバコ本体からの煙だけが問題になるわけではないというやっかいな事実があります。
排気です。
喫煙者は、タバコを1本吸った後、少なくとも5分以上は呼吸するたびに、肺からタバコの成分を息とともに周りにまき散らしています。
これ、本人はまったく気付いてないのでしょうが、本当に迷惑なんですよ。
直前まで煙草を吸っていた人がそのままバスに乗り込んできたりするなんていうシチュエーションはザラにあって、そうなると朝の通勤バスは私の様な人間にとって地獄と化します。大げさじゃなくて、そう言う人がすぐ近くに来ると本当に辛いんです。
それから煙草を吸う人の服には煙草のニオイが染み付いてますからね。煙が出なくてもあのニオイがダメっていう人も多いですし、その辺りもなかなか難しい問題です。
愛煙家の皆さんには理解できない(というかニオイ的には本人はマヒしているのでわからない)でしょうが、すぐ横でシュールストレミングの缶を開けられた状態を想像していただき、「それほどか!」とご理解いただけると幸いです。

まあ、理想としては煙も出ない、熱(火)も、ニオイすら出ないタバコがあるといいという話ですよね。
そうすれば世界はもっと平和になりそうです。
いわゆる電子タバコのさらなる進化に期待というところでしょうか。

「あの煙がいいんじゃないか」
「あのにおいがいいんじゃないか」

お気持ちはわかりますけどね。