やっはろー(^^)/
正しくは「タイヤとホイールを入れ替えました」です。
いや、「別のタイヤ付きホイールに交換しました」かな?
まあ、簡単にいいますと「スタッドレスタイヤに履き替えた」ってやつですね、ハイ。
日本語ムツカシイね。
毎年スタッドレスタイヤに履き替えるのは12月上旬と決めているのですが、今年はなんと晦日(注:末日のこと。日本語ムツカシイね)ですが11月に履き替えちゃいました。
深い理由がありますん……。
それは「今年は早めに(スタッドレスタイヤに)履き替えておいた方がいい気がする」と思ったからです。
カンです、勘。
それは「今年は早めに一回積雪がありそう」という自然現象ファースト(?)な予感ではなく「なんとなく今年はぐずぐずしていたらこちらの思うスケジュールでタイヤ交換できないかも」というショップの混み具合で予定が狂いそうな気がしたのです。
自慢じゃないですが私のこういう予感は当たります。
なので予感に従ってこちらの都合がいい日時に作業をアサインしてさっさと交換することにしたのです。
もっとも、しばらくロングドライブの予定がないので11月の末に入れ替えようが12月上旬に入れ替えようがこちらにはあまり関係ないという事情もあります。
ロングドライブがないとクルマのイグニッションを捻るのは週一くらいの頻度、しかも走行距離は短く短時間、みたいな使い方が我が家のクルマの通常使用スタイルなので。
詳細はこの記事に。
納車より4か月も前に既に入手していたという早漏ぶりに我ながら少し引きます。
まあ実際にシーズンが訪れると「そんなこともあったっけ」的な感想しか浮かびません。
なんというか「いつも通りにスタッドレスタイヤに交換している」感というか、「去年もMacanにスタッドレスタイヤを履かせていたっけ」的な既視感さえあります。
で、まずは報告を。
記事内で懸念事項だった?していた「19インチにインチダウンしても大丈夫か?(ブレーキキャリパーと干渉しないか?)」という件ですが、大丈夫でした。
まあ、ショップに大丈夫だという太鼓判をもらって買ったわけですからダメなはずはないんですが、問題なくはまって一安心です。
が、クリアランスはありませんね。ミチミチです。
そうそう、記事のテーマからは外れますがいい機会?なのでMacan GTSのブレーキディスクをちょっとご紹介しておきましょう。上の写真を見てください。わかりにくいですが、普通のクルマの普通のディスクとは表面の状態が違うんですよ。
そう、鏡面になってるんです。こんな具合いにホイールの内側が映り込みます。
ちょっと面白いですよね。
ちなみにGTSの場合、ブレーキダストはほぼ出ません。
・ホイール:MAK RENNEN Macan専用モデル
前:19×8.0 5/112mm +21mm 66.6mm
後:19×9.0 5/112mm +21mm 66.6mm
※前後ホイールの各サイズは完全純正互換
・タイヤ:MICHELIN X-ICE SNOW SUV
前:235/55R19 105H XL
後:255/50R19 107H XL
ちなみにホイールのMacan専用のMAK RENNENですが、当然ながら純正ボルトやセンターキャップ、TPMSにも完全な互換性があります。
余計なお世話ですが、社外ホイールを購入する際、特にボルト方式のヨーロッパ車の場合に留意すべきはハブ径が純正と同一であることです。インセットとかは鑑賞しなければある意味どうでもいいかもしれません(いや、どうでもよくはないですが……)。
色はシルバーにしました。
というか、MAK RENNENはシルバーしか選択肢がありません。
もともとシルバーにするつもりだったので私としてはウェルカムです。
GTSのテーマカラーはブラックですし、標準装着と同じブラックのホイールにした方がマッチングはいいのは間違いないのですが、スタッドレスタイヤのホイールはインチダウンして履かせますので夏タイヤと同じブラックだと「ホイールがちっちゃくなってなんかひ弱に見える?」的なビジュアル面で問題が生じます。主に私の中で。
あとは違う色のホイールのほうが「ああ、ホイール変えたんだなあ」的な感じで気分が上がると判断しました。
結果、思った通り「かなり雰囲気が変わる」的自己満足に浸れました。
正解です。
これで春に夏タイヤに戻した時にはGTSっぽいしっくり感をまとうことになってそれはそれでまた楽しいだろうと思います。
タイヤ(ホイール)を入れ替え、「さあ、どんなフィーリングかな~」とわくわくしながらいざ走り出す……前にすることがあります。Macanの場合。
それはTPMSのペアリングというかキャリブレーションです。
MacanにはTPMSが標準でついています。
TPMSとは、タイヤ内圧監視システム、つまりTire Pressure Monitoring Systemの略称です。
MacanのTPMSをざっくり説明するとタイヤの中に入れた空気圧センサーを使ってリアルタイム(実際は少しタイムラグがある)に各タイヤの空気圧をモニタリングするシステムのことです。
標準システムなので、メーター内にちゃんと表示されます。
前車であるVOLVOのXC40もタイヤ空気圧をモニタリングするシステムが備わっていましたが、あちらはタイヤ内センサで空気圧を計測するのではなく、ホイールハウス内にあるABSセンサーを使い、タイヤの外径(直径というべきか)変化を監視し、パンクにより標準より一定以上外径が小さくなったら警告を発するという仕組みの、ようするに簡易なものです(間接式とかいわれる)。したがってXC40のものは空気圧を計測するのではなくタイヤの直径を見張っているという感じですね。
ええ、私はTPMS推しです。
「TMPSは誤差があるし、俺はちゃんとしたエアゲージを使ってこまめに空気圧チェックしているからTPMSなんて不要!」とドヤ顔したりドヤ記事を書いたりする人が散見されますが、TMPSとエアゲージでチェックする事は全く……いや、全くとまではいいませんが、似て非なるものだと言っておきます。
TPMSは空気圧チェックに使うものではなく(いや、使ってもいいんですよ?)、主な目的な走行中の空気圧変化を早期に発見して重大な事故を回避するための装備なんですよ。
信頼のおけるタイヤゲージでこまめに空気圧チェックするのはクルマ好きにとっては当たり前のことですし、そもそもTPMSがついていてもどんどんやってしかるべきでしょう。
でもそのご自慢のタイヤゲージで高速道路を走行中に頻繁にチェックできますかね??
高速道路に限りません。
大きめな穴や亀裂なんかを通過したあと「タイヤ大丈夫かな」なんて思うことはありませんか?
道路上にガラスや金属の破片が散逸しているところを通ってしまったあと「ヤベ、パンクしてないかな?」なんてビビったことはありませんか?
ダムカードをもらうために落石やガレキだらけになった道を走ったり、そもそも未舗装路でとがった石があるところを通過したりしたことは?
「俺はそんな時はすぐに停車してタイヤをチェックするぜ」
なんて胸を張って言える人は少ないんじゃないでしょうか?
その少ない人の中で、さタイヤの目視チェックだけでなくタイヤゲージを持ち出して4輪の空気圧をチェックする人はどれだけいるでしょう?
さらに言えばいわゆるスローパンクチャーの場合、何かあった時にすぐ停車して空気圧チェックしてもその時は正常値だったりするわけですよ。
「俺はスローパンクチャーの可能性も考えてるから何かあった時は1km走るごとに空気圧をチェックしているぜ」
なんて豪語する人は皆無じゃないですかね?
TMPSは走りながらタイヤの異常を監視できる唯一の手段と言っていいのではないでしょうか。
私はタイヤにインパクトがあったあと、しばらくは空気圧の変化をモニタしながら走っています。これはもうクセですね。
なので安全・安心装置の一つとしてTPMSはマジで「取り入れるべき最優先事項」と考えております。
北米では法律で装着が義務付けられていますが、モノの値上げを忌み嫌う日本ではなかなかそうなりません。
緊急ブレーキシステムなどもけっこうですが、TPMSはむしろ真っ先に義務化すべき装備だと思うんですが……。
内圧式は手間と価格の両面にコスト問題がありますが、タイヤバルブ方式だと簡単にTMPSを後付けできますので、どんな車にも装着可能。
私もTMPSが純正装備されていないクルマにはこの「かぶせ式」の後付TPMSを取り付けておりました。
これとか、
こういうやつですね。
いやもう、安心感は段違いなので強くお勧めしておきます。
※ただし、表示されている空気圧は絶対値とは思わず、普段使っているタイヤゲージとの差を理解した上で賢く運用していただけますようお願いします。もっとも最近のはけっこう信頼性がたかくなっていると感じておりますが……もちろん私は保証しません。(^^;
以上、エヴァンジェリストとしての布教活動でした。<(_ _)>
で、Macanについている簡易じゃない方のTPMSですが、こういうやつです。
バルブ一体式となっていて「直接式」なんて言われております。
そのセンサーはサイズさえ合えばどの車種でも履けるタイヤと違って主に電波の問題でメーカー(及び車種)ごとに専用品が用意されています。
あと、専用品であるTMPS(の形)が装着できるようなホイールであることも重要です。
空気圧監視式のTMPSの問題は、タイヤ内部に装着しなければならないという仕組みなのです。
つまりエアバルブみたいに夏タイヤからスタッドレスタイヤに付け替える、なんてことはできないんです。
スタッドレスタイヤ側にもあらかじめ装着しておく必要があるんです。
で、これがお高い。(^^;
ただでさえけっこうなお値段なのに、PORSCHEのソレはなぜかVWやAudiの2倍もするんです。ちゃんと?「VW」なんてマーク入ってるのにね。
ディーラーで買うとざっくり1個30000円です。1セット120000円っスね。もちろん装着料はまた別途取られます。
タイヤ+ホイール+TMPSセンサー。それがMacanのスタッドレスタイヤの正体なのです。
あまつさえ!
ワイヤレスでデータを飛ばすということはすなわちTMPSセンサーは電波を発信するわけですから、そこには電力が必要です。要するにバッテリが内蔵されているわけです。
もうお分かりですね?
電池が切れたら終わりです。
多くのTPMSは電池交換には対応しておりませんので使い捨てです。
どうせ2032あたりの電池を使っているんでしょうから、無理やり殻を割れば交換できなくもないでしょうが、どちらにせよタイヤを外してセンサーを取り出す作業などは発生します。気密性なども考慮するとケチらず交換するのが賢いやり方だとおもいます。
ちなみに電池の寿命はざっくり3年、運が良くても4年くらいだそうです。
つまり3年ごとに12万円+交換工賃がかかるわけですね。
しかもスタッドレスタイヤだけじゃなくてサマータイヤにもありますからね。センサー代だけで3年で24万円っスよ。わっはっは。
はぁ~。
わかっていたことですが、というか改めて思いますけど、やっぱ庶民向きじゃないっすね、この車。VWやAUDIとモノは同じなのになんで倍額なんでしょうね?ブランド商法おそるべし。
早くスケールメリットで1個1000円くらいになりませんかねえ……。
というわけで、そろそろ「次のクルマ」を考える時がやってきたような気がしたりしなかったり……。
タイヤやホイールを交換したら、TPMSのセンサーと車体のペアリング作業が必要になります。
これは間接式のVOLVO XC40でも同じで必要な作業です。
と言っても難しいことはなく、今回の場合は設定から「19インチのウインタータイヤ」をチョイスして、あとはしばらく走るだけです。
メーターディスプレイには「25km/h以上で走れ」と出ています。左側にはタイヤ空気圧異常の警告灯が灯ってますね。TMPSをケチるとずっとこれが点灯する羽目になるという罠があります。コーディングで無効化することもできますが新車で買ってディーラーとよいお付き合いをしたい私のような人間には悪手と言っていいでしょうね。
というか「タイヤ圧力」という日本語にむしろ意味不明な「圧」を感じますね。タイヤの圧力って……。
結局4輪すべてをペアリングしてキャリブレーションを完了するのに、今回はざっと15分くらいかかりました。とはいえこれは混雑した市街地を走っている時間なので25km/h以上で走行している時間はかなり短いのです。つまり25km/h以上で走行し続けられるなら測定時間はもっと短く済むということでしょうね。
結構時間がかかるので「認識しなかったらどうしよう?」とドキドキものでしたよ。だって認識しなかったらTPMSのオカネをドブに捨てたようなものですからね。
ビンボー人、というか庶民的には心臓や頭髪に悪い15分でした。
もっとも状況をチェックする画面を表示すると数分後には順番?に認識したタイヤに大して空気圧が表示されていましたので「解決は時間の問題である」と思えましたのでハゲるには至りませんでした。心臓へのダメージは不明です。
ちなみに4輪すべての認識が終了すると空気圧表示画面に4輪一斉に数値が表示され「おお!」となります。
というわけでタイヤ入れ替えおよびTPMSの認識作業を無事終え、我がMacan3 GTSはゲレンデ・エキスプレスとしての準備完了です。
まあ、ゲレンデに行くのははやくて2月の頭くらい、しかもシーズン一回だけ、みたいな感じなんですけどね。
「シーズン中に3回いくより、1回の日程を長くして同じ日数を滑ればいいんじゃね? その方が交通費も少なく済むし、滑降日数対宿泊代も断然お得じゃん」という戦略に変更したからですが、これも毎日が日曜日……じゃなく無職になったおかげと言えるでしょう。
無職最強ですな。(*’▽’)
まあ、ゲレンデ・エキスプレス的な出動はシーズン1回かもしれませんが、スキー以外を目的としたドライブ旅行の予定はありますし、私の住んでいる北摂エリアは山間部なので凍結は普通にありますし、ピンポイントな降雪も実は多い地域なので「転ばぬ先の杖」としてのスタッドレス装着は圧倒的に「あり」なのです。
「スタッドレスタイヤにしておけばよかった」的な後悔をするくらいなら「スタッドレスタイヤは無駄だったな」という方向の後悔のほうがずっといいと思う今日この頃でございます。
「プレ」インプレッションってなんだよ?
ですよねー。
説明しましょう。
「プレ」とはプレリュードの略。「プレリュード」とはホンダのスペシャリティーカーのペットネーム……ではなくて「前奏曲」のこと。
すなわちインプレッションの前段階という解釈が妥当ではないかと愚考する次第です。
高速道路を含めたインプレ記事は別途かくつもりですので、今回は本当に本当の第一印象のみをお伝えしておきます。
とりあえず装着後、走り出してすぐ、具体的には20mくらい走って道路にでる段差を超えた瞬間に感じたのは「当りが少し柔らかくなったな」というもの。
これはサイドウォールの柔らかさや低空気圧からくる「柔らかさ」とは違う、踏面と道路の角(段差ですが)のコンタクトに関する感触(と私の五感様がおっしゃっている)。
幹線道路上を流れに乗って走っている感触は「サマータイヤよりタイトながら、しっかりとした芯のある剛性感がつたわってくる」というもの。
というか、ぶっちゃけ純正で履いているピレリのP-ZEROよりインフォメーションが豊かっすよ、このスタッドレス。
ワインディングなんかもまだ全く走っていませんのでアレですが、普通に交差点を右左折するだけでもサマータイヤよりあきらかに軽やかな感じ。
以前から薄々思っていたんですが、Macan GTSの標準タイヤってオーバーサイズなんじゃないですかね。
たぶん、ですが燃費もいい方向に向かうような気がしたりしなかったりしますが……まあ、そのあたりを含めて詳細な記事は来年にでも。
ちなみにTPMSを信じるならば冷間時の空気圧はサマータイヤと同じでした。