ちゃろ~(*^^*)
というか、実際問題としてまだテキスト書きに集中している段階なのです。
なので「スマートフォンで〇〇をしよう」、と考えた時はついついメイン機のiPhone XS Maxの方をてにとっちゃうんですよ。
だって慣れてるし。
ですが、そうは言ってもそこそこの時間は付き合ってました。
今回はTitanがTitanたる所以、というかアイコン? いやさレゾンデートル? 的な物理キーボードについての感想を。
Titanの物理キーボードを押す(タイプする、ではない)感覚を打鍵感と言っていいのかどうか……。
とりあえず言っていいことにして話を進めましょう。
ズバリ、打鍵感は「もうひとつ」です。
BlackBerry key2の方がベターだったように思います。
なんというか、言葉にしにくいのですがTitanのキーボードタッチは平面的。対してkey2は立体的と申しましょうか。
キートップの造形の違いそのまんまやんけ、みたいな?^^;
Titanのキーは平たい。そして薄い。加えてタッチはスイッチ的で重く、押下に対する反応がやや唐突な感覚です。
キー一つ一つの大きさ、そして面積はそれなりに確保されているにもかかわらず、key2と比較すると取りこぼしが多いと感じるのはこの重めのスイッチ的な押下感と、キートップが低めのせいかな……などと愚考します。
効能?
ぶっちゃけて言いますと、素の状態というか物理キーボードだけでは使いにくいと言わざるを得ません。
一番の問題はキーの少なさです。
いや、キーアサインを一工夫してもらえると多少はマシになるのですが……。
勝手なことを言っていますが、もちろんこれは私に限った話なのかもしれません。
なので例を挙げましょう。
私の場合はカタカナ名詞をよく使うこともあり、この「ー」が独立していないことは結構クリティカルな欠点となります。「ところで【ー】って日本語なの?」という議論はこの際おいときますね。^^;
ちなみに「ー」は「alt」キーとの組み合わせでタイプします。
「ー」以外にもよく使うのが句読点。句読点というのは「。」と「、」です、念の為。
で、これらも「alt」との組み合わせでタイプすることになります。
実に面倒です。
あと、当然ながら数字キーも「alt」との組み合わせです。
いわゆる「カーソルキー」がないのもボディブロー的に効いてきます。
そう、すべては想定内の欠点です。
だってクラウドファンディングで実物(?)写真がありますから、さすがにそれはチェックしてからポチってます。つまり「そんな事」は買う前からわかっていたことなのです。
「最終モデルまでにキーボードの変更があるかも」という噂があったので、もちろん期待はしていましたけど……ちょっとだけね。でも劇的にキーの数を増やさない限りはどうしようもないことですから期待しつつも本音では諦めてました。
ああ、アルファベットだけで文章が作れる文化圏って単純でいいよなあって、つくづく思います。
右上。キーボードの一番上です。
同様に、shiftキーの場所も一番上にあるんですよね(左)。
この手の補助キーはキーボードの下側にあるのが人間工学的に正しいと信じている私からスルと、どうにも指の移動に違和感を覚えてしまうわけです。
もう結構つかっているつもりなのですが、それでも毎回「alt、上かよ」と意識が削がれ、集中力が低下します。
ええ、私の修行が足りないだけですけど。
なお、altキーを一度押すと次のキーを押し終えるまでホールドされますので「altキーを押しながら他のキーを押す」では無いのが救いです。さすがに設計者もそこまでアホではなかったようで。
ちなみにダブルプッシュするとホールド状態が続きます。
※2020年1月16日のアップデートで、shiftボタンとaltボタンの入れ替えが可能になりました。「設定」→「スマートアシスト」
ええ、物理キーボードでは切り替え不能です。
少なくともctrl+スペースとかalt+スペースとか、そんなわかりやすいメソッドではありませんでした。ええ、私がまだ知らないだけかもしれませんが(知っている人がいたら是非教えて下さい)。
つまり、結局、すなわち、要するに……日本語を入力するためには、ディスプレイ最下端に標示されるソフトウェア的補助キーボード?との連携が鍵となります。
つまりハードウェアはソフトウェア次第なのです。それはBlackBerryもTitanも似たようなものです。
ミニマム表示されているソフトウェアキーを使うと、altキーを使わずに次のことが可能です。
。
、
!
?
ひらがな/カタカナの切り替え
英字キーボード化
記号キード(2種類)の呼び出し
顔記号などの呼び出し
しかし、これだけではまだまだ。もう少しソフトウェアキーボードを拡張させるひつようがあります。
一番右にあるオプションをタップすると、拡張ソフトウェアキーボード選択画面が出てきます。種類は3つ。左からカーソルキー、拡張クリップボード、テンキーボードです。
まずはカーソルキーボード画面。画面内には全体範囲指定やカット&ペーストボタンもあります。バックスペースキーも。
大きめのテンキー。
地味に使えるかもしれないのは、真ん中にあるコピー履歴を呼び出すボタン。画面上には3つしかありませんが、スクロールするとけっこう過去のものを選べます(いくつまでイケるかは検証してません)。
これらのソフトウェアキーと物理キーボードとの連携を容認し、慣れる事ができるかどうか、そこがTitanと私の未来を決定づける最大のファクターと言えるでしょう。
確かにTitanはヘヴィ級です。
重量バランスももう少し下側にあってほしいとも思います。
ただ、どちらにしろキーボードを使ってタイピングする時は両手持ちです。そうなると重さもバランスもなんとか納得がいく範疇に収まっています。もちろんこれは個人によって許容範囲が全く違うのでなんとも言えませんが、少なくとも私は重さでTitanを手放すことはないと思います。
現時点ではけっこうポジティブに捉えています。Titanの物理キーボード。
ただし、ソフトウェアキーボードとの連携が前提です。
物理キーボード+ソフトウェアキーボードとの連携さえあれば、しばらくの間はメモ書き端末として使っていけそうな気がしております。
文章を打つ際はご覧の通りソフトウェアキーボードで画面の半分は持っていかれますが、メモマシンと考えれば余裕で妥協できる範囲です。
私が常用しているこのモードであれば、切替なしでだいたいまかなえます。わざわざaltキーを使うタイピングよりかなり能率が上です。
あとはかっこ系(「」【】など)ですが、「かっこ」とタイピングして候補欄に出すのがソフトウェアキーボードを切り替える(右下の1/2をタップ)よりも早いかな、などと考え中です。
キーの種類や数にある程度の納得が得られると、気になるのはやはりキータイプ時の取りこぼしですね。
個体差によるものなのか、ソフトウェア的な調整で改善するのかはたまた私のタイピングの癖の問題なのか慣れが解決するのかしないのか……。
もう少し様子を見てみたいところです。
ある程度しっかりと「執筆」するのであれば本格的なエディタを考えなくもありませんが、Titanはあくまでもメモ帳だと割り切る場合は編集系の機能はシンプルなものでいいと考えます。
むしろハンドリングの軽快さこそが重要ではないでしょうか。
具体的にはPCとの連携です。
理想的なのはTitanで思いついた時にメモをとておけばPCに向かった時にそのテキストをすぐに利用できるスタイルです。
探せばいろいろあると思いますが、私は何も考えずにGoogleのKeepというアプリを使っています。
これは保存の概念すらありませんのでTitan側ではただテキストを書くだけです。ある意味集中できるアプリと言えるでしょう。
あとはPC側でKeepに自動同期されているテキストデータをコピーしてエディタソフトなりワープロソフトなりにペーストして編集作業に入るだけです。
自動保存、自動同期を最も単純にやってくれる手段の一つとして紹介しておきます。
もちろん推敲作業などにも使えますが、用語を一括置換するなどの機能すらありませんから、せいぜい誤字脱字誤変換チェック用途と考えるべきです。そもそも原稿用紙換算で数百枚にもなるような長文をしっかり遂行する用途には向いていないので、章ごとなどに分けて処理するなど身の丈にあった使い方に留めておくことが肝要でしょう。
推敲用のアプリについてはJota+などを念頭に別途物色する予定です。
このでっかい筐体を生かすには、物理キーボードをやめてその分液晶ディスプレイ面積を広げたほうがいいんじゃないかなあ、と思います。
そうするとより機能的なソフトウェアキーボードが使える気がします。もしくは好みのソフトウェアキーボード(IME?)をインストールスルことも可能。
そのほうが快適なんじゃね?
なにより電子コミックを読むのが捗る。
……身も蓋もないとはこのことか。^^;
つづく。