ちゃろ~(^^♪
翌日の本番を前に、スタート地点までのルートおさらいと、コースを後の数キロを走ってみることに。
もっとも我々にとっては勝手知ったる道なので、今更ではありますが。
とはいえ、スタート地点まで直後は密集状態でなかなか前車との距離も取りにくく、かつ天気次第ではまだ暗い可能性もあります。なので、気分を盛り上げるためと最新の路面状況を確かめる意味もあって毎年走ることにしています。
もちろん前日である必要はありません。
勝手知ったる人は問題ありませんが、初めてHCRに参加する人は必ず事前に走りましょう。
特に重要なのはホテルから会場までのルートです。
日本と違う右側通行ですし、ホノルルは一方通行が多いので平面地図を見ただけで分かったつもりになってはいけません。
さらに言えば当日はまだ暗いうちにスタート地点に向かうことになりますので、「勝手知ったる道だ」という自信を持ておくことが気持ちに余裕を生み、焦りからくる事故を未然に防げます。
もっとも、初めてHCRに参加する人はツアーで参加する場合がほとんどでしょうから、この辺は問題はないかもしれません。
だいたい土曜の朝に「プラクティスライド」などの名称で無料のオプショナルツアーが用意されていますから。
とはいうものの、気が利かないツアーの場合、その「プラクティスライド」の集合場所がスタート地点のカピオラニ公園だったりしますから注意が必要です。
なぜって、カピオラニ公園の集合場所までは自分で行かなければいけないということですから。
そしてそのプラクティスライドが生まれて初めての自転車での海外走行ということになると、道に迷ったりしても無理はありません。
でもってプラクティスライドの集合時間に間に合わず参加できないままで当日を迎えるという最悪のシナリオが待っているという状況に陥りかねません。
だいたい「ハワイイでの走り方をレクチャー」するのが目的のプラクティスライドなのに、「指定地点までは各自勝手に走ってこい」というのはなんか矛盾してませんかね、JALPAKさん(今は知りませんが4年前に我々が利用したときはそうでした)?
ツアーによっては徒歩で集合できるホテルに集合して、そこから二次集合場所の会場公園までちゃんとエスコートしてくれるものもありますので、不安な方はそういうツアーを選んだ方がいいと思います。
さて、カピオラニ公園の広大な芝生の片隅で軽く準備運動をした後、スタート地点からダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトという最初の上り坂の頂上までをインスペクションします。
初めての人はここまでで右左折と一旦停止を経験することになりますので、標識や手信号などのやり方を再チェックしておきましょう。
あと、大事なのは路面状態です。
ひび割れや穴がないかなどを確認して場所を覚えておきましょう。
正確な場所は覚えてなくても、ダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトまでに注意するところがいくつあったかだけでも充分です。
当日はそれを意識して注意深く走ることができると思います。
さて、公園を外れて少し上ると、ダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトという狭いながらも駐車場がある展望スペースに到着です。
HCR当日は、スタートしてここに差し掛かるとちょうど朝日が登ってくるタイミングになることもあって、絶好の写真撮影ポイントになっています。
のなで当日のここは記念撮影をしようとごちゃごちゃになる場所です。
ネットでHCRの画像を漁るとここでの記念写真が結構出てくると思います。
セグウェイのお散歩ツアーなどもダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトを目的地の一つとしていることが多いようですが、去年までよく見かけていた件のセグウェイのツアーは今年は全く見かけませんでした。
何かあったんでしょうかね?
我が家はHCR当日はここは横目で見るだけで毎年スルーです。
狭い駐車場に大勢のサイクリスト。出入りの混乱もけっこうあるので、ある意味デンジャラスゾーンです。
ただ通り過ぎるだけでも、撮影を終えて無理やりコースに出ようとする輩がいて危ないポイントです。
少し間が空いているので一人がそこに出てくるのはいいのですが、ああいうところで記念撮影をしているのはだいたいグループ。一人が出るとスペースがあまりないので無理やり続いて出てくる場合が多く、危ないシーンもあります。
そういうアクシデントを回避するためにも、早めにスタートするAグループがおすすめです。
で、撮影にはいいスポットなのは確かです。なので撮影はHCR当日以外にやりましょう。平日はガラガラですから。
ダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトを後にした我々は、今度は別のビュースポットまで。
ダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトは海岸沿いの海を見るビュースポットなので、今度はワイキキを見下ろすダイヤモンドヘッド登山口に向かう途中の駐車場へ。
そちらはもうHCRのコースではありません、念のため。
ビューポイント駐車場までの上りはダイヤモンドヘッド・サーフ・ルックアウトより長めですが、距離はありませんので絶望感に浸る時間も短くて済みます。(^-^;
小休止ののち、そのまま近くの土曜日開催のファーマーズ・マーケットに向かうことにしました。
KCCファーマーズ。マーケットという名前で、結構な賑わいです。
客層はざっくりしたイメージですが、大半は日本人観光客じゃないかと思われるほど。
我が家は目的が決まっていて、特にマーケットをぶらぶら見て歩くわけではありません。
お目当てはズッキーニのフリッター、グリーンスムージー、そしてハチミツです。すでに自称常連?なので(^-^;、それぞれの店の場所は知っていますので迷わず直行です。
そしてそれぞれの店は多くの日本人観光客のの「推し」リストには載っていないのか、基本的にガラガラで、順番待ちもなくサクッと買えるのがいいところです。
ただ、ヘルメットをかぶって派手なサイクルジャージを着た関西弁の二人組が喜々として注文をしていると興味を持った日本人が集まってくるのが面白いところ。
我々は客寄せパンダか(^-^;
フリッター屋さんはズッキーニ以外にもいろいろメニューがあるのですが、食べ比べた結果、我が家はズッキーニがお気に入りです。
でも最初はミックスを頼んで楽しむのがおススメ。
量が多いので、日本人だと1人前を二人でシェアしてちょうどいいおやつになる感じ。油っこいですしね。
で、その油っこいズッキーニのフリッターとよく合うのがグリーンスムージー。
都合のいいことにフリッター屋さんとスムージー屋さんは直ぐ近くなので、フリッターを揚げてもらっている待ち時間に買う感じで時間的な無駄がないのが助かります。
ズッキーニのフリッターを受け取った我々は、近くのお店の横にちょっとした日陰のスペースを見つけたので、お店のお兄ちゃんに許可をもらってそこに腰を下ろしてぱくつきます。
そんなお行儀の悪いこともファーマーズ・マーケットでは普通のことなので誰も気にしません。というかみんな思い思いのところで同じことしてますからね。
基本的にイートスペースなどはないので、立って食べるか歩きながら食べるか、その辺に座って食べるしかありません。
まあ、持って帰るという選択肢もありますが。
アツアツを頬張っていると、「それ、何ですか?」と声をかけてくる人もいます。
コミュニケーション能力が高く、好奇心旺盛な人の旅は普通の人のそれよりきっと何倍も出会いや発見があって濃いんだよね、と思う瞬間です。
その好奇心に敬意を表して、ズッキーニとグリーンスムージーを試食してもらいました。
味は言葉にしても伝わりにくいですからね。
結果、満足頂いたようで、店の場所を聞かれたので教えると、その足で買いに行っておりました。
こういうのは好みもあるのでアレですが、お口に合ったようで幸いです。
熱々のズッキーニを食べ終わった我々は、いつも行くハチミツ屋さんでいくつかお土産を購入。
もちろん、我が家用です。
全然安くもなんともない、というか結構高いハチミツですが、ハワイイならでは花から取れたハチミツで、結構個性的なものもあったりしてある意味希少なものなので値段には目をつぶって購入しております。
ここは単価が高い商品ということもあって、カードが使えるのがせめてもの救いでしょうか。
ともあれ一番のお目当てのハチミツも運良く最後の一個をゲットできました。
これで数ヶ月はハワイイのハチミツが楽しめるというものです。
ホテルの部屋に帰ると、いつものようにシャワーを浴びて洗濯をして、自転車の清掃を済ませました。
その後はどこか適当なところでランチかな、という感じでワイキキの繁華街に足を向けると、結構な人だかりに「あ、そうだった」と気づく我々。
ワイキキでは毎年HCRの前日の土曜日にメインストリートのカレカウア通りでパレードが行われます。
道路封鎖があったりしてこの日はレンタカーの人は要注意です。
まあ、ワイキキの地蔵盆的なものだと理解するといいかもしれません(いいのか?)。
なんのパレードかは不明。
毎年恒例で出会うイベントながら、全く興味がないので調べようともしておりません。^^;
私はこの手のパレードの何が楽しいのかイマイチわからないマイノリティなのですが、イベント好き、お祭り好きな人はマジョリティですから沿道は賑わっておりますね。
パレードが目的ではなくて、ちょっと気になったカフェがあったので、そこに入るためにパレードの通りに来た、という感じ。
ズッキーニのフリッターとグリーンスムージーの腹持ちがよく、ランチを改めて食べる気にならなかった我々は、ランチ代わりにカフェで飲み物を頼んでダラダラと時間を浪費するという贅沢な行為に浸りました。
ランチがいらないなら、わざわざこんな人が多いところにいる必要はない、ってことでホテルに帰った我々は、部屋でまたダラダラと過ごします。
贅沢でいい時間ですな。^^;
翌日はいちおう、早めに起床する予定なので土曜日は早めにベッドに入ることにしています。
が。
その前に準備です。
当日の朝になって慌てなくていいように前日に完璧な準備をしておく必要があります。
当日の朝食も普段とは変えます。
朝からベーコンエッグを焼いて油とか摂取するのもどうなの? という判断です。
まあ、基本は炭水化物やビタミンミネラル系です。それも簡単に取れるもの。
そんな感じでダラダラとダベっているうちに夕方も近づいてきたので、早めに夕食を済ませ、ABCストアあたりで適当に朝食を見繕うことにしました。
歩いていけるご近所、ということで、夕食は最寄りのカパフル通りのジッピーズでとることにしました。
(我が家が行く店はカパフル通りばっかりか。^^;)
ジッピーズはホノルルでよく見かけるファミレスのチェーンストア。
色んな所にあると思います。
ちなみにジッピーズの名前の由来は、アメリカで郵便番号(ZIP)が使い始められた時にちょうど創業したからだそうな。
「ZIP=新しい時代」みたいなイメージからつけたのだということらしいです。
今回は持ち帰りじゃなくてできたてを店で食べて帰ろうということに。
というのも、「我が家的にハワイイに来たら食べないといけない義務料理」の一つであるオックステールスープを食べるつもりだからです。
近いとは言え、せっかくの出来たても、歩いて帰るうちに冷めてしまいますからね。流石にスープは熱いうちに食べたいじゃないですか。あとこぼしそうだし。
ジッピーズも料理のメニューには事欠きません。
ハワイイのロコ料理はここでほぼ全部コンプリートできます(たぶん)。
もちろんサイミンもあります。(^^)
一番の売りは「チリビーンズ」などのチリ系です。お試しあれ。
でも我々が頼んだのは義務料理のオックステールと、今回はフライドチキン、そしてサラダ。
どちらにもライスが2スクープずつついてくるのですが、とても食べきれません。まいどまいど残してもうしわけない。
あ、ジッピーズにもアルコールはありません、念の為。
ジッピーズで油とタンパク質を摂った我々は、帰る途中にあるABCで適当に朝食を見繕うつもりでしたが、ジッピーズに入店した時に方針を変更。
そうそう、そうでした。
ジッピーズってなぜかたいてい店の中にパン屋が入っているんですよ。
菓子パン中心です。
というか、少し前の日本のパン屋文化を踏襲しているとしか思えない品揃えです。
で、味もまあまあイケます。
我々はここで朝食用にアンパンをゲットしました。
ABCストアに寄る必要がなくなった我々、恒例の1ガロンの水をホテル1Fのコンビニで購入して部屋に戻りました。
部屋に戻った我々はシャワーを浴びて一段落。
そのあと、明日、つまりHCRの最終準備を行います。
具体的な内容は
1.ジャージとバイクにゼッケンを付ける
2.明日着るウェアを用意しておく
3.予め空気圧を調整しておく
4.携行する持ちものをテーブルに並べておく
5.バッグの中身の再チェック
6.すぐに水を入れられるようにボトルの用意
などです。
これらをハイネケンを飲みながらのんびりとやって、早めに就寝しました。