はろはろ(^^)
日本で社畜をやっている平日、私の平均睡眠時間は4.5時間。
ホノルル最初の晩は、現地時間の21時30分頃に就寝。
ええ、きっちり夜中の2時頃に目が冷めました。^^;
私は単睡眠でリフレッシュできる体質なので、普段は4.5時間から5時間も寝ると充分なのですよ。
あと、目覚ましいらず。
社会人の自覚が多少はあるのと、最近のITインフラの蔓延もあり、いちおう目覚ましは色々見繕って二重三重くらいにかけているのですが、その目覚ましが稼働するまで寝ていることはほぼありません。
多分年に1回あるかないか、くらいです。
なんという優秀な体内時計!(なのか?)
あと、私は海外旅行で寝不足とかになったことがありません。
時差は即吸収されるタイプ。
なんという優秀な現地適応力!(英語は一切話せませんけどね)
しょっちゅう海外出張をするサラリーマンとして、非常に優秀ではないかと自画自賛したり(いや、私個人は基本的に海外出張とかありませんけどね)。
そういうわけでで午前2時に目が冷めた私は、当日の起床予定である午前5時0分までまだ3時間30分もあることを暗算でササっと計算し(^^;、その絶望的な長さに二度寝を試みたのでした。
起き出して「ブログ記事の下書きでも書いておく」という「プランB」も考えたのですが、今回持っていったPCはGPD MicroPC。つまり親指タイプマシンなので腰を落ち着けてテキストエディタに向かう、という感じでもありません。
ならばタブレットのKindleを立ち上げて「理想のヒモ生活」でも読むという「プランC」もあり。
などなど考えつつもできるだけ休めておくことにして二度寝、三度寝、四度寝あたりを経験いたしました。
基本的にパッチリと目が冷めてしまう方なので二度寝は苦痛なのですよね……。
そんなこんなで起床時間になったのでいそいそと起き上がった私は、カーテンを開けて天気を確認します。
今回は山側の部屋ですが、大したホテルではないですし、中途半端にビーチが見えてあとはビルばかり、という「オーシャンビュー」より、山側に開けた景色のほうが個人的には好みです。
もちろん、目の前がそのまま全部ビーチパノラマな「オーシャンフロント」も大好きですが、だからといってそれに金は一切出さない主義です。
あんなのにカネを使う意味があるのは新婚旅行くらい。それ以外の旅行なら差額のお金を美味しいものを食べるのに使う方が有意義です(個人の感想です)。
「ビーチが見えても腹は膨れないぜ」が私のホノルルでの座右の銘です。(^^)
コーヒーメーカーにコーヒーと水を用意し、スイッチを入れたあとは、ベーコンエッグの準備。
そうそうトマトジュース、ビールに続いて「ここでしか口にしない」シリーズの第三段が、この「ベーコンエッグ」です。
我が家が朝食にベーコンエッグを食べるのは1年のうち、ホノルル滞在の時だけなんですよ。
普段の我が家は動物性タンパク質や脂質は朝食では摂らない主義なのです(うそ。別に主義、というほどではなく、そういう習慣になっているだけ)。
ベーコンが焼ける匂いがすると、「ああ、ハワイイにきたんだなあ」と実感します。
まさに非日常。
朝食はシンプルというか、質素です。
・パン
・ベーコンエッグ(卵1個、ベーコン2枚)
・オレンジジュース(ポンジュースは手に入らないので、とりあえず果汁100のもの)
・コーヒー
・バナナ
・ぶどう
・ヨーグルト(写真には写ってませんが)
本当はここに「野菜サラダ」が加わるのですが、パントリー閉店に伴い、入手できず初日はなし。
甘いパンというのもイレギュラーでしたが、これはこれで美味しゅうございました。ライド前にはいいでしょう。
相変わらず失敗つづきなのが「ヨーグルト」です。
我が家はこれまでもワイキキで美味しいヨーグルトに出会ったことがないのです。
ちなみに欲しているのは日本のスーパーで売っているような、ごくごく普通のプレーンヨーグルトです。
スーパーマーケットやABCストアで毎回物色しているのですが、ワイキキでは見つからないのです。
日本のプレーンヨーグルトって特殊なのかもしれません……。
いや、ヨーロッパにはあった。
アメリカが、いやむしろハワイイが特殊なのかもしれませんが、真実は藪の中です。
ハワイイで手に入るヨーグルトって、ジャム系とかで甘くなっているヤツが基本のようです。
あと、プロテインとか妙な添加物を入れて「ヘルシー」と謳っているもの。
最近は「ギリシヤヨーグルト」が流行っているようで、結構多く見かけました。
ヨープレイトとかもあるんですが、味付けばかりで、日本でかつて食べていたものとはヨーグルト自体も味が違います。
今回も迷った挙げ句、もうどれでもいいか、とピーチフレーバーのものをとりあえず2食分、4パック入りを購入したのですが、口に合わず捨てました。
食べ物を捨てるなんて我が家としてはあるまじき行為なのですが、それほど不味いんです。
そんなわけで、色々美味しいものが多いハワイイですが、パックのヨーグルトはマジで不味いです(個人の感想です)。
多分、我々に探す能力が欠如しているのだと思うのですが、ハワイイで買える「日本のプレーンヨーグルトに近いもの」をご存知だったら是非教えて下さい。
私が食べたいのはプレーンヨーグルト。
それにはちみつを少し垂らすのが我が家の定番朝食なのです。
コンドミニアムのいいところは色々ありますが、朝食を部屋でのんびり摂れるところも気に入っているポイントです。
自分で作る、という手間は当然ありますが、ベッドから起きて髪の毛バサバサのパジャマ姿でのんびり食べられるっていうのは我が家と同じルーティンですし、色々無駄がないと思いませんか?
ホテルの朝食ブッフェもいいのですが、朝食を食べに行くのに髪の毛や服装をそれなりのものにしなければいけませんし、女性だとすっぴんだと気になるでしょうし、朝食までがめんどくさい。
これが普通の観光旅行なら、朝食までにその日の服装を整えているだけ、と言えるかもしれませんが、起き抜けにドライヤーで髪をブローしたりメイクしたりとか、楽しいですかね?
その点、誰に気兼ねするでもなく、朝食の後片付けあたりまで起き抜けの格好でダラダラ過ごせるというのは特に旅先ではメリットだと思います。
一通り食事がすんだあとに入れるおかわりのコーヒーを飲んでいるあたりで「さて」という「行動モード」に入るくらいで丁度いいのですから。
おかわりコーヒーを飲みながら同居人とブリーフィングするのがいい時間です。
今日のざっくりとした予定の確認をしたあとは、手分けしてサイクリングの準備です。
私は食器や鍋などの洗い物を。
その間に同居人はボトルに麦茶を作ったり、今日着ていくウェア類の準備などを行うわけです。
サイクルウェアは基本的に2セット持参しています。
毎日ランドロマットで選択をするので1セットでも問題ないのですが洗濯できなかった場合、つまり「念の為」と「HCR本番用と練習用」みたいな気分的な区分けもしたい、みたいな理由もあって毎回2セット持っています。
ウェアで気をつけているのは「目立つこと」は当然として、我が家は二人なのでライドイベントや、特に私達にとって外国であるホノルルでは「おそろいのウェア」で走ることにしています。
理由は、仲間であることを他者にアピールする狙いがあるからです。
例えばクルマが私に追いついてきて「後ろでお前の仲間が落車していたぞ」なんていう情報を持ってきてくれるかもしれません。
逆にトラブルが合った時、クルマを止めて「同じジャージを着ている仲間が先を走っているので私のトラブルを教えてほしい」と頼むこともできます。
そんな可能性もあるので、ジャージは印象的な目立つ柄や色である方がベターなのです(個人の意見です)。
たとえ電話をかけることができても、なかなか着信に気づかないこともありますからね。転倒や事故でスマートフォンが壊れることもありえます。
ライドイベントなどではおそろいのジャージで前後で走っていると「ああ、コイツラはペアだな」と認識してくれて、間に割り込んだりする人はいませんし、ペアのウェアを持っておくのは色々と役に立ちます。
もっとも、普段の週末の朝練は各自適当にその日の気分で選んでます。
洗い物とグルーミングを済ませたら、BCAAを摂取してサイクルウェアに身を包み、いざホテルを出発です。
その日の朝練の予定距離はざっと50kmです。
まずはタンタラスの丘を目指すモーニングヒルクライム。
勝手知ったるいつもの道……のつもりが曲がるところをロストして少し引き返す羽目になりました。
という話をしておいて責任転嫁のためにGARMINをディスるわけではありませんが、日本で売っているいわゆる正規代理店版のGARMIN EDGEって、HCRでは、というよりホノルルでは基本的に使い物になりません。
なぜなら……地図がないから。
いちおう、3年前にRWG(Ride with GPS)で引いたホノルルのサイクリングルートをGARMIN EDGEに仕込んであるのです。
地図がなくても白紙上に線だけ出ていれば、知っているところが多いホノルルならガイドとして充分だろうと考えて呼び出したのですが……。
「ルート計算できまへんがな」というような内容のエラー表示が頻発して画面がふさがりまくり。
タッチして消してもすぐ表示される鬱陶しさ。
気になって気になって前方不注意で事故を起こしそうです。^^;
消し方がわからないので結局一旦ライドを終了、走行コース保存として電源を落として立ち上げ直して回避。
ここでふと既視感に襲われました。
「去年もこれ、やったんだった」
そうなんですよね……。
くっ。
喉元すぎれば熱さを忘れるどころか、一回寝たら全部忘れる、みたいな感じですね、私の場合。
ちなみにハワイイで使いたかったらGARMIN純正の地図を購入する必要があります。
microSD版で「北米大陸・ハワイ」版が16,000円(税別)
いや、大陸いらんのですけど。
ハワイイ地図だけ1,600円くらいで売ってくれませんかね?
面積比でいくとそれでも高いくらいですよ?
なお、現行版のEDGEでこの地図に対応しているのは1030だけです。
つまり同居人がHCR前に新調した830はそもそも表示方法が(公式には)存在しないということですね。
「使えねえな、GARMIN EDGE!」
「結局自己責任のOSM使うしかないのかよ!」
ということを帰国後にチェックして去年も「うーむ」と同様に腕組みをし、「来年はちゃんと準備してからいこう」と決心したことを思い出す始末。
HCR本番はある意味ナビは不要です。
個人的に欲しいのは練習で走っている時。
そのためにスマートフォンホルダーも持っていったわけですが、本番になると「こんなものをつけて走りたくないし、まあいっか」ということで、持っていったけど使ってません^^;。
素直に使うべきなのでしょう。
なお、OSMとは「Open Street Map」の略。有志の皆さんが作っているフリーの地図データと思っていただければ間違いではないかと。
英語版のEDGE1000や1030を使っていた時に大変お世話になりました。
日本版でも使えるとは思うのですが、怖くてまだ試してません。
というか、海外に行かないとちゃんと動いているか試せないので、今更やってもおそいのですけどね……なんて思っていてまた1年経って同じことを繰り返すような気がしてなりませぬ……。^^;
1030英語版はバックライトが暗いというハズレ品を引いたのと、いろいろ面倒なので日本版に買い替えたのですが、海外で使う機会がある場合は英語版のママのほうが良かった、というオチですね。
さて、GARMIN日本法人の営業方針をディスったところで、タンタラスの丘ヒルクライムの話に戻りましょう。
上りの取っ掛かりと思われるところから、タンタラスの丘展望台まではざっと5km。
獲得標高は250m程度なので、実際問題としては大したヒルクライムではありません。
健脚の人たちには、ね。
ホテルからは11kmなので、コースの大半は市街地走行です。
まあ、早朝にちゃちゃっと登って、足慣らしして、その後降りてきてハワイ大学マノア校のご近所にある「カフェ(きっとあると思います)でモーニングコーヒーと洒落込むのもいいかもしれないですね。
なおこのタンタラスの丘の展望台は、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドをバックにした写真が撮れる……ので人気なのですが、写真を撮ることを考えると午後に登ったほうがベターです。
理由は当然、朝は逆光になるからです。
我々の計画はしかし、大学近くのカフェを横目に進路を東にとり、HCRでも序盤に走るカラニアナオレ・ハイウェイを通り、2015年のHCRの一回だけコースに組み込まれたラナイルックアウトからハロナ潮吹岩を通るルートでHCRの第一エイド、サンディ(実はSundayではないということを、今年初めて知りました^^;)・ビーチパークまで行って引き返すということになっています。
結果としては往路のハイウェイが向かい風が強く、同居人が思いの外ヘバってしまったために、大休止をしたあと、無理せずそこから引き返すことにしました。
無理は本当に禁物ですからね。
実は私、MADONE SLRに乗り始めてから本格的?な平坦路を走るのはこの日が初めてでした。
自宅周りは上りか下りしかありません。
市街地も多少はしりますが、200m走ったら信号でストップという感じですから、平坦路におけるMADONE SLRの巡航性能を経験することがなかったのです。
今回、ホノルルからカラニアナオレ・ハイウェイに乗ったことで、エアロロードが持つ平地巡行性能の一端を垣間見ることができました。
私のような貧脚が何いってんだろうと思いつつも感じたことをそのまま書きますと、「エアロロードって、平坦路の巡行性能ってマジですごいんじゃね?」です。
結構な向かい風でしたが、私といえば(私なりに)結構快調に走れていました。
そんなに頑張っているわけではないのに速度が出ている感じです。
同居人がへばったのは、私の速度に合わせたためだと思われます。
我々はいわゆるドラフティングが効くような距離を詰めた追随ライドはやりません。基本的には路面に何があっても自分なりに対処できるだけの「空間」を開けてはしります。
なのでソロで走っているのとあまり変わらない空気抵抗を受けています。
私は結構快調に走れていましたが、同居人にとっては「向かい風がしんどかった」という感じで、ペース自体がやや速かったもよう。
つまり足に来ていたわけですね。
一方の私は「結構な向かい風だけど、思っているよりしんどくないな」と思いながらペダルを回していました。
つまり、客観的には大した速度は出ていないにもかかわらず、乗り手の私は楽に感じていた……それなのにいつもはまず離されない同居人は遅れがちになる……ということで、これはMADONE SLRの性能なのではないかと思った次第です(上りでは当然ながら、基本的には平地でも同居人の方が脚力が上なので)。
「MADONEは平地が楽」
この思いはHCR本番、特に足を温存しながら走る後半で確信に変わるのですが……まあその辺の話はまたそのうち。
なんだかんだいって、私にとってはMADONE SLRで一番楽しいのは下りだってことは変わりません。^^;
ハイウェイの帰路は意識的にペースを落として走りました。
ヘバッている時はとにかくしんどいですからね。
時間制限があるわけでもなし、のんびり戻ることにします。
とはいえ、ホテルに直行するのではなく、まずは我が家でいうところの「フィーカ」のために、日本人に大人気のマラサダ屋、レナーズに向かいます。
レナーズは帰路上にあるので都合がいいですし、この店のマラサダも大好きです。
特に過剰な糖分と油の摂取が目的ならレナーズは◎です。
おすすめはプレーン。
カスタードとか中にクリーム系をブチ込むやつは半端なカロリーじゃないのでお覚悟を。
などと言いつつ、私はプレーンとパパイヤ。同居人はプレーンとカスタードでそれぞれ2個ずつ、運良く空いていた店先のベンチに座っていただきました。
フィーカと言いつつ、飲み物はコーヒーではなく、ボトルの麦茶でしたが、それはそれで乙なものでございました。
マラサダ2個をぺろりと平らげ、砂糖が大量に残ったピンクのポリ袋の底を見て「なんとなくもったいない」と思いながらもゴミ箱に安置して、我々が次に向かったのは「いつものバイク屋」こと、アイランド・トライアスロン&バイク。通称IT&Bというショップ。
お目当てはこの店のオリジナルサイクルジャージ。
新作ジャージが人気だったりすると日本人客が買っていってサイズが残っていない、なんてことになるので、勝負は金曜日の午前中まで。
※金曜日到着組がIT&Bに来るのはどんなに頑張っても午後になるから
今年の新作は「桜」をモチーフにしたジャージで、なかなか悪くないデザインだったのですが、書かれている文字が日本語、それもひらがな表記だったのでパスしました。
ハワイイで着るにはいいかもしれませんが、基本的に日本で着る我々としては「ひらがなってどうよ?」という意見で一致しました。
英語だったら買ってたんですけどね。
残念です。
ちなみにこの新作ジャージ、HCR本番で着ている人(日本人)を見かけました。
売れているのかもしれません。
この店には日本人のスタッフが居て、毎年ちょっとした情報なんかを教えてもらったりしているのですが、タイミングが悪かったようで会えず。時間的にランチ休憩だったのでしょう。
(日本人が増えてくる前に食事をしておく、という感じ?)
今年はバイクのチェックをして貰う必要もないので、そのまま店をあとにしました。
IT&Bを出てもまだホテルには戻りません。^^;
帰路にあるカパフル通りは、この日の我々にとって色々と寄り道をするしかない盛りだくさんな通りなのです。
レナーズ、IB&Tときて、3つ目の寄り道は、通りに入り口が面しているアラ・ワイ・ゴルフコースの中にあるクラブハウス。
そう、HCRのエントリー会場があるのです。
止まっているホテルの窓からみると眼下に見えるほど近いのですが、間に運河があって直線的にはいけません。実際にたどり着くルートはかなり長いU字型となるので、できればサイクリング途中に寄る方が楽ちんかつ合理的です。
ゼッケン引換証(メール)を見せて、ゼッケンや地図、Tシャツなどのエントリーセット一式を受け取ります。
意外なことに受付の人が我々のことを覚えていてくれて「去年も来られてましたよね?」などと嬉しい声掛けをしていただき、あまり人が居ないのをいいことに多少おしゃべりなどをしてから会場を辞しました。
クラブハウス入り口にはバイクラックがあって、そこにバイクを置いて会場(2F)に上がっていくのですが、バイクラックには泥棒避け? の公式スタッフさんもいて、安心感があります。
そのイケメンのバイク見守りスタッフさんと少し話をしたのですが、何でも日本にしばらく英語教師として暮らしていたそうな。
「日本はとても大好き。でも埼玉の冬は寒くて辛かった」そうです。
ハワイイ出身ですから、埼玉に限らず日本の冬は辛いでしょう。
それでも長野の白馬にスキーなんかをしに行ったのが楽しかったなど、いい思い出を持って帰国されたもよう。
たとえ社交辞令であったとしても、一人の日本人としてとても嬉しい言葉でした。
今はハワイイ大学で学生と先生をしているのだとか(?)。
で、HCRはボランティアとして参加。その日はしばらく自転車番。ありがとうございます。
我々参加者は、こういう人に支えられ、助けられながらHCRを楽しませてもらっているんだな、としみじみと思いました。
予めコンパクトに折り畳めるデイパックを持っていっていたので、HCRのエントリーキットをデイパックに入れて、いよいよホテルに帰ります。
部屋に入ったら、まずはシャワー。
私が入っている間に同居人が着替えの準備などをしてくれて、同居人がシャワーを浴びている間に、私が簡単にバイクの清掃をします。
カーペットの上だと砂などで汚れてしまうので、掃除はいわゆるブルーシートを敷いて、その上で行います。
同居人が出てきたら、同じフロアにあるランドロマット(日本でいうコインランドリー)に洗濯物を突っ込んで、仕上がるまで部屋で待機。
マラサダをランチ扱いにしたので、食事は特にとらず、ビールを飲みながらアメリカの体に悪そうな(個人の感想です)、でもうまいポテチをつまみながらダラダラっとしたいい時間を過ごしました。
話題は「夕食と朝食のパン、そして野菜」です。
朝食時のブリーフィングでペンディングになっていた話題です。
サイクリング後の「元気度」によってどっちでもいいようにプランAとプランBを用意しておりました。
「ウォルマートまで行こうか」
ヘバッていた同居人が、(マラサダを食べたので)もう大丈夫ってことで、プランA、つまり遠出の方を選択しました。
ウォルマートはワイキキの西側、アラモアナショッピングセンターの北隣にあります。
ということで、ランドロマット休憩時にビールと少量のポテチでリフレッシュした我々は、ワイキキ観光の足であるトロリーに乗ってアラモアナショッピングセンターへ向かいました。
まあ、ミッションもあるにはありますが、主な目的は……スーパーマーケット探検?
そして早めの食事です。
まあ、ご当地スーパーマーケットは我が家にとっての観光ですね。
アラモアナまでの足はタイトルの通りトロリーになります。
トロリーとは、いわば観光用路線バスですね。
私達が無料で利用できるトロリーは2種類。
JAL利用者用の「レインボートロリー」と「ワイキキトロリー」のうち、JCBカード会員なら誰でも無料で利用できる「ピンクライン」の2つ。
レインボートロリーはレトロな木製車体の「あれ」ですが、ピンクラインはほとんどが2階建てのバス。
風情があるのはもちろんレインボートロリー。
乗り心地が担保されているのはピンクライン。
我々は、基本的にはレインボートロリーを利用します。
理由はレインボートロリーの造り。
外向きのベンチなので、座ってのんびり外の風景を眺めるのにいいんです。
それにレインボートロリーはベンチも内装も木製で、あのレトロな車内の雰囲気が「それらしい」と感じて気分が上がるんですよね。
極めつけは、たいてい「空いている」から。
ピンクラインはJCBカードを提示すれば誰でも無料ということもあって、間口が広い分、混雑しているのです。
加えてあの安っぽい「ぷらっちっく丸出し」な内装に気分が下がってしまうこと。
外向きのシートも一部ありますが、一部で、基本的には前方を向いた普通のシートで「それらしくない」からです。
それからこれは誤解を恐れずに書きますと、レインボートロリーとピンクラインでは、いわゆる「客層」が少し違うように思います。
レインボートロリーは日本人ばかり、というのが安心感があります。
道路の混み具合にもよりますが、ホテル近くの停留所からアラモアナショッピングセンターまでは15分程度のドライブ。
すでに勝手知ったる、しかし来るたびにどんどん変わっていくワイキキの市街地をぼんやり眺めながら「また来たんだなあ」という感慨に浸っているうちに到着です。
降車した場所からウォルマートまでは少し歩く必要があります。
直通の歩道などを作って欲しいところですが、アラモアナショッピングセンターとしてはライバルのためにそんな便宜を払う必要はないわけで、我々は主に駐車場を横切りながらショッピングセンターを突っ切ることになります。
とはいえ、日本と違って歩行者優先が徹底しているので、駐車場内の移動でもさほど時間がかかるわけではありません。
駐車場内の交通量は非常に多いのですが、横断歩道手前に人がいるとかならず止まって通してくれます。
日本だと歩行者がクルマの途切れるのを待って渡る、という図式ですよね。
日本でも米国と同様にその場合は歩行者を優先させなければならない、と法律に記載されているにも関わらず、誰も守らないし、法の番人であるはずの警察官がまったく取り締まらない。
色んな意味で日本って後進国だな、と思います。
さて、記述の通りウォルマート買い出しと言っても大したものはを買うわけではありません。
基本は「なにか面白そうなものはないかな」って感じ。
あとは帰国後にも楽しめるおやつ類を色々と買い付ける感じです。
結局ウォルマートではおやつ類のみを買いました。
実は最後まで悩んだのがフライパン。
というのも、宿に備え付けのフライパンは「ただの」ステンレスフライパンで、きちんと手入れされているわけでもない……要するにどうやってもベーコンエッグがこびりつくのですよ。
なので、表面加工をしたフライパンが安かったら買おうかな、と思ったのですが、基本的には「もったいない」という理由でボツとなりました。
これ、去年の反省が活かせていないのですよね。「次は我が家のティファールのフライパンを持っていこう」ということになってたんですが、ベーコンエッグをフライ返しでゴリゴリやっている時に思い出した次第です。^^;
あの辺りで夕食というと、我が家的な定番は朝日グリルでオックステールスープか、かリケリケでサイミンの二択がずっと続いております。
開拓精神がないにも程があります。
思考停止系定番ってやつですね。
ここ3年ほど朝日グリルばかりだったことと、今回のテーマが「麺類」ということで、リケリケをチョイス。
アサイーボウルに続き「我が家的にハワイイに来たら義務として食べるもの」の一つである「オックステール・スープ」は別の店で食べることにしたのでした。
この店はアルコールが飲みたい人は選択肢に入りません、念のため。
レインボー・ドライブインもそうですが、米国では「ドライブイン」という名称がついている飲食店はアルコールの提供をしてはいけない決まりがあるのかもしれませんね。
日本の純喫茶とカフェの差みたいな?
ふたりともサイミンを。そしてトマトサラダ。
サイミンは安定の味。
競争の激しい日本のラーメンとは違って、「ああ、これこれ」という感じのホッとする味です。
沖縄の「ソーキそば」に似ているといえばご理解いただけるかも。
諸説ありますが、ソーキそばがまさにサイミンのオリジナルと言われています。
ちなみに、私は入ったことがありませんので真偽の程は確かではありませんが、ハワイイのマクド(マクドナルド)には「サイミン」がメニューにあるのだとか。
ミスド(ミスタードーナッツ)のラーメンみたいな感じかな……。
ちょっと食べてみたい。^^;
朝食用のパンと野菜はアラモアナの中のマーケットで買いました。
見た目に釣られていちごも買ってしまいました。(^^)
その後トロリーでホテルに戻り、1Fのコンビニでまた1ガロンの水を買って、シャワーを浴びて、またビールを飲んでスナックをつまんで色々とダベっているうちに睡魔が訪れ、二日目も最近のよい子ですらまだ起きている時間にもかかわらず、早々と眠りにつくのでした。