トゥットゥル~(^^♪
シリーズ(シリーズなんだ?(;^_^)第一回目は「ギリギリすぎる件」でっす。
いったいなんのことなのか?
かも。
「かも」って……。(-_-;)
というのも、MADONE SLRにボトルとボトルケージを装着すると御覧の通りのギリギリ状態なんです。
ボトル同士のクリアランスもですが、シートチューブ側のボトルのボトム(ややこしいな)とダインチューブのクリアランスも結構やばい。ミリ単位、たぶん5㎜もありません。
これは装着してみて驚きました。
まさかここまでギリギリとは。
今回はたまたま使用できる状態ですが、ここまでキツキツだと、取り付けるボトルケージにによってはボトル同士、あるいはボトルとダウンチューブが干渉する可能性は否定できません。
今回、MADONE SLR用にと新しく買って用意していたBONTRAGERの漁網から再生した新型バットケージは、取付用のねじの位置が選べるようになっています。
※BONTRAGER BATCAGEに関する過去記事はこちら
もちろんフレームの一番高い位置に取り付けて(ケージの一番下にある穴を下側の穴として取り付ける)この状態なのです。
MADONE SLRはスローピングフレームというデザイン手法を採用しています。
スローピングフレームの利点は色々と言われていますが、わかりやすいのは足着き性の向上です。
トップチューブがサドル側に向かって下がっていますので、サドルから降りてフレームをまたいだ時に余裕ができます。
脚が短い人もそうでない人も、ここが低いほうが乗降時に楽ができるのは間違いないところでしょう。
かつては身長、いや正確には主に股下長の問題で、「ロードバイクに乗りたいな」と思っている小柄な日本女性にとって「700Cの壁」なるものが存在しており、超マイナーな650規格の、要するにホイール系が小さいロードバイクしか選べなかったのです(というか、選べるほど選択肢はなかったはず)。
それを解決しちゃったのがスローピングフレーム。
メインチューブが下がったおかげで、サドルから降りて跨いだ際に「つま先立ちでもムリですぅ~(´;ω;`)」ということがなくなりました。
短足の味方、それがスローピングフレームなのです。
だがしかし。
光あるところに闇があるように、メリットの影にはデメリットが控えているもの。
そのスローピングフレームのデメリットとは?
それが「ボトル取り付け問題」です。
スローピングフレームだと、サイズが小さいフレームになると、ボトルの取り付けが問題になります。
なぜなら、取り付け(られ)る部分が短いからです。
MADONE SLRの場合は、私のフレームサイズ54cmでもこの程度です。
ボトルの上側に余裕がありませんので、上方向に取り出すのは多少の困難が伴います。
なのでストレスと安全を鑑みて、使用するボトルケージは左右出しを推奨、ということになります。
小さいボトルを使えば、この問題はある程度回避可能です。
バイク用ボトルって直径のサイズはだいたい決まってますので、全長というか全高、つまり容量でサイズが変わってきます。
つまり、スローピングフレームには容量が少ないボトルで対応するということです。
グランツールなどを見ていても、使っているボトルは短めのものが主流でした。
もっともロードレースの場合はスローピング対策というよりは、必要に応じてボトルごと補給されますから、あえて容量の大きい、つまり重いボトルを使う意味はありません。
翻って私のような趣味のサイクリング派の場合は補給の回数を減らしたいわけで、容量が大きめのものを選びたいわけですが、シートチューブの高さが足りないとそうも言っていられない、ということになります。
もちろん、ダウンチューブ側を長いボトルにして、シートチューブ側は短いものにするなど、工夫すればいいだけですけどね。
新しいバイクを買った時は、ボトルとボトルケージにも注意したほうがいいよ、というお話です。
フレームによってはボトル同士、もしくはフレームとボトルが干渉して、せっかく用意したボトルケージが使えない場合があったり、用意したボトルケージが上方向にしか取り出せない(斜め方向には取り出しにくい)タイプの場合、シートチューブのボトルが出し入れしにくい(できない)なんてことになる可能性があります。
なので初めてのロードバイクを買う場合は、ケージとボトルについては、ショップのスタッフに相談したほうがベターかも、でございます。
私の場合はこのクリアランスですが、運用的にはギリオッケーです。
特にシートチューブ側はマグネット接着式の特殊なボトル&ケージのセットを使っているので、ボトルが収まる長ささえ確保できればオッケーなタイプなので、実にラッキーでございました。