ゆったりとした気分でソファに座った私は思ったのです。
「この朝の爽やかな気分に合った音楽でも聞こう」と。
物語はそんなとある休日の朝から始まります。
似たような文章で始まるPCオーディオに関する記事はこちら。
ただし、今回はPCオーディオとかネットワークオーディオについてのお話ではございません。
ネットワークゲーム、いわゆる「ネトゲ」を始めちゃったよ、どうしよう? というお話です。
まだ記事は上げてませんが、そういうわけでPCオーディオをリプレイスしちゃった私。
そして訪れるリプレイス後はじめての休日の朝。
「さて、のんびりと音楽でも聞こうかな」
そう思った私は、ソファにふんぞり返って「どれどれ。何を聞こうかなあ」なんて思いながら楽曲リストを眺めておりました。
「せっかくリプレイスしたんだから」
いつものプレイリストの楽曲じゃなくて、あんまり聞いていない曲を聞こうと思って探っていると、あるアルバムが目にとまりました。
「おお、これは懐かしい」
たぶん10年以上聞いていないと思われるアルバムに興味を示した私は、さっそく聞いてみることにしました。
アルバムの名前は
「ファイナルファンタジー ヴォーカル・コレクションズI-祈り-」
私はシリーズすべてをやったわけではありません(たぶんやったのは4つくらい)が、FF1は遊びましたので、FF自体は古くからのファンということになります。
ゲームシステムや個々のゲームの内容自体の評価はまた別ですが、世界観というか、そういう方向に関しては、個人的にはドラクエよりFFの方がかなり好みの私です。
ちなみにドラクエの楽曲系やオーケストラもののCDも複数枚持っております。
あとはおわかりですね。
曲を聞いているうちに
「そうだ。久しぶりにファイナルファンタジーをやってみようかな」
などと頭の中にライトな思いつきが浮かんだのでした。
もうしばらくやってませんからFFがどうなっているのか不明でしたが、調べてみると最新作のFFは15になってました。
「15かあ」
遠い目……というヤツですね。
さて、じゃあさっそくPS4でダウンロード版のFF15を購入するか……と思ってPS4の電源を入れようと立ち上がった私はあることに気づいてすぐにまたソファに腰を下ろしました。
「PS4、配線してないじゃん」
そうです。
そうなんです。
引っ越してから一度も電源入れてません。
というか、確か本体をおいただけ。
配線とか以前に、ケーブルすらつながってません。
作戦変更です。
今からPS4の配線をするわけにもいきません。
というか、引越荷物の段ボールのジャングルを探るモチベーションがありません。
だいたいPS4用ダウンロード版があるのかどうかも知りませんでしたし(最近はあるでしょ、と思っていますけど)、PS4のダウンロード速度が異様に遅いのもなんだかなあ、と思い出しました。
何しろ私のPS4は初期ロットで、いろいろ古いですし。
「だったらPC版で」
そう思った私はテレビをつけて、画面をPCに変更して、デスクトップPCの電源を入れました。
Windows10の立ち上がりを待っている間……といってもあっという間に起動しちゃいましたので、ブラウザでAmazonに入って「FF15」とタイピングしながら考えたわけですが……。
「そもそもWindows版ってあるの?」
まあ、結果はすぐにわかりました。
最近はいろんなプラットフォームに対応させないと行けないのでゲームメーカーは大変ですな。
じゃあ、さっそくダウンロード……と思ったのですが、ここでまたフトあることに気づきました。
「そもそも私のPCでまともに動くのだろうか?」
調べました。
最低動作環境と言うやつがありまして、
OS Windows7、Windows8、Windows10(いずれも64-bitOS)
CPU Intel Core i5 2500/AMD FX-6100
GPU NVIDIA Geforce GTX 760/NVIDIA Geforce GTX 1050/AMD Radeon R9 280
メモリ 8GB
画面解像度 720p
ストレージ 100GB以上
マズい。
予感が的中しました。
私のPCはCPUこそi5 2500よりだんぜん高性能なのですが、単体のグラフィックボードなど載ってません。
CPU内蔵グラボのみ。
最近はCPU内蔵グラボでも侮れないとはいうものの、それでも「美麗・高精細」が売りの最近のFFを「堪能」する画質には程遠いのはシロートの私にも用意に想像がつきます。
「よし。じゃあ、ゲーミングPCを組むか」
私もそこまで頭がおかしくないので、
「朝、音楽を聞いていて懐かしくなったのでゲームをしようと思いついたから、最先端のスペックのゲーミングPCを組むことにした」
とはなりませんわな。
「別に最新のじゃなくてもいいから、なんかないかな」
となりますわな。
で、ファイナルファンタジーというキーワードでネットをいろいろと揺蕩っていると、こんな情報が……。
「FF14はすべてのFFシリーズをリンクしているのではないか?」
ええ、個人ブログの、マジで個人のご意見です。
しかし、私は思いましたね。
「ほほう」と。
こういうのはゲームをやりこんでいる人ほど敏感で理解しているものです。
制作側のちょっとした「仕掛け」には敏感に反応してしまうわけで。
というわけで、私は俄然、FF14に興味をもちました。
だいたい、ネットワークゲームというところが、冒険者心をくすぐるじゃないですか。
FF14もネットワークゲームなので当然ながら一定上のPCのスペックが必要なのはわかります。
でも、PS4でやる分にはPS4用に最適化されているから問題ないと判断しました。
この頃になると「今、即始めよう」という「辛抱たまらん」状態からは少し脱していますのでキモチに余裕が生まれており、「この際だしPS4を使えるようにしよう」なんて「連休だし、じっくり準備するか」的な感じになっているわけです。
そうなればアレです。
機材の準備は後でゆっくりやるとして、ダウンロード版の入手方法や値段、あと、FF14に関する情報などをまずは集めてみようと考えたのです。
音楽を聞きながら。
で、調べていくうちに私は驚愕の事実を知ることになりました。
その情報はスクウェア・エニックスのサイトで見つけました。
つまり噂でもガセネタでもなく、公式にそれを認めているということになります。
「ダウンロードMac版」
なんだってえええええ???
な・なんと、Mac版があるじゃあありませんか。
しかもダウンロード版があるので、即始められます。
「いや待て、焦るな私」
ソファから腰を浮かせた私は深呼吸するとそのまま腰を下ろしました。
「必要スペックは?」
Macといえどもなんでもいいわけではないでしょう。
FF14がSE/30で遊べるとは思えません。というか、SE/30にはLANポートがありません。
あと、ブラウン管はモノクロです。
いや、SE/30の話はどうでもいいんです。
調べてみると……
な・なんと、必須動作環境のリストに私のMacの名前が載ってるじゃありませんか。
【モデル:iMac Retina 5K 27inch Late2015 AMD Radeon R9 M395】
おおおお。
買ってから3年もたっていますがMacならイケそうじゃないですか。
私のiMac Late2015はカスタマイズモデルでメモリはムダに32GBあるし、ストレージはSSDだし。
しかも「試用期間制限なし」で遊べる「おためし版」が用意されているではありませんか。
もちろんMac版もあります。
今の私にもってこいではありませんか。
思いつきでやってみようと思ったものの、これはアカンわ、となった時に数千円のゲーム代はもったいなさすぎますからね。
とりあえずダウンロードしながら、調べてみると、「試用期間」には制限がないものの、それ以外の制限がいろいろあるもよう。
まあ、そうですよね。
フリートライアル版の制限とは……
なるほど。
やったことがないので難易度がどうなのかはわかりませんが、でも35までならそこそこ遊べるはず。
問題ありませんね。
意味がわかりませんね。
ギルというのはFFでの通過ですね。
知っていますとも。
30万ギルというのがどの程度のお金持ち具合なのかわかりませんが、まあお試し段階では問題ではないでしょう。
よくわかりませんね。
マーケットボードとは、要するにフリーマーケットで自分のものを売ったり買ったりするところ。うむ、これはちょっとアレかもしれませんが、普通にシステムがやっている店などはあってそちらで売買できるので当座は問題なさそうです。
ベテランから装備をもらったりはできないってことですね。まあ、問題ないでしょう。
モグレターって何?
リテイナーって何?
とまあ、この他にもいろいろありますが半分も理解できません。
要するにやってみて楽しければ本契約スレばいいだけの話です。お試し版の環境は引き継げるようなので問題はないはず。
詳細はこちら。
それから、私のような初心者用になんと「優遇ワールド」なるものがあって、そこを選ぶと経験値にボーナスがついてサクサクレベルが上がるのだとか。
そういうわけで、これはもう試してみるしかない、という事に相成りました。
だいたい20分くらいでプログラムのダウンロードが終わり、さっそくインストールして始めることにしました。
まずはキャラクター設定です。
これがなんというか、すごいですね、イマドキのゲーム。
イマドキの他のゲームを全く知らないのでアレなんですが、かなり事細かにキャラを作り込めます。
まず、基本が多い。
エルフっぽいのとか、獣人系とか種族が複数あるのはもちろん、それぞれ男女があり、かつそれぞれの種族でも毛色の違うキャラが設定されてます。
つまり「人」族を選ぶと、その中に黒人・白人・黄色人種がいる、みたいなものと思っていただければ。
そして基本を選ぶと、今度は顔の形やら目の形、眉、口、鼻などのパーツはもちろん、身長まである程度の幅で設定できます。女性キャラなんて「胸の大きさ」とかまで選べるといういたれりつくせり? な仕様。
髪型は当然として、その色も数十色からチョイス可能。
瞳の色や肌の色も細かくカスタマイズ可能です。
というか、自由度が高すぎて「あーでもない、こーでもない」などとあれこれ悩んでしまい、結局キャラクターを設定するのに2時間くらいかかっちゃいました。
もともとは本人に似たキャラを作り上げようかと思っていたのですが、それだとあまりに平凡過ぎて面白くないと言おうか、そもそも本人に似た基本キャラなどありませんでした。
なのでここは「自分でプレイしていて愛着の持てるキャラ」に路線変更。
この時点で1時間経ってましたっけ。
では私の自己満足なキャラクターをご紹介……。
したいですが、それはまた今度。
(何の前知識もなくはじめたのでスクリーンショットのとり方がまだわかっていない)
※扉のキャラは私のキャラとは全く関係ありません。念の為。
というわけで、ようやく(自己)満足のキャラを作り最後その「優遇ワールド」を選んで(というか、デフォルトが優遇ワールドになっていた)、いよいよゲームを始めることになりました。
もちろん思いつきなんですが、理由を後付けしてみました。
・最近多い、MMORPGゲーム的な異世界に転生するアニメなどをより深く理解することができて更に楽しめるに違いない
・ファンタジー小説を書くのに役立つネタがあるに違いない
・もしも異世界に転生した場合、いろいろ役立つに違いない
こんなところでしょうか?
もっともいわゆるコミュ障の私ですから、そもそも他人と組んでプレイしたりできるんだろうか? という不安のほうが大きいわけですが。
というわけで、FF14の世界で私を見かけたら、優しくしてあげて下さい。
メンタルが弱いチキンなので、くれぐれもいじめないようにお願いします。
さて。
というわけでこれから不定期でFF14絡みの話を記事にするかもしれません。
あー、でも来週くらいに「引退しました」とか書いてたりして。
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