2018ホノルル・センチュリー・ライドへの準備の一環として、美品のチェックをしたところ、5年半ほど前に購入したジャンプスターターがダメになっていることが判明しました
購入時の記事はこちら
ジャンプスターターを知らない、という方に簡単に説明しますと「バッテリ上がりの際にスターターを回してくれる携帯バッテリー」とでもいいましょうか。
バッテリ上がりの際、昔だとジャンパーケーブルを使って他のクルマのバッテリと接続してエンジンをかけたりしますが、これはその「ジャンパーケーブルと他のクルマ」を超コンパクトにしたようなものです。
JAFも最近ではバッテリじゃなくてまずはジャンプスターターを使って、それでもダメな場合だけクルマのバッテリにつなぐと聞いています。まあ隊員の好みにもよるのかもしれませんが。
実は一昨年、ホノルル・センチュリー・ライドから帰ってきたら、駐車場に置いていたクルマのバッテリーが上がっていた、という事件? がありました。
その時の記事はこちらなのですが……
実はこの時もトランクに「そういうときの為に」ジャンプスターターを忍ばせていたのですが、ハッチバックが開かないと取り出しようがないところにしまっていたのが敗因でした。
なんのために積んでいたのやら、という話ですよね?
いや、マジで使えないやつ(私が、ですな)。
その後の調べでバッテリ上がりの原因はドライブレコーダーの故障だったことが判明しました。
私が装着しているドライブレコーダーは駐車時も前後を監視(録画)してくれるタイプなのです。
もちろん延々録画を続けるとバッテリが上がってしまうので、電圧がある程度下がったら動作を止める、という安全装置がついています。
「どこまでで止めるか」というバッテリの電圧を3段階から指定するわけですが、どれを選んでもバッテリには負担がかからないレベルとなっています。まあ、当たり前のロジックですよね。
でも、ご丁寧に駐車している時にその部分がドンピシャにぶっ飛んで、バッテリが電力を供給している間は延々と録画を続けるという事をしてくれちゃっていたわけですよ、アノヤロー!
ドライブレコーダーを買い替えたのですが、それでも去年は念のために、とドライブレコーダーとレーダー探知機の電源コードは引っこ抜いてから日本をあとにしました。なので車自体の故障がなければバッテリは絶対に上がらない状態だったのです。
もちろん、ジャンプスターターはドアさえ開けば手が届く場所に格納しておきました。
で、今年。
今年ももちろん、電源コードは引っこ抜いていく予定ですし、ジャンプスターターもドアを開けたら手が届く場所に、つまり去年同様に設置する予定です。
なのでそのジャンプスターターをチェックしたところ……。
「充電できない」
コレですよ。
延々充電中のランプが点くんです。
一晩立っても同じです。
充電に思いっきり時間がかかるシロモノなので、念のために二晩充電し続けましたが、ランプは点いたまま。
ひょっとして充電自体はできてるんじゃね? と思って懐中電灯のスイッチを付けてみたのですが、光らない。
USBバッテリ機能もあるので、そっちが働いているかな? と思いきや、こちらも無反応。
ええ、バッテリ部分がダメになっているようです。
まあ、胸に手を当ててよく考えてみると原因は明らかです。
メンテ不足。
というか、完全放置でしたしね。
「3ヶ月に1回は充電しとけよ」というマニュアルの注意書きは知っていましたが、「よく読んでいるけど実行はしない」という典型的な「ダメなやつ」な私でございました。
去年はちゃんと懐中電灯は点いたのですが、まあ、あれも実は風前の灯だったのかもしれませんね。
まあ、5年半ものあいだ、都合3台ものクルマの「お守り」として働いてくれたのです。
そろそろ引退と考えても悪くない時期なのかもしれません。
「お勤めご苦労様でした」
ということで、リプレイスです。
プロテクタのライフライン3000という製品は、もちろん既に販売終了しておりました。
なので後継機というか同等品を探すことにしました。
ライフライン3000という製品は、その数字が示すとおり「3000ccのガソリンエンジン対応」を謳っている製品です。
コレを買った時に私が乗っていたクルマは3200ccだったのでちょっとオーバーしているのですが、それくらいなら大丈夫でしょう、ということで購入しました。
というか、ライフライン4000という製品はなく、これが最上位機だったので。
その後クルマは二台乗り継いで、現在のクルマは2000cc。
それでも余裕をみて3000cc対応のもの、ということで探しました。
まずは同じ会社の後継機。
ありました。
なんと新型は4000ccのガソリンエンジンにまで対応だそうで。
でも全くデザインが代わってしまっていて「えーっと、後継機??」という感じ。
しかも値段はライフライン3000の半額になってます。
大きさはやや大振りなモバイルバッテリー程度です。
いやあ、これはありがたい。
技術革新ってステキ。
早速ポチろう……と思ったのですが、ここでハタと気づきました。
当時(5年半前)と違って、今はジャンプスターターはいろいろと選択肢があるのでは?
調べてみると、そりゃもうあるある。
たった5年半でここまでの市場を形成しているなんて。
しかもあのでかくてごついライフライン3000に比べると、どれもコレもコンパクトでスマートじゃないですか。
しかもプロテクタの後継機より安いものばかり。
慌ててポチらなくてよかった……良かったのか?
だって本当に機能すんの、これ? と心配になるくらいコンパクトで安いんですよ。
試して見るわけにもいきませんので、こればっかりは信じるしかないですね。
というわけで、私が選んだのはこれ。
マグネット開閉の、そりゃあ豪華な箱にはいっておりました。かなり分厚くて堅牢。
なんというか、4000円程度のデバイス用としてはちょっとやりすぎ感強し?
派手というか、見事なスタンダール・カラーですな。
なお、箱を除くと付属品はケーブルのみ。
決めてとしは
1.値段
2.サイズ
3.供給用のUSBポートが3つもあって、うち一つはQuickCharge3.0対応、うち一つはType C
4.24ヶ月(2年)保証
と言ったところ。
その他の主なスペックは次の通り
1.3000ccまでのガソリンエンジン対応、なので多分余裕
2.更に2500ccまでのディーゼルエンジンにも対応
3.容量10800mAh
4.サイズ:14.5 x 2.5 x 8.4 cm
5.重さ:318g
6.USBポート1出力(Quick charge 3.0): 5V/2A、9V/1.5A、12V/1A
7.USBポート2出力: 5V/2A
8.Type-Cポート入力/出力:5V/3A
9.起動電力:250A
10.ピーク電流:500A
11.LEDライトモード:通常点灯→フラッシュ点灯→SOSモールス信号点灯
12.使用環境温度:-25℃ 〜 60℃
13.保存温度:0℃ 〜 45℃
14.サイクル寿命:3000回
ライフライン3000は「ディーゼルには対応しないぜ」とありましたので、単純に考えてジャンプスターターとしてはそれ以上の性能があると言っていいでしょう。
他にもいろいろあるものの、ピーク電流が400Aのものが多い中で、500Aは安心感がありますし、総合的にコレでよかったかな、とマイチョイスに自画自賛しているわけですが、探せばもっといいものもあるかもしれませんね。
で、ジャンプスターターとしての使い勝手は不明です。
多分、一度も使わないのではないかとも思います。
でもいいのです、こういうのは保険です。
万が一イザという時が来て「全然使えなかった」としても、がっかりはしますが、個人的には「そういうモノ」と思うことにしております。
最後にはJAF(もしくは自動車保険のロードサービス)があるじゃないか、と。
なので、実際に使おうと思ったらダメだった時に諦めがつくようなスペックであることも重要です。
つまり、私はこいつは普段から車に積んだままにするつもりはないのです。
そうです、モバイルバッテリーとしてせいぜい活躍してもらうことにします。
だからこそ、QuickCharge3.0対応であることやType Cポートがあるというのが魅力です。
車にはケーブルのみ積んでおけばいいことにします。これくらいコンパクトならグローブボックスの隙間にねじ込んでおけますからね。
あの重くてかさばるブースターケーブルが、トランクで幅を利かせていた頃のことを考えると、隔世の感がありますね。
もちろん、ジャンプスターターとしてはコンパクトとはいえ、モバイルバッテリとして普段持ち歩くには大きく重いので、自宅据え置き充電装置、あるいは旅行用に、という感じで使おうと思います。
まあ、モバイルバッテリーは腐るほどあるんですけどね……。