と書いたところで、よく考えるとこの先は大物などないことに気づきました。
なので胸を張って書くことにします。
「小物ですが、なにか?」
ウィキペデアによると、
ドーピング(英: doping)は、肉体を使うスポーツおよびモータースポーツの競技で成績を良くするため、運動能力・筋力の向上や神経の興奮などを目的として、薬物を使用したり[1]物理的方法を採ったりすること、及びそれらを隠蔽する行為を指す。興奮とは逆に交感神経を抑制して、あがりなど精神的動揺を防ぐ薬物の使用も含まれる。競技力向上を意図しない服薬や飲食物、サプリメントの摂取による「うっかりドーピング」を含めて[2]、オリンピックや競馬など多くの競技で禁止されている。現代では厳重な検査が行われており、発覚すれば違反行為として制裁を科される。
とあります。
個人的には、もはやこの説明は狭義ではないかと考えます。
最近では尿検査の検体すり替えなどもドーピングと言われてますし、自然食食べてるだけでも成分的にはドーピング反応が陽性になることもあるので、そうなると日々の食事すらドーピングですし、もうなんだかわからないけどいろいろ大変なのがドーピングです。
対象外という表現は適切ではないかもしれませんが、大前提として忘れてはならないのは「見つからなければドーピングではない」ということ……じゃなくて「ホノルル・センチュリー・ライド(HCR)は競技大会ではない」ということです。
つまり、HCRはドーピングしてもいいんです。
というか、検査はありませんので違反者は絶対に出ません。
ただし、電動アシストなどの機材ドーピングは禁止されております。
するわけねーだろ!(*´ω`*)
まあ、生理学的、科学的に人体に影響のないドーピングならいいんじゃないかとは思いますが、そもそもファンライドでそれをやる目的が私にはあまり理解できませんので、これ以上ドーピングについて言及するのはやめておきましょう。
だったらなんでドーピングなんてタイトルにしてるのかと申しますと、私が普段サイクリングで使っているサプリメントを個人的に「ドーピング」と呼んでいるから……というしょーもない理由です、てへ。(^^)
すみません。
ということで、HCR必携サプリとして、私はBCAAの摂取を強めに推奨します。
グリコのサイトから引用しますと、こんな説明です。
Branched Chain Amino Acidsの略称で、分岐鎖(ぶんきさ)アミノ酸と呼ばれます。必須アミノ酸にも含まれるバリン、ロイシン、イソロイシンがこれにあたり、私たちの筋肉を構成するタンパク質(筋タンパク質)に含まれる必須アミノ酸の約35%を占めるなど、筋肉のエネルギー代謝に深く関わっています。
バリン、ロイシン、イソロイシンやBCAAについての詳細について興味のある方はこちらを。
要するに「疲労回復」に効用のあるアミノ酸という理解でいいかと思います。
すでにご存知の方や利用している方には釈迦に説法だと思いますが、まだ試していない方はぜひ。
アスリートでもなく、大したスポーツすらしていない私ですから、この手の情報にはまったくコミットしておらず、つい最近までBCAAはもちろん、疲労回復に効くアミノ酸などという概念すら知りませんでした。
そもそも「サプリメントなんて体に悪いに違いない」という偏見すら持っておりました。
いや、今でもサプリメントには手放しで賛成出来ませんし、個人的に摂取しているサプリメントはBCAAくらいで、いまだに拒絶反応があります。
サプリで栄養を摂るより、ちゃんとした食べ物から取るほうが絶対にいい、という先入観の奴隷ですし、しばらくは奴隷のままでいこうと考えておりますので。
ではなぜそんな「アンチ・サプリメンター(なんだそれ?)」な私がBCAAだけは服用するようになったのか?
ソレにはもちろんきっかけがあります。
ロードレーサーを購入し、嬉しさのあまり? 初めて「アワイチ」なるものに挑戦した時、ペース配分がわからず途中からヘロヘロになっていた私に、同道してくれていた友人がそっと差し出してくれたもの、それがBCAAだったのです。
その時の詳細は以下の記事に詳しいのですが、要するにそのBCAA、超効いたのですよ。
BCAA関係ないけど、アワイチ編の前編はこちら。
人体実験……じゃなくて身をもって知ったBCAAの効果。
効き始めてからゴールまでは、マジで足が復活しましたので、そりゃもうBCAA信者になるってもんですよ。
帰宅してすぐにポチりましたね。
それ以来、ライド時にはBCAAを必ず飲むようにしています。
私が購入したのは、アワイチの時に頂いた味の素の「アミノバイタル」。
アミノバイタルはシリーズ品で、含有量によっていろいろとあるのですが、私が選んだのはamino VITAL GOLDという商品です。
ロイシンが高配合、とうたっていますが、まあ、あまり何も考えずにシリーズで一番高いやつ=一番効果があるだろうという思考停止的な理由でチョイスしました。
以来、ずっと同じものを購入しています。
BCAAの説明にグリコのwebサイト情報を引用しておきながら、買っているのは味の素かよ、というツッコミはスルーするとして、要するにBCAAにもけっこうな種類があります。
星の数ほどあるので選ぶのはなかなか面倒ですよね。
なので私が実際に効果があったシリーズの「いっちゃんええやつ」にしたわけです。ソレ以上でもソレ以下でもございません。
味の素のサイトでは、GOLDはリカバリ用途で運動中はアミノバイタル無印かプロを推奨しているようですが、いろいろ揃えるのも面倒でコスト高ですし、個人的には一本に絞っています。
で、実際にこれが本当に助けになっていますので思考停止で選んだのは間違いないですが、今では信頼の製品、として崇めたてまつっております。
アリガトー、味の素!
とはいえ、実はこの手の製品はけっこう高いんですよ。
紹介したamino VITAL GOLDですが、私はいつも30本入りパックを購入しているのですが、これでも一本あたり140~150円になります。
もっとも缶入りの清涼飲料水一本分だと思えばそんなものですし、私の場合はそもそもこれは必要経費だと考えています。
もちろん同じ効果が得られるのであれば安いに越したことはありませんから、私もコストを考えて、こういうものを買ってみました。
成分が違うので直接比較はできませんが、それでもなんと1kgでamino VITAL GOLD 30本入りより安いんです。
こりゃいいや、と思ったのですが……めんどくさいんです。
amino VITALと違って飲みやすいように加工されていない、パウダー状。しかもまずい。
まあ、amino VITALもかなりまずいんですが、水にすぐに溶けないのと、龍角散的な飲みにくさが加わるので最初でこりてそのまま飲むことは諦めました。
なので予め水に溶かしておいて、ボトルに入れて給水と同時に摂取しようと目論んだんですが、水に溶かしてもまずいので、飲む気にならないけど飲まないと脱水症状になるので飲むわけですが、水分補給をする行為がストレスになってしまいます。
そこで次に考えたのがスポーツドリンクに混ぜて味をごまかす方法です。
これだと飲めないこともなく、しばらく利用していたのですが、そのうち「やっぱりまずい」となりました。
そしてそもそも調合するのが「めんどくさい」のでやってられないわけですよ。
という感じで、私は結局多少高くてもお手軽で飲みやすい(まあ、それでもまずいですけどね)既成品を選んでいますが、
1.まずく感じない
2.調合など手間でもなんでもない
なんていう猛者には1kgのタイプもおすすめしておきます。
効果は……うーん、amino VITAL GOLDの方があるような気がしますけど、こういうのって数値化できないので断言できません。気のせいかもしれません。
そのへんは個人差もありますしね。
では、そのamino VITAL (私の場合。BCAAと読み替えてください)の服用方法です。
私の場合、
1.ライド開始のだいたい30分くらいに服用
2.2時間毎に服用
という感じです。
amino VITALの味の素のwebサイトにある「よくある質問」ではざっくりと「一回一袋、一日に2-3回」としか書かれていませんので、この辺は自分の感覚を信じる法がいいと思います。
私はいろいろと試した結果、効果が持続するのは2時間から2時間半くらいだと判断したので、ロングライドの時には早め、つまり2時間に一回は飲むことにしています。
ホノルル・センチュリー・ライドだと、ライド前に1回、ライド中に4回飲みました。
余計なお世話かもしれませんが、無事に完走することが目標なので、本番ではケチらないほうがいいと思います。
なお、「朝練」と銘打って週末に20~40kmほど走るサイクリングの際にも、必ずライド前30分くらいには摂取しています。
その御蔭もあってか、翌朝に疲労を感じることは皆無です。
ええ、20kmくらい走って疲労するかよ! というツッコミは甘んじて受け付けますとも。
なお、味の素のwebサイトにはこう記載されています。
「アミノバイタル®」は、(公財)日本アンチ・ドーピング機構の公式認証商品です。
残念ながらつまり公式にドーピングじゃないって保証されているのでご安心を。