GRⅡもカタログデータ上はX70と同じで、最短距離はレンズ前玉から10cmという事になっていますが、マクロボタン押さないと10cmまで寄れないんです。
とは言え、鏡胴を回してマクロモードにしないといけないSONYのRX1系と違ってボタン一発ですむのでまあ、マシとは言えるのですが、それでも「なんだ よ、ここだとピント合わないのかよ。ったくメンドクセーなー」と文句をいいながらマクロボタンを押す必要などありません。まさにフラストレーションフ リー。
GRもⅢではそういうフラストレーションフリーでお願いします。
まあ、近接時の描写力を上げる(収差を減らす)為のレンズ繰り出し作業を別にやっているので、とか言われると「そうですか」としか言えないのですが、「そこを一つ、マクロボタンとか押さずにできるようにしてね」というしかありませんね。
どちらにしろこれはX70の地味なグッドポイントです。
それから、これは二次的なというより「結果論」ですが、GRⅡと同じ最短撮影距離を謳うX70ですが、実はX70の方が寄れます。というよりGRⅡはカタログ詐欺というか10cmではAF合わないですね。
「コントラスト方式なので、被写体によっては〜」とかメーカーの人はいうかもしれませんが、じゃあ「もう少し距離を離すと合うんですけど? 同じ被写体ですけど?」と突っ込むしかありません。さらに「X70なら合うんですけど?」と追い打ちを掛けるしかありません。
まあ、最短撮影距離の詐欺疑惑はいったん置いとくとして、結果論としての「撮影倍率」の高さはX70に軍配が上がります。
証拠写真は以下の通り。
出来るだけ寄りたい私の場合はX70の方が使いやすい、という結論になりますね。
あと、こうやって比べれば比べるほど、GRⅡのWBって本当にポンコツですな。食べ物が腐って見えるWB。それがGRⅡ。