(初出:2010/05/25)
(G11)
しばらく使ってみて、改めて思いました。
「G11はいい」
と。
何がいいって、汎用性が高いんです。
そして一眼レフやミルクス(MILCS=Mirrorless Interchangeable Lens Camera System)よりもレンズ込みでコンパクト。
画質は広角側の歪曲に目をつぶれば、コンパクトカメラにこれ以上望まなくてもいいんじゃないかな、と思える程の妥協点を与えてくれます。
端的に言って満足できる画質だと思います。
翻って同じ撮像素子とエンジンを持つS90はどうか?
これも悪くはないんですが、以下の点でG11に及びません。
1)レンズの描写
2)撮影時、フォーカスポイントが動かせない
3)手ぶれ補正能力が明らかにG11より低い
1はまあ気のせいだと言われても「いやいやいや」と思える程違う。
ただし、意地悪なブラインドテストでは全くわからないと思う。
言い換えるとそれくらいの違いしかないわけで、気にならないと言えば気にならない。
でも、なんかG11で撮った写真の方がビシっとしている気がするんですよね。
2は諦めればまあ諦められるけど、動かせるとわかると俄然動かして撮るのが私だと言う事が改めてわかりました。
動かせないより動かせる方がずっといいでしょう?
3は人に依るかも知れないけど、G11の方がS90より一段以上いいと思います。
もちろん私に限った話なんですが。
そんなこんなで通勤鞄カメラとしての稼働率が俄然高いG11。
実はDP1sとDP2sもどちらかを必ず鞄に放り込んでいるんですが、イザとなると、というかイザって時ほど全く出番がないわけで。
とは言えこの二台は「別枠」なので手放すつもりも全くありません。一度あの(特殊な?)画像を知っちゃうとね。
ただ、やっぱり軽やかには使えない。
そんなこんなな、私の通勤鞄事情でした。
まる。