(初出:2011/06/13)
(SD1/17-50OS)
「SD1とは、撮った画像をディスプレイにピクセル等倍で映し出して『にへら~』とする為の機材であって、それ以外の用途に使うべきではない」
つまり、ピクセル等倍鑑賞をしない人にはSD1は宝の持ち腐れである、と。
まあ、そういう中間結論だったり。
だってそれ以外の用途にはK-5の方が圧倒的にいいに決まってますもん。
色もプリントも使い回しもデータのハンドリングも、何もかも。
あ、あとレンズもね。
特にブログ用のせいぜいVGA程度のサイズに縮小して使うのがメインだと、SD1ってゴミみたいなカメラだと思いまーす。
K-5の方が一千倍いいと思いまーす。
SD1はピクセル等倍でこそ楽しめるカメラ。
Web用に使ったり、L版、せいぜいA4程度にプリントしたりしても、SD1の持つ「魔力」じゃなくて「魅力」には迫れません。
と言うか、そういう用途だったら、他のカメラとの違いは私にはきっとわからないと思います。
ええ、わかる人にはわかるんでしょうし、そういう人はそれでいいんじゃないかと思います。
あくまでも私の考えですから。
そもそも武藤さんというかSD1やSD15を始めとするFoveonって色が異常ですからね。まさに別世界の色を見せてくれる不思議カメラですから。
なので、他機と比べても意味は無いと思われます。
ピクセル等倍で恍惚に浸りたいなら、SD15やDP系でまずは始められた方がいいかもしれません。
SD1でエクスタシーを感じようと思うとちょっと色々作法がめんどくさいので、値段も含めじっくり考えた方がいいように思います。
私なんか返品できるものならしたいなあって思ってたり……。
どちらにしろ他人におすすめできるような「シロモノ」ではないように思います。
と。
今回は前置きが長くなりましたが、使い勝手についてのグチを。
◆使い勝手 その1
軍艦部の液晶表示を無くしたので、背面液晶がステイタスディスプレイを兼ねると勝手に考えていました。
で。
……。
不便になっただけでした。_ノ乙( 、ン、)_
液晶パネルの電源制御のノウハウがほとんどないんでしょうね。
だから常時点灯させるステイタスディスプレイ機能は付けられない。
だって付けたらあっという間にバッテリが空になりますから。
SD15だってものすごいバッテリ食いでしたから、武藤さんは相当大食らいなんだろうなと予想はしています。
が、バッテリのテストなんてしませんよ。(^_^;)
期待しないように。
そんなのはどこかの誰かがやってくれるでしょうし、教えていただければそれでOKです。
というか予備バッテリは必須でしょうね。
幸いいろんなメーカーのいろんなモデルのバッテリが流用できますから、かき集めるといいかもしれません。
◆使い勝手 その2
(E-PL2/LEICA DG45)
武藤さんの外見で特徴的なのは、シャッターボタンの横に露出補正ボタンがある事。
Webの写真や届いたカタログなどを見るに付け「使いやすいのか使いにくいのはわからない」感を募らせておりました。
で、使ってみましたよ。
結論(撮る前に出ました。つか早っ)。
使い難っ!
というか、これはボタンの位置じゃなくてダイヤルの位置が悪い。
どっちも!
水平軸のダイヤル(おそらく人差し指で回すシャッターの手前にあるやつ。便宜上primaryダイヤルって事にしよう)はまあ、あそこで行くとしたなら、垂直軸のダイアル(手前の、おそらくは親指で回す事を前提に設置されているやつ。便宜上secondaryダイヤルと呼ぼう)は背面側に落とし込んでいただけないでしょうか?
ファインダを覗きながら露出補正ボタンを押しつつ、secondaryダイヤル(Sダイアル)を回すわけですが、これが……。
「はーい、先生。SIGMAのデザイナーは人間工学というか、右手の指の動きとか間接の動きをちゃんと理解してダイアル配置して欲しいでーす」
手を上げてそう言いたい。
起立してそう叫びたい。
いや、先生に指名されずとも勝手に吠えたい。
私の手がおかしいのか? 指の付き方、関節の可動領域が変なのか???
謎が深まる武藤さんであった。