(初出:2010/06/26)
(SD15/17-70 OS)
SD15の最大の美点は「普通に使える」事につきると思います。
処理速度という切り口における操作性ではSD14でイラララッとした部分は私の使い方ではほぼ解消していると言い切ってしまいましょう。
あ、PowerShot G11のレポートじゃないですから。
念のため。
こういうブツ取りに使う一眼レフとしてはSD15ってどうかなー? と思って撮ってみただけです。
やる前からわかっていたけど、やっぱりもはやライブビューがないと、こういうブツ取りはめんどくさいなあ、と心の底から感じるようになった今日この頃であります。
その辺、理解した上で了解して、次のモデルはライブビュー必須と言うことにしてくれると少なくとも私はうれしいです。Foveonがそういうセンサに生まれ変われるかどうか、ですね。
ところで発売早々、いや発売前からSIGMAのRAW現像ソフト、Photo Pro 4が同梱ソフトのバグ取り? で更新されておりました。
笑っちゃうけど、対応の素早さにここは素直に拍手を送りたいと思います。
ありがとう、SIGMA。
もちろん最初からバグなしの方がいいけど、わかっていてもほったらかしのどこかのリンゴ名の会社とは偉い違いですね。あの(どの?)独裁者に、SIGMAの真摯なスピリッツを一気飲みさせてやりたいと心から思った事もあえて記しておきましょう。
さて、そのPhotoPro 4。
気のせいかもしれないけど、処理速度が上がっている(あくまでも「気がする」)。
私はMac版ですが、参考まで。
iMac現行型(Late 2009?)27インチモデルのi7カスタマイズ版。
メモリは微妙な12GB。
この構成でX3ファイルの保存に三秒かかりません。
パラメータの反映にも待たされ感があまりなくて快適と言っていいでしょう。
快適だったので、調子に乗ってカラーモードの違いなんかを比べてみました。
レンズはSD15の標準レンズにしているDC17-70mm OS MACRO HSM
・ニュートラル
・スタンダード
・ヴィヴィッド
・ポートレート
・風景
個人的に緑色の再現が気になるので、ちょうど先週植えたバジルのカイワレでチェックしてみました。
HOYA(PENTAX)のK-7はこういう緑系植物(日本には多い)の色再現が私の好みに合っているんですが、SD15のX3ファイルから好みの色が生成されるとさらにうれしいわけで。
この画像に関してはVIVIDが気に入りました。ええ、派手好きなんです、私。
最後に比較例として、AdobeのPhotoshop CS5(Camera RAW 6.1)でお任せ(自動)モードで現像したものを掲載しておきましょう。
ちなみに(こういう画像ではほぼ無意味と思うけど)レンズプロファイルは手動で合わせてみました。
いやあ、地味ですねー。
つか、Adobeにお任せ現像とか、まずアリエナイんですけどね。