賛否両論があると思うんだよね、のLX100のマルチアスペクト設定。
ただし、1:1だけは単純に4/3のからの3:3的クロップなので除外です。
対応するのは、16:9のハイビジョンアスペクト、4:3のμ4/3的スクウェアアスペクト、そして老人が好む? 3:2のレガシーアスペクト。
これ、対応している事自体は全くもってあっぱれだと思うんですが、LX100の場合、どうにも「ちょっとだまされてない?」的な感情が頭をもたげてしまうんです。
それと言うのもLX100って、センサはμ4/3の1600万画素ものを使用しているにも関わらず1200万画素になってます。
そう。多くの方がご存じの通り、センサはμ4/3のサイズですが、有効面積はそれより一回り(いや、二回り?)小さくなっているんです。原因はもちろん「真のマルチアスペクト」とやらのせいです。
敢えて言いましょう「せい」である、と。
だって75%しかないんですから。
μ4/3の大きなセンサを使ったコンパクトカメラ、という売りなのですが、実際は二回り以上小さいセンサを積んだカメラと見なすべきでしょう。
それでもまだ多少(10%ほど)1インチセンサよりは大きいんですが、μ4/3よりライバルは1インチセンサ系と見た方がいいでしょう。
ちなみにSONYの1インチ系のRX100/IIIは2000万画素。画素の余裕がかなり違いますのでセンサに関してはRX100系の方にアドバンテージがある様に思います。
RX100系はかなりコンパクトですけどね。
もっとも実質のセンササイズが小さくなるという事はその分レンズを小さくできるという事でもありますし、アリモノを使っての落とし所が絶妙なのだと良い意味で捉える事もできますね。
で、何が言いたいのかというとセンサを小さくしてまで「真のマルチアスペクト」を搭載する必要などないんじゃね? という派である、私は。ということです。
素直にμ4/3センサを4:3で使って、4:3ユーザーに最大の恩恵を与えるべき。3:2とか、あとは全部クロップでいいんですよ。別に対して不幸になる人はいないと思うんですが。
「このクラスのカメラを買う人は老人が大多数だろう」
「老人は3:2がクロップだと文句を言ってくる」
「だったらレンズも小さくできるし、老人達は1600万画素なんてイランなんていうし、アリモノのGX7のセンサを流用して、1200万画素分のクロップって事で画角変更無しを売り物にしちゃえばWIN WINじゃね?」
ってな感じでしょうかね。
パースを嫌って望遠側にズームしたとたん、全く寄れないカメラになってしまうLX100にそろそろイラっと来始めているところがあるので来年の2月に発表されると噂のオリンパス版のLX100的カメラが出たらサクっと乗り換える気持が早くもクライマックスになっております。
あ、画質はいいと思います。
レンズいいですね、LX100。
手振れ補正も効きは充分以上で、オートISOの感度は敢えて800に押さえる,何てことをしてもレンズの明るさも相俟ってさほどストレスは感じずにすみそうです。
いえ、私はISO1600でも全然オッケーだと思っているので上限は1600にしてますが。(・∀・)
LX100は結局最大撮影倍率が稼げない事が最大の欠点で、そこに妥協ができれば現状ではかなり理想に誓いコンパクトカメラだろうと思います。
敢えて付け加えるならば、もう少しデザインに何かこう、個性というか引きがあってもいいのにな、と思います。ブスじゃないんだけど、華のない委員長タイプっすね。
個人的にはそういうの好物ですケドね。(・∀・)