(初出:2012/04/25)
◆Nikon D800E ショートレビュー その6
ダブルスロットの愉悦
D800Eの何がいいって、私的に一番いいなあ、と思ったのはこのメモリカードのダブルスロット。
しかもSDカードとCFカードのダブルスロットなので、α900のメモリースティックDuoとCFカードなんていうドチクショーな(すみません>Duoファンの皆様<(_ _)>)組み合わせでないところが素晴らしいです。
なぜなら、Eye-FiがSD(HC)カードだから。
Eye-Fiが問題無く使える事は既に書きましたが、D800Eは今までと違う運用ができるので私的にはあまりに快適になったので、うれしがって敢えて書く事にしました。
何が嬉しいって、
1)SDカード → Jpegのみを記録
2)CFカード → RAWのみを記録
コレです、これ。
さすがにD800Eは3600万画素超なので、Jpeg FineとRAWを合計すると、80-95MBもの容量になります。
いやまあ、ざっと100MBですよ。(・∀・)
Eye-Fi Proは8GB。
80枚~100枚程度しか撮れないということなんですよ、おっかさん!
いや、容量の問題もありまうが、そもそもEye-FiでJpegとRAWをどんどんどんどん転送しても、いつまで経っても終わらないわけですよ、これが。
いたずらにD800Eのバッテリを消費するだけなんです。
なので、現実的にはSDカードを引っこ抜いて、カードリーダーでコピーするのが賢者のやることなんです。
が、しかし。
真の賢者はD800Eのダブルスロットの性能を知っているわけで!(・∀・)
(と言うか、メニュー開いたらわかるから、たぶん誰でも知っているわけで)
そういうわけで、JpegだけをEye-Fiに記録して、RAWは別途コピーという手法をとることにしました。
最近のカメラが生成するJpegファイルは、本当に優秀になっていてライトな使い方だとそのまま、もしくは軽い修正でOKな場合が多いので、とりあえずはJpegがクラウド(私の場合はflickr)に上がっていればどこからでもアクセス可能になります。
真剣に色々やっちゃうときはRAWですが、数は少ないので手動コピーでOKという感じです。
で。
D800Eのこの方式だと、一つメリットが生まれます。
使用するEye-Fiカードのグレードを下げることができるわけです。
私がProを選んでいる理由はRAWファイルも転送出来るからです。
でもこの方式だとJpegだけでいいので、MOBILEというエディションでOK。
価格はProより2000円ほど安いので。
というか、Pro X2を6枚ほど所有している私にとってはそんな事はもはやメリットにならないのですが、これから買う人にはメリットということで。(・∀・)
なんというか、E-M5もダブルスロットにして欲しい。SD×2でも、SD+micro SDでもいいから!
◆Nikon D800E ショートレビュー その7
D800Eを使っていて、いまだに「うーむ、いいなあ」と思う機能が一つあるので、ご紹介。
いえ、別に全然大した事じゃないんですが、E-M5とかNEX-7とかを使っていていつも思っていた事が、D800Eではクールに、かつスマートに解決されていたので。
それは「電子水準器」
Live ViewではD700に似た水準器がオーバーレイ表示されるわけです。
NEX-7とかと同じノリですね。
というか、SONYがNikonのマネだと思いますが。
で、それはそれでいいんです。D700から進化している二軸水準器だなあ、という感じで。
特筆すべきは、ファインダです。
D800Eのファインダは当然ながらOVFです。
ペンタプリズムです。
光学式です。
でも、電子水準器が表示されるんですよ、野郎ども!(・∀・)
写真のはイメージですが、そういう感じで右端ギリと下側ギリの位置に目立たず、でも気にするとちゃんと見えるという感じで過不足なくビシっと。スキっと。そっと。
EVF陣はLive Viewと同じ表示が出来ちゃうのでそのまま表示しちゃっているんですが、背面Displayで見る感覚とEVFを覗く場合とで表示内容を変えてもらう方がいいなあ、と言う気がします。
全く同じ方が迷いがなくていい、という意見もごもっともなんですが、視線集中度が全く違うので、EVF側は整理してもらう方がいいと私は思うんです。
特に機能的に問題はないんですが、E-M5のあの水準器表示って、E-30あたりからおんなじですが、どうにもチャチというか幼稚というかノーデザインというかなんというかで、いい加減手を入れて欲しいなあ、と。
そこへD800EのOVFにオーバーレイする水準器を見て、「ああ、これがいいよね」と思った次第。
話は変わりますが、D800EのOVFがα900のそれより一割以上劣る、という話は既に書いたとおりですが、こういう表示機能(液晶?)を一枚挟んでいる事がマイナス要因じゃないかな、と思いました。
昔からNikonはOVFに罫線表示したりと、光学ファインダ上に表示デバイスを挟んでいて、それがクリアさをスポイルしているんじゃないかと。
まあ、実際はどうなのかわかりませんが。
ちなみにD800Eの電子水準器、相当ニブいです。水平に対する包容力が大きいというか、水平の概念がおおざっぱというか。
まあ、センシティブ過ぎるのもアレですが、GRD IV(ただし白)くらいの反応がいいんじゃないかなあ、と思う次第です。
ちなみに。
D800Eをどう「呼ぶ」か、ですが、私は「でぃーえいと・だぶるおー・いー」と呼んでます。
ええ、大ウソです。
「でぃーはちまるまるいー」と呼んでます。
※画像はNikonのサイトから無断で拝借しました。(テヘ?)
開店前のよーじやなどをD800Eで。
まあ、こういうどうでもいいショットはD800Eじゃなくてもイーわけです。
手振れ補正がちゃんと働くカメラなら、それこそコンパクトで充分、と思えるショットですね。
でもそれを敢えてD800Eで撮る理由は……
1)その時持ってたのがD800Eだから
2)後で等倍表示して色々とチェックするのが楽しいから
等が考えられます。
ええ、もちろん1) が理由のほとんどですが、2)は付随してきます。
等倍鑑賞の楽しみが過去最高にクライマックスだぜ(古い?)、みたいな?
ちなみによーじやさんって売り上げの97.2%は観光客で、地元の人は誰も買わないという名店?