(初出:2010/05/03)
(E-P2/Lumix 20mm)
オートバイを一台だけ選んで世界旅行してこい、と言われたら……。
私はもちろん、迷わずスーパーカブを選びます。
Lumixのこのレンズは、そんな感じに思えるんですよね。
そういうわけで、今日もフラッと行ってきました、珈琲屋さんHiroへ。マイホームタウンの小野原店です。
今日の印象はかなり×。
店員の数があからさまに少ないな、と思っていたらオーダーして品物が出てくるのに三〇分近くって、ちょっとあり得なくないですかね。
あまつさえ出されたトーストが冷えてる、ってどうよ?
まあ、催促せずに待っている方も待っている方ですが。
文句も言わずにそのトーストを食べたて、ここで文句を言っているヘタレは私ですが。
でもまあ、いろいろと能書きの多い店なのに、オペレーションは二流ですね。
一つ見つけるとどんどん見えてきてしまうのがアラというヤツで、今日は座ったテーブルがいつもと違ったので今まで気付かなかった事が気付いてしまうというおまけ付き。
それは、タバコの煙です。
Hiroは完全禁煙ではなくて、分煙です。
テラス席が喫煙席で、屋内が禁煙席だったのだと初めて知りました。
で、テラスと店内とを隔てたトビラが開閉する度に、たばこの煙と匂いが入ってくるんですよね。
テラスと言っても透明ビニールで囲われた空間なので、そこにいるだけでたばこの煙は移ります。
なので、テラスから出てきた(入って来た?)店員さんが近くに来るとたばこ臭でうえっとなるわけです。
せっかく珈琲の香りを楽しみに来ているのに今日はタバコの匂いを嗅ぎに来たような感じで、この店の印象は急降下。
今まではテラス席への出入り口のない奥まったエリアにいつも席を取っていたのでわからなかったというわけです。
分煙というのは結局ムリがあるなあ、とつくづく思いました。
ご近所にこういう珈琲屋があるのは貴重なんですが、微妙になってしまいました。
近くのカフェ……じゃなくてパン屋、サーニ・サイドは全面禁煙なので大丈夫なんですが、珈琲が不味い。あとこっちは犬がいる。わざわざ珈琲を飲みに行くという目的には合致しません。
スターバックスはそもそも珈琲がマズイので言わずもがな。
いい店見つけたかも、と思っていたのに、ちょっと喪失感を感じた今日この頃でした。
たぶん今日は普段より店員が三人くらい少なかったんじゃないでしょうか。
というか、月曜日ですから、平日シフトの人員しか確保できなかったのかもしれません。でも、平日とは言えGWなので客は休日以上にいて順番待ちが出る程ですから。
ちなみに店員の動きをちょっと観察していましたが、段取りが劣悪でした。あれじゃ三〇分待たせるわけだ、みたいな。
「ハイ、ちょっと全員集合。段取り決めまーす」とやりたい気分。
能書きを垂れる前にやることはいろいろありそうな店でございました。
いや、私はまだ見捨てません。
もう少し様子を見てみるつもりです。
で、タイトルの事をすっかり忘れていましたが、Lumixの20mm f1.7というレンズはあまり使いたくない「万能レンズ」という言葉をついつい使ってしまうくらい、「普段はもう、これ一本でいいじゃん」と思わせるレンズです。
何しろ20cmまで寄れるところが素晴らしいです。
DP2sが28cmだそうですが、これはたった8cmではなく「8cmも違う」と言える程の差を生みます。
(E-P2/Lumix 20mm)
上の二枚の写真はDP2sだとクローズアップレンズを装着して撮影することになります。
面倒です。実に。
マメにそういう事をされる方にとっては面倒でも何でもないんでしょうが、カメラ一台もってフラッと出歩くなんていうノリでは使いにくいんです。
でも、Lumix 20mmさえあれば、大丈夫。テーブルフォトだってご覧の通りでここまで寄れれば充分です。
ちなみにこれでも最短じゃありません。
もっと拡大したいな、と思った時にはトリミングでいいかとあきらめが付きやすい所まで寄れるわけです。
さらに4/3規格(μ4/3ですが)の撮像素子ですから、被写界深度がそれなりにかせぎやすくて、ボッケボケで撮影者はムフフかもしれないけど他人が見せられても意味不明な写真ばかり、というマスターベーション写真を乱造する羽目に陥りにくいのも私はメリットだと思っています。
ボケが欲しい場合は工夫すれば充分稼げる明るさも持っていますし、ね。
私はこのレンズを普段はE-P2に付けっぱなしで使っています。
GF1にはマクロ45mmが付けっぱなしなので、そっちはそれで、こっちはE-P2で、という感じです。
もちろん、その組み合わせだと両方とも手ぶれ補正機能が有効になるという点も重要ですが、個人的な感覚として、E-P2とDG 45mmマクロの組み合わせは相性がそれほど良くないように思うんです。GF1との組み合わせの方がいい絵が撮れます。
20mmの方はどちらでもいい絵が撮れますから、だったらE-P2には20mm、という感じ。
上の写真もE-P2ですけど、結構美味しそうに撮れてたな、と個人的には思っています。
暗めの店内ですが、アベイラブルライトでも手持ちでOKです。
私みたいな手ぶれ大臣? でも1/3秒で等倍鑑賞に堪えられる補正が出来るのはさすがです。
(E-P2/Lumix 20mm)