(初出:2010/11/21)
(E-P2/LEICA DG45)
いやもう、そのデザインセンスに悶絶しそうです、はい。
というか、慣れてしまいましたけどね……。
アレです、アレ。
美人は三日で飽きるけど、○○は三日で慣れる、という太古より伝わる先人の格言ですよ。
GH1のマイナーチェンジ版。
それがGH2。
結論的にはそうなります。
フルモデルチェンジだと思うと「異議あり!」と言うところだけどマイナーチェンジ版だと考えると個人的にGH1から劣化した部分は無いと思う。
値段?
いや、モデル末期の実売価格と比較してはいけないと思うんです、はい。
もっとも空気を読んだ値付けか?と言われると首を縦には振れませんけど。
パナソ的には「フルモデルチェンジですから」と鼻息を荒くしているに違いないと思うんですが、いやはや何とも。ユーザー的にはフェイスリフトにすらなっていないようにしか思えません。
(E-P2/LEICA DG45)
AFが0.1秒?
それがどーした?
G14-140の、しかも18-31mm付近という「チョーピンポイント」な性能言われても。
というか、私、たぶんそんな中途半端な画角、使わないですから。
G14-140だと、使うのは14か140の二つだけでしょ、普通。(いやいやいやいや)
特に暗い望遠端でAF速度を自慢するならまだしも、明るめの、しかもコントラストが検出しやすい広角側でエラそうに言われてもねえ……。
というか、Panasonicのm4/3は基本的にどれもAF速度は充分速いと思いますよ、私。
以前使っていたいわゆる一眼レフより断然速い(事が多い)です。
OLYMPUSの E-P2だと「うーん、もっとがんばれや」と叱咤する場面が多いですが、GF1やGH1だと充分に思えます。
GF1でピントが迷うような被写体は、そもそもD700でもK-7でも全然ダメですから。
で、0.1秒という数字にこだわるのではなく、「よりAFが速うなりましてん」という説明なら「ありがたいこってすなあ」と素直に喜びましょう、うん。
望遠端でいろいろ撮ってみましたが、充分です。K-7に★50-135を付けるより数倍快適です。AFは。
GH2にマイナーチェンジして良くなった事はまだあって、個人的にはボディのフェイシア、表面仕上げの変更が大歓迎です。
GH1からGH2に買い換えたのはその一点に尽きるかも?というくらい。
あのハゲチョロピーになるプロテイン塗装を止めて、結晶塗装風の、つまり普通の仕上げを選んだのは大正解だと思います。もちろん、安っぽい仕上げになってしまいましたがハゲチョロピーより数倍マシです。爪傷なんかも付きやすかったですしね。
その、爪傷が付きやすかったグリップの内側(マウント側)はグリップ全体に貼られたエラストマー(要するに合成ゴム)のおかげでこれも対策済み。
要するに地味なブラッシュアップが施されたマイナーチェンジバージョン。それがGH2っていうわけです。
画質は……。
もともと「こんなもん」という感じなので「こんなもん」感に変化なし。
ちょっと期待していた個人的に隙なジオラマとかミニチュアとかいうフィルターが未搭載なのはやや寂しいですけど。
改悪点をあえて挙げるなら、バッテリが変更された事でしょうか。いろいろお上がらみの事情で各社一斉にバッテリの見直しをやっていますが、互換性を確保しつつなんとかごまかしたオリンパス(E-PL1sのやつ)に比べるとPanasonicは継続ユーザーの予備バッテリへの投資をせせら笑うような仕打ちでちょっとムカっとしました。
だって、GF1と両方持っていこうって思ったらバッテリチャージャー2ついるじゃないですか?
GF2と同じかなーと思ってたけど、全然違うじゃん??
併用を積極的にしたいな、と思っている私のようなユーザーは切り捨てですか、そうですか。
と、まあ、マイナーチェンジは容認しつつも、改悪点もあるGH2、どうよ?的な独り言でした。
あ、デザイン最低ですから。慣れましたけど、最低ですから>Panasonic