にゃんぱす~(‘ω’)ノ
情熱って、急に冷めることがありますよね
今回はそんな哲学的な?テーマを絡めたカスタマイズのお話。
カスタマイズと言えば聞こえがいいですが、要するにちょっとした使い勝手向上のためにショボい小物導入を行ってきたわけですが、そろそろネタがつきました。
なので今回はついに、ようやく、満を持して?エクステリアのカスタマイズの報告をさせていただこうと思います。
カスタマイズというとチケットホルダーとかサングラスホルダーとかじゃなくてイメージ的には「羽、生やしました」とか「アゴ、しゃくりました」とか「知能……じゃなくて車高、下げました」とか「パッと見てわかりやすい」もの、つまりエクステリアに手を入れる方向のものをイメージしがちじゃないでしょうか?
違います?
私はそうなんですけどね。
ともあれ早速エクステリアをいじった話、いってみましょう。
クルマいじりといえば昭和の時代から「(何かの)ステッカーを貼る」ってゆーのが入門というか定番というか、そんな感じだったじゃないですか?
私のそんな例に漏れず、初めて買ったクルマに最初に施したカスタマイズがその「ステッカー貼り」でございました。
こういうことだけは今でも鮮明に覚えているんですよね。
私が初めての愛車に最初に張ったステッカー、それは「FM大阪」のステッカーでございました。
当時、FM局のステッカーをリアバンパーに貼るの、流行ってませんでした?
各FMラジオ局って番組で「バンパーステッカーをプレゼント」とか普通にやってましたよね。
あの頃は民放FM局って少なくて、基本的に地域系FM局のステッカーってこっちじゃFM大阪しかなった感じですかね。
感度が高いサーファー系のクルマにはKIKIとかハワイイのFM局のバンパーステッカーなんかが貼られてましたっけ。
というかバンパーステッカーを流行らせたのはもともとハワイイのサーファーだったという説もありますね。
というわけでFM大阪のステッカーを貼ってみた……というわけではございません。
さすがにね。今はもうラジオとか聴いてないし。(^^;
というかまだあるのかな、FM局のバンパーステッカー。
まあ、今の時代だとステッカーなんて自分でなんでも作れますのででっちあげるのも面白いかもしれませんね、「FM D(efender)」とか。
基本的にステッカー類をベタベタ貼るのは好みではないので、貼るのは最小限にとどめておきたい。でも貼りたい(精神年齢が低いのでステッカーを何かに貼って楽しみたい派)。じゃあ何にしようかな、という感じでいろいろ物色しておりました。
ステッカーを貼る意味を考えつつ選んだのがコレ。あ、右下のヤツは無視してください。
「DEFENDER=アウトドア」というステレオタイプなイメージから妄想を膨らませてアドベンチャー系のものを選びました。
コンパスの指し示すのは「北東」の「山」って感じですよね。色合い的に雪が積もっている風にも見えますし、季節は「冬」。ということで……まさにDEFENDERで信州スキーに行く我が家向けのステッカーでございます。
リアウインドウの黒ブチ部分(視界に関与しない部分)に張ることを想定しておりましたので白をチョイスしました。
実はこれも去年のうちに海外通販で購入しておりました。たしか150円くらいだったと思います。
がんばったんですけど、お約束?でちょっと空気が入りました。
軽くステッカーでジャブを打った後に繰り出すのが渾身のストレート。野球的にはステッカーは釣り玉で、その後に内角低めの速球がくる感じ。
そのストレート的速球?が、今回の本題です。
エクステリアに関しては納車前からちょっと考えていたことがありました。
それはリアのマフラーとエキゾーストパイプ周辺のカスタマイズです。
DEFENDERのリアビューってこういう風になってまして……。
マフラーのいわゆるタイコ部分は無塗装でちょっと寂しいんですよね。
特にブラック系のオプションが入っていると余計にシルバー系の無塗装感が目立つ感じ。
なので私、思ったんです。
マフラーを黒のマット系の耐熱塗料で塗って目立たなくして、ついでにマフラーカッターでも取り付けてシャープな感じに仕上げようかなって。
たぶんですが、これって私以外の多くのオーナーが考えることなんじゃないかと思うんです。
というのもクルマ好きカーオーナー系SNSの「みんから」にある私が所属しているグループ、(Evoque Club Japanという、レンジローバーの初代Evoqueが発売され、感動して買っちゃった人達のオーナーズクラブ)仲間に@rs323さんという方がいらっしゃるのですが、私より少し早くDEFENDERが納車されました。で、@rs323さんがサクっとやちゃったんですよね、最初のカスタマイズの一環として私が考えていたことを。「あー、みなさん考えることは同じなんだな」と同好の士がいたことの喜びとともに「やられた」的な得も言われぬ敗北感が(;’∀’)。
じつはこの@rs323さん、セカンドカーはマツダ ロードスターでして……これまた私が「いつか乗ってみたいクルマ」リストの上位にある車種なんですよ。すなわち私より一足先にDEFENDERとロードスターというけっこう理想的?な組み合わせを実現されていまして、個人的に「先を越された」感漂う妬ま……うらやましいカーライフをお送りです。
リアマフラー周りのカスタマイズの話にもどりますけど、ありがたいことに写真も掲載されてましたので今までイメージの中でとらえていたものをきちんと視覚化することができました。
というのが去年(2024年)の年末あたり。
この辺りで小物系は全てポチり終わっていて、あとはこのマフラー周りをどうするかという課題を残すだけになっていた私ですが、SNS仲間のおかげで「これで後顧の憂い?なく年を越せる」と安心し、年末年始を迎えることになったのです。
年が明けました。
DEFENDERですけど、納車されるまでにはまだ半年近く待つ必要があります。
新年を迎えてもDEFENDERはなかなか迎えられない日々が続きました。
そんな日々を過ごすうち、私の中で何かが少しずつ変わっていきました。
それは「DEFENDER(の納車)を待ち焦がれる熱い気持ち」ともいうべきものが薄れていっていることでした。
ぶっちゃけ「なんかもう、DEFENDERとかどうでもいいかも」と思うようになっていったのです。
理由は私にとっては注文から納車までが長い、いや長すぎることです。
お迎え?の日が近づいている身にとって半年先のことなんてなんかどうでもいい世界のことのように感じてしまった、というのは大げさかもしれませんが、まあ「納車待ち疲れ」みたいな感じなのでしょうね。
DEFENDER注文後、自己満足カスタマイズの為にいろいろネットを漁って楽しんでいた私ですが、年を明けてからはそれがパタっと途絶えてしまいました。
年末にDELICA MINIが納車されて、そっちを楽しんでいるという状況も私の中のDEFENDER熱が消えていく大きな要因になっていたのは間違いないでしょう。「もうこれで充分じゃね?」シンドロームです。
何が言いたいかと言いますと、マフラー周りのカスタマイズのことは納車されてしばらくするまですっかり忘れていたということなのです。
もちろん納車されてから後ろ姿を何回も見てます。
何回も見ているのに全く何の違和感もなくあるがままの?後姿をフツーに受け入れている自分がいたわけです。
でも人類がアレを思い出したように私も思い出したんです。
「そういえばマフラー周りをブラック化しようとしていたんだっけ?」と。
しかし去年の年末に「うん、先人に倣って私も絶対にこれで行こう」と思っていたフルブラック的バックシャン化に対する熱意がすっかり抜け落ちている自分を発見してしまいました。
なんというか、こう「もうこれで充分じゃね?」と。
「私はなんであんなにマフラー周りを黒くする事にこだわっていたんだろう?」と。
しばらくDEFENDERの後姿を眺めながら、そして角度を変えつつ後姿の写真を十数枚ほど撮って、自宅PCでそれをチェックしました。
なんというか直接眺めるのに加えてディスプレイを通してみることによる客観視?を加えて再検討しようと考えたんですね。
あとは例の「みんから」メンバーの「最強のカスタマイズ」写真を筆頭に、導入予定だったカスタムパーツを扱っているショップの写真とか、取り付け動画なども観てみました。
するとやはり昨年末に滾っていた?パッションがほとんど残っていないことを再確認することになってしまったのです。
「別にノーマルでいいじゃん」マインドです。「もうこれで充分じゃね?」シンドロームとも言います。
ただし我がDEFENDERはここまでノートラブル。長く乗れるかもしれない気分が頭をもたげてきていたりしますので「とはいっても軽く楽しむのもいいかもしれない」という新たな気持ちも芽生えました。
その後3日ほどこの問題を放置。
そして4日目になって改めて「軽くでもカスタマイズしてみる気」がまだあることを確認した私は、とりあえず黒いマフラーボックスカバーのみを導入してみることを決めたのでした。
マフラーボックス、つまりいわゆる「タイコ」部分の塗装はなし。
マフラーカッターも不要。
タイコ部分の黒いカードを導入する程度であれば、むしろこれが素の状態、むしろよりナチュラルな雰囲気になるんじゃないかな、と判断しました。
まあ、タイコ部分に耐熱塗装までしちゃうと私の寛容性皆無のディーラーに入庫した際に面倒なことになる可能性を少し考えたのも事実です。
マフラーカッターはかっこいいと思うんですけど、実際にディーゼルエンジンのDEFENDERをしばらくドライブしてみて思ったんです。ああいった「やや戦闘的な造形」は個人的には「DEFENDER D350というキャラクターに合ってないんじゃないかな」と。
あとはそうですね。
「気が変わったらあとから導入したらいいもんね」という先延ばし方式がとれるという逃げ道?もあります。
「やっぱマフラーカッターつけよーっと」
「ペインティッドブラック、やるぜー」
みたいな感じですね。
現時点ではその気にならなかった、ということです。
問題はそのあとでした。
「さて、ポチるか」
とDEFENDERのカスタマイズを専門に?やっているショップのサイトを開いてブツをチェックし、「自分で取り付けるから買う前にもう一度取り付け動画を見てみよう」と、その動画を見ている時でした。
私の中に違和感が芽生えたのです。
「このマフラーボックスガード、かっこいいのかな?」
それは根源的な疑問でした。
今までそんな疑問は全く抱いていなかったのに実際に購入しようと思った直前にコレです。
理由はデザインです。
デザインと言っても、ガードそれ自体の基本デザインには何の問題もないのです。問題は軽量化を兼ねた肉抜きの形状にありました。
「なんで○型の穴なんだろう?」
いや、別に丸穴でいいじゃん。
というか、そこ、突っ込むとこ?
というか今まで全然違和感とかもたなかったじゃないですか。
それなのにここにきて突然なんでそんなことを思ったんですか?
そんな感じでしばらくいろいろとと自問してみました。
結果、違和感の原因がわかりました。
私が見たのはマフラーボックスガードと同時にマフラーカッターを取り付けている動画でした。
つまりセットです。
そして両方とも取り付け終わった状況が映し出されるわけです。
私はそこに違和感を覚えたわけです。
「マフラーカッターは□なのになんで肉抜き穴は○なの?」
そしてさらに○穴形状をディスる言い訳を見つけてしまいました。
「DEFENDERのリアって□モチーフであるべきじゃん」
そう。
私はどうやらマフラーボックスガードの肉抜き穴が○なのが気に入らなかったようなのです。
DEFENDERのリアコンビネーションランプは大小の□、もしくは「長四角」で造形統一されていますし、私なんてそこに惚れてDEFENDERを買ったようなものなんです(大げさですが)。
なのにマフラーボックスガードの肉抜きに突然○が出てくるのは「台無し感」がハンパないというか、「オリジナルよりさらにオリジナルっぽい」雰囲気にしようと思っていた私の美意識を否定する行為に他なりません。
というわけでそのショップのサイトをそっと閉じた私はその目を宮城県の仙台市から世界に向けることにしました。
ええ、ネットで「アナザーチョイス」を探すことにしたのです。
いやあ、全部○ですね。
穴開け加工は○がやりやすいんでしょうね。
というか、モノというか出所は全部同じかもしれませんね。
「やっぱり素のままでいいや」
しばらく探しても「コレ」というモノにたどり着かなかった私はカスタマイズ自体を白紙に戻すことにしました。
というかそもそもやるつもりがなかったのですから、無理にやることもないわけで。
懐も痛まずに済みますしね。
そう思っていた時。
webブラウザーの画面の隅にYoutube動画のリコメンドが上がったりするんですけど、何気無しにそこに視線を移した私はそこにある動画のサムネイルを二度見しました。
それは違うショップが上げているマフラーボックスガードの取り付け動画だったのですが、○穴じゃなかったんです。
「こ、これは」
当然チェックしました。
そして動画を見終わった後、すぐにそのショップのサイトに行くとそのまま件のマフラーボックスガードをポチったのです。
そして1週間ほどして届いたのがこれ。
中はこれ。
厳密に言うと□じゃないのですが、だいたい□と言っていいでしょう。少し離れたところから見たらほぼ□です。
まさに□の反復。
これぞDEFENDER用マフラーボックスガードではないでしょうか。
取り付けました。
どうでしょう?
個人的には今回のテーマである「これが本来のオリジナル」的な雰囲気は醸し出されている気がしますので満足です。
場所が場所なので振動で緩まないかが心配なので、定期的に緩みチェックは必要でしょうね。
以上、ほぼ唯一のエクステリア・カスタマイズの顛末記でございました。
機会があれば@rs323さんの愛車と二台並べてリアの写真を撮りたいな、と思っております。
ちなみに不具合はまだ出て(見つかって)おりません。