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★【三菱 DELICA MINI】青空駐車場対策

やっはろー(*’ω’*)

青空駐車!

日本の夏といえば青空駐車。
それはクルマにとっては拷問とも言える状況。
たぶん。

DEFENDERが納車されたことによって、快適な?マンション駐車場を明け渡すことになったDELICA MINI。
それはすなわち地獄行きということ。
たぶん。

まだ5月だというのにアタリマエのように真夏日になる昨今、パラダイス?を満喫していたDELICA MINIは青空駐車場という地獄でアタリマエのように焼かれ焦がされる日々を過ごすことになると思うと胸が痛みます。

◎発火が怖い

そんなわけで「高温対策」をすることにしました。
具体的に言うと「リチウムイオンバッテリー内蔵製品を撲滅する」ということです。
モバイルバッテリーとかライトとか、その手のバッテリーを使うグッズ類をうっかり車内に常備していないかというチェックです。

で。
1つ見つけました。
いや、この表現は正確ではありません。
確信犯というかわかっていて使っていたので「見つけた」うちには入らないでしょう。

それはTPMS。
タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システムの略で、リアルタイムに各タイヤの空気圧を表示してくれるグッズです。
国産車って標準搭載されてませんよね(DEFENDERにもありませんでしたけど)。
なので配線不要の簡易な後付けモノを導入しておりました。
ディスプレイ側、つまり本体の電源供給は内蔵リチウムイオンで賄うタイプです。充電方法はUSBケーブルに加え、内蔵されている太陽電池からも補充可能なタイプです。

実はもともと車内にはリチウムイオンバッテリーが入っているモノは置かないようにしようと決めていたのでバッテリーレスの有線タイプのモノをあらかじめよういしておりました。
カシムラのコレです。

が。
電源供給がUSBのType Aなんですよ。
でもDELICA MINIはそもそもUSBソケットの数が少なく、どうしたものかとしばらく悩んでいたのですが、めんどくさくなって「とりあえず今の季節ならリスクは少ないだろう」ということで、Amazonで星の数ほど売られている怪しい中華製のTPMSを使っていたのでした。
合言葉は「夏が来る前にちゃんとしよう」でございます。

ちなみにカシムラのコレは「え、このお値段のおクルマなのにTPMSがないザますか?」的なDEFENDERに取り付けました。電源ポートが潤沢にあったので。

★【LAND ROVER DEFENDER 110 X D350】TPMSを導入
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◎夏が来た

というか「DEFENDERが来た」というべきでしょう。
DEFENDERが日本上陸を果たし、納車が現実的になった段階で重い腰を上げることにしました。
「腰掛け」として使っていたリチウムイオン内蔵中華製TPMSに引導を渡す日がやって来たのです。

ちなみにそのリチウムイオン内蔵中華製TPMSですが、「絶対発火しません」と神様が保証してくれたらそのまま使い続けてもいいかな、と思うくらい不満はありませんでした。というか満足しておりました。空気圧表示はほぼ正確なレベルですし、センサーごとのバラツキもありませんでした。一度USBから満充電した後はソーラーパネルからの給電のみで半年近くの間稼働し続けてくれておりました。しかも表示的にはずっと満充電状態です(最初は満充電じゃなかったので表示はちゃんとしていると思われます)。

機能的には、

1.一定時間振動を感知しなければスリープしてバッテリーをセーブ
2.ちゃんと?日本語でしゃべる
3.バックライトは3段階で調整可能(明・暗・切)
4.デザインも邪魔にならないミニマル系

という感じではっきり言ってカシムラのモノより高機能です。

でもバッテリー発火は怖いですからね。
メーカーはダイジョウブというでしょうけどそれって何の保証にもなりませんからね。神様が「そういう風に作ったから絶対発火しないよ」と言ってくれない限り。

というわけでDELICA MINIに導入したのはリチウムイオンバッテリ非搭載の製品です。
というかバッテリどころか本体(ディスプレイ部)レスのタイプを選びました。

スマートフォンのアプリを使ってチェックするタイプの製品ですね。
いちいちスマートフォン側で確認する必要がある為本体がある、つまり常設タイプよりは少し面倒なのは理解できますが、そもそもTPMSってスピードメーターのように頻繁にチェックする必要はないモノです(個人の見解です)。
乗り出し時にチェックするのを習慣化しておけば、あとはあらかじめ設定しておいた空気圧の下限値と上限値のアラートが鳴れば問題はないと考えます。
「いや、俺は天候や気温、走行パターンによる空気圧変化をリアルタイムでモニタリングしたい」という人はアプリを開いたスマートフォンを見やすい位置においておけばいいでしょう。一般的なTPMSとは比べ物にならない大画面でチェックが可能ですしね。

さて、ここで改めて?クルマに装着あるいは導入する重要なアイテムについて我が家が掲げている鉄の掟を思い出してみましょう。

1.充電池非内蔵タイプであること
2.日本メーカーの製品であること

ですが、この方式の製品なら当然ながら1はクリア。
あとは日本メーカーの製品を探すだけ。
そして見つけたのがそもそも日本でタイヤ内TPMSを作っている太平洋工業(株)というB to B企業がC、つまり個人客向けに発売した新製品PMC-0001です。

これってたぶん個人的な精神的な信頼性においてこれ以上の製品はないんじゃね?技適マークの信ぴょう性に疑いを持つ必要もないでしょう。

そう思ってポチりました。
私が購入した時は発表してすぐくらいのタイミングで、その時は楽天市場の公式ショップのみの発売だったと思います。

◎太平洋工業 PMC-0001使用感

この手のアプリ依存の製品は導入時がいちばん面倒です。
アプリをダウンロードするのはまあいいとして、センサーの登録(ペアリング)に少し手間取りました。
というのもアプリ内でカメラを立ち上げてセンサーにプリントされているQRコードを読み取るというのが「簡単な」登録方法なのですが、この手のアプリで立ち上げるカメラ(レンズ)って拡大機能とかないんですよね。しかもスマートフォンアプリが本来持っているズーム(というか拡大)機能も使えない。
つまりピントが合う範囲だとただでさえ小さくて細かすぎるQRコードなので判別しないんです。
厳密には判別してくれたのは2個だけ。あとの2個は手動でコードを打ち込むことによる認識方法でクリア。
というか最初からコード入力方法でやった方がストレスがない気がしましたね。

ちなみに私が使っているスマートフォンはiPhone 13 Pro MAXという古めの端末ですがそんじょそこらの須磨―フォトンのカメラと比べたとしても見劣りはしないはずですけどねぇ。

センサーのバラツキ、正確さは全く問題ありませんでした。
バラツキチェックは同じタイヤを使って付け替え、表示される数値に違いがあるかどうかで判断するのが一番シンプルで簡単な方法です。
正確さは私の手元にあるハンディ空気圧ゲージ(複数のゲージと比較してあるものです)と比べても小数点以下第一位まで同じ数値でした。

サイズはまあこんなものでしょう。


バルブキャップ置換タイプのセンサーは大体同じような大きさですが、最近ようやく小型化の波が訪れてきております。ただしこの太平洋工業のモノは従来のサイズ感のうち、最近主流のやや小さめかな?的な感じです。
もっともこのサイズはダメだっていう人はそもそも外付けタイプのTPMSはあきらめた方がいいかもしれませんね。

というわけでハードウェア的な問題はないのですが、予想していた通りというかやっぱりかというかアプリ側に問題アリです。
ただし「想定していた最悪のシナリオ」みたいなクリティカルなものではありません。
なかなか立ち上がらないとか、ペアリングがすぐに切れるとか表示が消えるとかバグるとか、そいういう事は無いのですが、センサー情報の取得に時間がかかるんです。

「右前タイヤチェック……データを取得しました」
「続いて右後ろタイヤチェック……データを取得しました」

みたいな感じで一輪ずつシリアルにデータをチェックしていくんですけど、1輪あたり5秒から長いと10秒くらいかかる感じ(スマートフォンとセンサーとの位置というか距離に関係しているかもしれません)。

これって実はディスプレイがある普通のタイプでも実は同じ事をやっているのかもしれませんが、起動時に一度チェックしておけばいいかな、と思っている私的にはイラっとする感じなんですよね。
でもまあ、慣れるでしょう?
というか慣れてきております。

◎用意?していたプランB

今まで使ったことがなかったので、このスマートフォン連携タイプのTPMS導入にあたっては「使い物になるんかいな?」という疑義をもっておりました。
なので実は「使い物にならなかった場合」はどうするのか、といういわゆる「プランB」も用意しておりました。

それは「バッテリ内蔵タイプを使い続ける」というもの。
製品を信用するのか?というとそうではありません。信用しないからこその運用です。
それは……「本体を持ち帰る」という運用方法です。
DELICA MINIへの固定方法を面ファスナーにしてキーフォブと一緒に持ち出して、家に帰る際に取り外して持ち帰るわけです。
これで車内放置は避けられます。持ち帰るのを忘れなければ……。

もっともプランAで問題なく運用できてますので、この今のところプランBの出番はありません。

 

Natsumi Amagase

【文書作成の以来、歓迎です】 口は悪いが愛はある? モノ好き(「物好き」ではない)のフツーのサラリーマン。 主にデジタルガジェット、時たま家電ネタが中心です。最近はややもすると自転車ネタに流れる場合も。 お問合せ先:natsumi%mono-ludens.com ※%を@に変えて送付してください

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