やっはろー!(^^)!
知ってます、ジロ?
3週間ぶっ続けで毎日150kmから200kmくらいレースやってトータルで一番短い時間で走り切った人が優勝するという「ちょっと頭おかしいんじゃないの?」と思う(今でも私はそう思う)自転車レースです。
3週間もやるのは「グラン・ツール」といって年間3戦あるんですが、ジロはその初戦になります。
サイクルロードレースに興味がなくてもツール・ド・フランスってのは聞いたことがあるんじゃないスか?「世界3大スポーツ」と呼ばれることもあるくらいですからね。
そのイタリア版です。あとはスペイン版があります。
今回のジロはやる前から「優勝はポガチャル」と決まっているわけですが(いやホンマ)、見ずにはおれない今日この頃。
というわけで今回は自転車関連の話。
GWも終わりスギ花粉の飛散もほぼ終息する時期がやってきました。
ええ、個人的にはこれからが快適なんですよ、サイクリング。本格的なシーズン到来といってもいいでしょう。
まあ、アレです。
GW、現役の皆様にとっては一大イベントじゃないかと思います。楽しまれましたか?
しかし無職で毎日が日曜日な我が家にとってGWは「決して外に出てはいけない期間」っていう意味でございますよ。
もともと人が集まるところは大嫌いな性分ですからGWはかっこうの引きこもりの理由になりますね。
というわけでライトに走っております。
さすがGW。
北摂の山あいは無数のロードバイクで大渋滞……は大嘘ですが、普段の休日、つまり週末の2倍以上のロードバイクに「抜かれました」。対向はもちろんめちゃ多い。
で、ロードバイクが多くなると目に付くのがマナーの悪さ。
こういうのはロードバイクに限らず、ですね。
量の増加は質の低下を伴うのはもはや方程式があるのでしょう。
ほとんど存在しない信号を当然のように無視するのはやめましょうよ。
あと北摂の山道は狭いんですから後ろから車が抜こうとしているのに禁止されている並走を続けるのはあおり運転と何ら変わらないと思いまっせ。
ああいう人たちがロードバイク乗りの心証を地に落とすのですよね。
肩身が狭いぜ。
あとはGWといえばオートバイ。
劇的に増えますね。
で、ロードバイク乗り的な視点で最もヤバいのがこいつらですよ。まあクルマ視点てきにもヤバいのは二輪なんですけど。
なんでカーブで追い抜くかな。レース気分なの?
しかもこっちはわざわざ左端に寄ってるのにスレスレのラインを通るのはなぜ?
テクニックとかそういうレベルを超えて単純に頭が悪いとしかいいようがないオートバイ乗りが増えている傾向にあると思うのは私だけでしょうかね。
皆さん、お互いに安全運転で行きましょう、いや生きましょう。
……というグチを垂れたいのではなくて、今回は個人的にはウキウキする話題なんですよね。
そう。
愛車、TREKのMadone SLRのホイールを替えちゃいました!
前回タイヤ交換をした記事をアップしました。
実は同じタイミングでホイールも変えていたのですよ。
その時使った写真がコレ。
特徴的なのがひっそりと一か所に入っているイエローライン。
以前のホイールはこちら。
わかる人にはわかる。ロードバイク用のホイールで「イエロー入ってる」といえばMAVIC。
名称は【MAVIC COSMIC SLR 45 DISC】です。
チョイスの理由ですが、私にとってはこのホイールがもっとも「ウェルバランス」だと判断したからです。
というかいろんな選択肢の中から選ぶ理由はいつでも「ウェルバランス」ってやつなんでしょうけどね。クルマとかもそうじゃないですか。
とはいえロードバイクのホイールは本体と違ってパーツなので要求されるポイントがそれなりに特殊になります。
それを踏まえて検討要素としたのは次の通り。
・価格
・重量
・ブランド(メーカーと言い換えてもOKなんですが、ここではあえて)
・リムハイト
今回はきちんと価格縛りを行いました。
そうじゃないと無駄に高価なものに手を出してしまいそうですからね。
「無職なんだから」という言葉を念仏のように唱えながらの物色でございました。
具体的には
・価格はアラウンド30万円
・重量は今履いているホイールより「明確に」軽いこと
・ブランドはTREKに装着しても(精神的に)違和感がないこと
・リムハイトは50mm以下
という感じです。
緩いながらも今回私がいわゆる【ブランドしばり?】を行うのにはロードバイク特有の事情があるからです。
というのも、一部の大手自転車メーカーって、自社でパーツも作ってるんですよ。
TREKだとBONTRAGER(ボントレガー)というブランド(完全子会社)で自転車周りの用品をほぼカバーしています。
私のMadoneが履いていたのもそのBONTRAGERブランドのホイールでした。
何が言いたいのかというと、ROVAL(Spcializedのブランド)とかCADEX(GIANTのブランド)とかはいくら内容がよさそうでもTREKのロードバイクに付けるのはちょっとイヤかも、というお話です。
クルマ的に例えるなら、ランチア・ストラトスをJALカラーにペイントする的な?
いや違うか。(^^;)
そう、日産のクルマに「Gazoo Racing」と書かれたホイールを履く、あるいはスバルのクルマに「無限」と赤く書かれた空力パーツを取り付ける、みたいな?
気にしない人は気にしなくていいと思うんですが私は気にする方の人間なので。
ただしネイション、つまり国は気にしません。
つまりアメ車であるTREKにイタリアのカンパニョロとかスイスのDT SWISSを付けるのには抵抗ありません。
というわけで今回の要件を満たして選んだのが既述の通りフランスはMAVICのCOSMIC SLR 45 Discというホイールでございます。
MAVICではCOSMICというのはいわゆるカーボンホイールの名称です。つまりカーボンホイールってことですね。
SLRはグレード名。SLの上位モデルで、つい最近までは最上級モデルでした(今はUltimeteというモデルが追加されました)。
MAVICが最も力を入れた、つまり最上級モデルが30万円クラスっていうのはかなりのバーゲンプライスに思えます(ええ。感覚マヒしてるかもしれませんね(^^;)。
リムハイト(横から見た太さ?)はちょうどいい45mmというのがありましたのでソレを。
軽量化を第一に考えるならより低い32mmのモデルがあるのですが、私のMadoneはいわゆるエアロロードでして、主にヒルクライム用途のリムハイトが低いホイールだと見た目がちょっとアレなんですよね。そう「見た目」です。
私のような貧脚のすちゃらかロードバイク乗りは1gでも軽い方が正義なんですが、それを言っちゃうとそもそも重いエアロロードとか買っちゃう時点で「アウト」じゃん?
そう、エンジョイ系すちゃらかグループに所属するということは「好みのバイクに乗る」ことこそ正義。モチベーションってやつなんですよね。
ちなみに当初は「軽い方がいいから」という正義の理由でBONTRAGERの32mmハイトのカーボンホイールを履いてました。
なのでその反動ですかね。
「今のホイールより軽い=正義のホイール」です。なので今のホイールよりハイトが高いけど軽くなるホイールを探していたのでした。
MAVICと最後まで悩んだのがBONTRAGERのAeolus RSL 51 TLR Discというモデル。
TREKなのでBONTRAGERのホイールはやっぱりブランド相性がいいのとそもそも性能に関する評判がきわめて高いホイールです。
それでも最終的にMAVICに決めた理由は
・価格(MAVICが5万円ほど安い。またリムテープ代がかからないので強いて言えばランニングコスト?もやや低い)
・重量(ホイール単体としての重量はほぼ同じだけどチューブレスタイヤを運用する場合、MAVICはリムテープがいらない構造なのでその分実質的に軽くなる。まあ実質的には微々たるものですが)
の2点。
ショップの店長にいろいろ相談もしてみたのですが「リムテープのメンテナンスが不要」な構造はなんだかんだいって「微妙に楽でいい」という判断になりました。
MAVICやCampagnolo(カンパニョーロ)がこの手の構造を採用していることで有名です。
製造コストが高くなる(製造の手間がかかる)ので他のメーカーでは採用しにくいようですが老舗はその辺にこだわりがあって好感が持てます。
ちなみに重量ですが、COSMIC SLR 45 Discが前後で1440g、Aeolus RSL 51 Discがおなじく1410g。Aeolusの場合はこれにリムテープの重さ(18mm幅で8g~80gまで幅広い)が加わります。
見た目的にはBONTRAGERの方がリムハイトが高くてよりエアロロードっぽくなりますが、リムハイトが高くなると反比例して横風に弱くなる傾向にあります(なので私はちょっとビビっていてMadoneの購入時、50mmのハイトから37mmのハイトに変更した)。
ホイールはリムのハイトやデザイン、軽さにばかり目が行きがちですが、実はハブの性能がかなり重要なんです。
とはいいつつも私のレベルだと性能を語る脚がないので無視してもいいレベルなんですけどね。
ぶっちゃけ迷っているならあとは値段ですよ。5万円安いのは魅力ですし1年くらい悩んで(いやマジで。急いでないから次のタイヤと一緒に交換しようと思っていたんです)MAVICに決めました。
実は3年くらい前に発売された古めのモデルなのですが、高い評価だからこそロングセールを続けており間違いない的な安定感があります。
忘れてましたがホイールを交換した理由も少し。
もともとオーダーしたMadone SLRについていた(標準ではなくグレードを変更したので「つけていた」が正しい)ホイールを履き続けていたのですが、実はちょっとした問題がありまして……。
……というのはウソです。
特に問題などございませんでした。
そうです。替える「必要」はないんです。
じゃあなぜ替えたか?
そりゃあもちろんアレですよ。
「替えたかったから」ですよ。
Madoneも長く乗ってますのでなんというかこう「新鮮味」というか最近の言葉でいうと「味変」をしてみたかったんですね。気分を上げたかったと。
去年、同居人のロードバイクを買い替えたわけですけど、同様にホイールだけじゃなくていっそ私もバイクを買い替えるなんていう選択肢もなきにしもあらず、なんですがこちらは基本的に現在欲しいロードバイクがないので全く考えてません。
というか、次に買うならe-Bikeですよ。年齢的(肉体的?)にも。
できたら大台(70歳)までは100%フィジカルパワーでしかうごかない今のMadoneで頑張ろうと思ってますが……さて。
入れ替えてからそれなりに走りましたので簡単ですが感想も書いておきます。
結論からいいますと「全然違う」です。
私のような貧脚だと前後で100gくらい軽量化するだけだしあまり意味はないだろうなとは思っていたのですが、これがびっくりするくらい違っていて笑っちゃいましたよ。
それも初めて乗ってすぐに違いが分かるくらいです。
私でもわかるんですからそれなりの人だとマジで別物だと思えるでしょうね。
具体的には何が違っているのかというと踏み込んだ際に感じるダイレクト感というかペダルを踏むパワーがロスなく(少なく)駆動力になっている感があるというか、そんな感覚なんですよ。
こればっかりは「比べてみたらわかる」としか言いようがないんですが……。
軽量化のおかげかなとも思ったんですが、走っているうちに「ああ、ハブ(ここではリアのハブ)が違うからだ」と理解しました。踏んだ時の「掛かり」がいいんですよ。
ペダルを踏むとそのパワーがチェーンを通してリアのスプロケットに伝わります。
スプロケットを回す=ホイールが回転する=自転車が前に進むという図式です。
が、実は一部を除いて自転車のスプロケットとホイールって直結されているわけではなくハブを介してホイールに装着されています。ホイールとスプロケットの間にハブがあるからペダルを踏まなくても自転車は前方向には空走してくれますし、逆方向にはパワーが伝達しない仕組みになっています。
で、踏み込んだ時、つまりハブにトルクがかかる時のタイムラグというか精密さというか、それが体感できるほど違うんですよね。
もちろんハブの差だけではなくて物理的に軽くなっていることもプラスに働いているのでしょうけど、結果として登りが少し楽になったのはうれしい誤算でございました。
安くない買い物なので「見た目だけ」じゃなくて性能アップも体感できたのは大変お得でございます。
「買ってよかった」
この満足感があれば、e-Bikeライダーになるまでのあと6年くらいは頑張れそうです。